葬儀屋.JPのSEO対策サービスについて|具体的な実施方法から注意点まで解説

葬儀社様のホームページ運営において、最も重要な施策の一つがSEO対策(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)です。
特に、葬儀業界におけるSEO対策で重要となるのが、「葬儀+地域名」というキーワードでの上位表示です。
地域によっては月間検索数が決して多くない場合もあります。しかしながら、このキーワードで検索する方々は、まさに「今すぐ葬儀社を探している」という緊急性の高い、確度の極めて高い見込み客です。
つまり、問い合わせから実際の施行につながる可能性が非常に高いため、検索数の多寡に関わらず、SEO対策の最優先対象キーワードとして位置づけるべきです。
では、なぜ検索結果の上位に表示されることがこれほど重要なのでしょうか。
その答えは、検索順位とクリック率の関係性を示すデータに明確に表れています。

| ※CTR(Call To Action:行動喚起) : Webサイトや広告などで、ユーザーに「購入はこちら」「資料請求」といった特定の行動を促す要素 |
上記のグラフをご覧いただくと分かるように、検索結果の1位に表示されるページは、デスクトップCTRで約12.4%という高いクリック率を獲得しています。
しかし、2位になると約4.6%と半減し、3位以降はさらに急激に低下していきます。
つまり、検索結果の1ページ目、特に上位3位以内に表示されるか否かで、ホームページへのアクセス数が劇的に変わってくるのです。
具体的な数字で見てみましょう。
例えば、ある地域での「葬儀 地域名」というキーワードが月間10,000回検索されているとします。
検索結果の1位に表示された場合、クリック率12.4%を掛け合わせると、月間で約1,240名の方があなたのホームページにアクセスすることになります。
さらに、そこからお問い合わせに至るコンバージョン率(成果達成率)を控えめに3%と設定すると、月間で約37件のお問い合わせが発生する計算になります。
年間に換算すれば、約440件以上のお問い合わせ機会を得られることになり、そのインパクトの大きさは明らかです。
しかも、これは広告費をかけずに、自然検索(オーガニック検索)から継続的に獲得できる問い合わせです。
一度上位表示を実現すれば、中長期的に安定した集客が見込めるというのが、SEO対策の最大の魅力といえるでしょう。
本記事では、葬儀社専門のWebマーケティングを手掛ける「葬儀屋.jp」が、長年の実績とノウハウに基づき、葬儀社に最適なSEO対策の重要性、具体的な実施方法、そして成果を出すためのポイントについて、詳しく解説してまいります。
もくじ
(1)葬儀社におけるSEO対策の重要性

葬儀というサービスは、お客様にとって極めて非日常的な出来事です。
結婚式や旅行のように事前に計画を立てて準備するものではなく、多くの場合、突然の訃報とともに緊急に必要となります。
そのため、日常生活の中で葬儀社と接点を持つ機会はほとんどなく、多くの方々は「その時」が来て初めて葬儀社を探し始めるという特徴があります。
現代における葬儀社探しの実態
私たちの日常生活を振り返ってみましょう。
旅行先での観光スポット探し、電車やバスの乗り換え案内、出張先でのランチのお店探しなどはこれらの情報収集において、ほとんどの方がスマートフォンやパソコンで、インターネット検索を行っているのではないでしょうか。
このように、インターネットを利用した情報検索は私たちの生活に完全に浸透しています。
特に緊急性の高い情報や、知識の少ない分野についての情報を探す際、多くの人々が真っ先に行う行動が「ネット検索」です。
葬儀についても、まったく同じ行動パターンが見られます。
病院や介護施設、ご自宅でご家族を亡くされた直後、悲しみと動揺の中にありながらも、喪主となられた方は速やかに葬儀社を手配しなければなりません。
そのような切迫した状況下で、多くの方が手に取るのがスマートフォンであり、検索窓に入力されるのが「葬儀 ○○市」「葬儀社 ○○区」といったキーワードなのです。
検索結果に表示されないということの意味
地域で長年営業してきた老舗の葬儀社様、最新の設備を備えた立派な会館を建てたばかりの葬儀社様、毎週欠かさず新聞折込広告を配布している葬儀社様があったとします。
しかし「葬儀 地域名」の検索結果に表示されなければ、上記のような「今まさに葬儀社を探している」お客様の目に触れる機会を失ってしまうのです。
これは単なる「機会損失」という言葉では片付けられない、深刻な問題です。
なぜなら、現代の消費者行動において、検索結果に表示されないということは「存在していない」ことと同義だからです。
どれほど素晴らしいサービスを提供できる葬儀社であっても、お客様がその存在を知らなければ、選んでいただくことはできません。
SEO対策は「おもてなし」の一部

従来、「SEO対策=集客手段」という捉え方が一般的でした。
もちろん、この認識は間違いではありませんが、葬儀業界におけるSEO対策には、もう一つ重要な意味があります。
それは、お客様の行動様式に合わせて、必要な情報を必要なタイミングで提供するという、サービス業としての基本姿勢です。
お客様が「葬儀社を探そう」と思い立った瞬間、その検索行動に対して適切に応えられる状態にあることは、現代における「おもてなし」の一部といえるでしょう。
昔であれば、地域の寺院や自治会長、民生委員などを通じて葬儀社を紹介してもらうのが一般的でした。
しかし、地域コミュニティの希薄化や核家族化が進んだ現代では、そういった紹介ネットワークに頼れない方々が増えています。
そのような方々にとって、インターネット検索は数少ない頼れる情報源なのです。
つまり、SEO対策によって検索結果に適切に表示されることは、「困っている時に、すぐに見つけられる」という安心感を地域住民に提供することにほかなりません。
それは単なる集客手段を超えた、地域密着型の葬儀社として果たすべき社会的責任とも言える取り組みです。
競合との差別化におけるSEOの役割
葬儀業界の競争環境も年々激しさを増しています。
互助会系の大手企業、全国チェーン展開する葬儀社、地域密着型の中小規模事業者などさまざまな葬儀社が、限られた市場でしのぎを削っています。
このような競争環境において、SEO対策で上位表示を実現することは、「選ばれる葬儀社」になるための必須条件と言えます。
検索結果の1位と10位では、ホームページへの訪問者数に大きな差が生まれることも珍しくありません。
つまり、SEO対策の成否が、ビジネスの成否を大きく左右する時代になっているのです。
さらに、上位表示されることで得られるのは、単なるアクセス数の増加だけではありません。
検索結果の上位に表示される企業は、ユーザーから「信頼できる」「有名な」葬儀社として認識される傾向があります。
これは「権威性の転移」と呼ばれる心理効果で、Googleという信頼性の高いプラットフォームに評価されているという事実が、そのまま企業の信頼性向上につながるのです。
(2)対象キーワードの見極め方

SEO対策を効果的に進めるためには、「どのキーワードで上位表示を目指すか」という戦略的な判断が極めて重要です。
闇雲にすべてのキーワードで上位を目指すのではなく、自社の強みや事業目標、競合状況を踏まえて、優先的に攻略すべきキーワードを見極める必要があります。
SEO業界では、対策キーワードを主にビッグキーワードとロングテールキーワードの2種類に分類します(より細かく3分類し、中間を「ミドルキーワード」とする考え方もあります)。
それぞれの特徴と、葬儀業界における具体的な活用方法を見ていきましょう。
ビッグキーワードの特徴と重要性
ビッグキーワードとは、1単語もしくは2単語で構成され、検索エンジンで非常に多くのユーザーから検索される、検索ボリュームの大きいキーワードを指します。
葬儀業界における代表的なビッグキーワードが、まさに「葬儀 地域名」「家族葬 地域名」です。
このキーワードの特徴は以下の通りです。

例えば、「葬儀 品川区」というキーワードで月間1,000回の検索があったとします。
このキーワードで1位表示できれば、月間約120件のアクセスを見込めます。
仮にコンバージョン率が3%だとすると、月間3件、年間では約35件の問い合わせにつながる計算になります。
葬儀一件あたりの平均単価を考えれば、その経済効果は極めて大きいといえるでしょう。
| ※コンバージョン率: Webサイトにアクセスした人のうち、問い合わせなどの成果に至った割合 |
ロングテールキーワードの戦略的価値
一方、ロングテールキーワードとは、2単語以上、多くは3〜4単語で構成される、より具体的で検索ボリュームの小さいキーワードを指します。

これらのキーワードの特徴は以下の通りです。
メリット
- 検索意図が明確:具体的な悩みやニーズを持って検索しているため、コンバージョン率が高い傾向にあります
- 競合が少ない:ニッチなキーワードほど競合が少なく、上位表示の難易度が比較的低くなります
- 早期に成果が出やすい:競争が激しくないため、SEO対策の効果が比較的短期間で現れます
- 専門性をアピールできる:特定の分野に特化したキーワードで上位表示することで、その分野の専門家として認識されます
デメリット・留意点
- 個別の検索ボリュームは小さい:一つひとつのキーワードから得られるアクセスは限定的です
- 多数のキーワードへの対応が必要:ロングテールキーワード戦略では、複数(時には数十)のキーワードに対応したコンテンツ制作が必要になります
例えば、「家族葬 費用 品川区」というキーワードは月間検索数がそれほど多くないかもしれません。
しかし、このキーワードで検索している方は、「家族葬を品川区で行いたい」「費用がどれくらいかかるか知りたい」という極めて具体的なニーズを持っています。
そのため、適切なコンテンツで上位表示できれば、少ないアクセス数でも高い問い合わせ率を実現可能です。
効果的なキーワード戦略の立て方
実際のSEO対策では、ビッグキーワードとロングテールキーワードを組み合わせたハイブリッド戦略が最も効果的です。
推奨されるアプローチ
1.短期的成果(3〜6ヶ月)
比較的競合の少ないロングテールキーワードから攻略を開始し、早期に問い合わせ獲得の実績を作る
2.中期的目標(6〜12ヶ月)
ロングテールキーワードでの上位表示実績を基盤に、徐々にミドルキーワードへと対応範囲を拡大する
3.長期的目標(12ヶ月以降)
最終的には「葬儀 地域名」などのビッグキーワードでの上位表示を目指し、継続的な最適化を行う
このような段階的なアプローチにより、短期的な成果を得ながら、長期的には主要キーワードでの上位表示という目標も達成できる可能性が高まります。
また、キーワード選定においては、以下の要素も考慮する必要があります
- 自社の強み
家族葬に特化している、直葬が得意、ペット葬に対応しているなど、自社の差別化ポイントと合致するキーワードを優先する - 地域特性
都市部と郊外では検索されるキーワードが異なるため、地域の人口動態や競合状況を分析する - 季節性
終活関連のキーワードは春や秋に検索が増える傾向があるなど、時期によって検索動向が変化することも考慮する
このように、対象キーワードを戦略的に見極めることが、SEO対策成功の第一歩となるのです。
(3)葬儀社がおこなえるSEO対策の実施方法

SEO対策の具体的な実施方法について、実践的な観点から詳しく解説していきます。
対策キーワードを定めた後、実際に行うべき施策は大きく分けて①内部施策と②外部施策の2つに分類されます。
それぞれの施策について、葬儀社のホームページに特化した具体例とともに見ていきましょう。
①内部施策について(On-Page SEO)
内部施策とは、自社のホームページ内で実施できるSEO対策のことを指します。
ホームページの構造、コンテンツ、技術的な要素など、自社でコントロール可能な範囲での最適化を行います。
(a) キーワードの適切な配置
ホームページ内の各ページが、狙ったキーワードで検索された際に検索エンジンに適切に評価されるよう、対象キーワードを戦略的に配置していきます。
重要なのは、「自然な文章の流れを保ちながら」キーワードを挿入することです。
具体的な配置箇所

- ページタイトル(titleタグ)
最も重要な要素です。例:「品川区の葬儀・家族葬なら○○葬儀社|24時間対応」 - 見出しタグ(H1、H2、H3)
ページの構造を示す見出しに、自然な形でキーワードを含める - 本文の冒頭部分
ページの最初の100〜200文字程度に、対策キーワードを含めることが効果的 - 画像のalt属性
画像の代替テキストにもキーワードを含めることで、画像検索での表示にもつながる - URL(スラッグ)
可能であれば、URLにもキーワードを含める(例:example.com/shinagawa-kazokusou/)
ただし、注意すべき点があります。
キーワードを過度に詰め込んだ不自然な文章は、かえってユーザーの読みやすさを損ない、結果としてSEO評価も下がってしまいます。
例えば、以下のような文章は避けるべきです。
✖ 悪い例
「品川区の葬儀なら品川区葬儀の専門家である当社にご相談ください。品川区で葬儀をお探しなら品川区の葬儀社である当社が品川区の皆様に最適な葬儀をご提案します。」
〇 良い例
「品川区で葬儀をお考えの皆様、○○葬儀社にお任せください。地域密着で30年、数多くのご家族様に寄り添ってまいりました。家族葬から一般葬まで、ご予算やご希望に応じた最適なプランをご提案いたします。」
このように、ユーザーにとって価値のある情報を提供しながら、自然な形でキーワードを含めることが、現代のSEOにおいて最も重要です。
(b) メタディスクリプションの最適化
メタディスクリプションとは、検索結果ページにおいて、ページタイトルの下に表示される説明文のことです。
ホームページ上には直接表示されませんが、ユーザーがクリックするかどうかを判断する重要な要素となります。
効果的なメタディスクリプションの書き方
- 文字数:120〜160文字程度(スマホでは短く表示されることも考慮)
- 対策キーワードを自然に含める
- ページの内容を正確に要約する
- ユーザーのニーズに応える内容であることを示す
- 行動を促す要素を含める(例:「24時間対応」「無料相談受付中」など)
良い例
「品川区で家族葬・一般葬をお考えなら○○葬儀社にご相談ください。
地域密着30年の実績で、ご予算に応じた丁寧なご提案をいたします。
事前相談無料・24時間365日対応。明瞭な料金体系で安心してお任せいただけます。」
(c) 内部リンク構造の最適化

内部リンクとは、自社ホームページ内の各ページ間を結ぶリンクのことです。
適切な内部リンク構造を構築することで、以下のような効果が得られます。
- ユーザビリティの向上
関連情報に簡単にアクセスできるようになり、ユーザーの満足度が高まる - クローラビリティの向上
検索エンジンのクローラー(Webページを巡回するプログラム)が、サイト全体を効率的に把握できる - ページ価値の伝播
評価の高いページから他のページへリンクを張ることで、サイト全体の評価が向上する
効果的な内部リンクの張り方
例えば、「家族葬のプラン」ページから、以下のような関連ページへリンクを設置します。

その際、リンクテキスト(アンカーテキスト)も重要です。
「詳しくはこちら」ではなく、「家族葬の詳しい流れはこちら」のように、リンク先の内容が分かる表現を使います。
(d) コンテンツの質と量の充実
現代のSEOにおいて、最も重要視されるのが「コンテンツの質」です。
Googleは「ユーザーにとって有益な、オリジナリティのある情報を提供しているか」を評価します。
葬儀社サイトで有効なコンテンツの例
- 葬儀の基礎知識
葬儀の流れ、マナー、宗派による違いなど、初めて葬儀を手配する方向けの情報 - 費用・プラン情報
料金体系を明確に示し、何にどれだけの費用がかかるのかを詳しく説明 - 事例紹介
実際の葬儀事例(個人情報に配慮した形で)を紹介し、具体的なイメージを提供 - スタッフ紹介
どのようなスタッフが対応するのかを示し、安心感を提供 - よくある質問
ユーザーの疑問に先回りして答えることで、信頼感を構築 - 地域情報
地域の寺院、火葬場、返礼品店などの情報を提供し、地域密着性をアピール
これらのコンテンツを、1ページあたり1,000〜2,000文字以上のボリュームで、丁寧に作成していくことが重要です。
②外部施策について(Off-Page SEO)

外部施策とは、自社ホームページの外側、つまり他のWebサイトからの評価を高めるための施策です。
Googleは「他のサイトから推薦されているサイトは、信頼性が高い」と判断するため、外部施策はSEOにおいて極めて重要です。
(a) 被リンク(バックリンク)の獲得
外部施策の中で最も重要度が高いのが、被リンク(バックリンク)の獲得です。
被リンクとは、他の外部Webサイトから自社ホームページへ向けて張られたリンクのことを指します。
被リンクが重要な理由
Googleの検索アルゴリズムの根幹をなす「PageRank」という仕組みは、「多くの高品質なサイトからリンクされているサイトは、それ自体も高品質である」という考え方に基づいています。
つまり、信頼性の高いサイトから多くのリンクを獲得しているほど、検索順位が上がりやすくなるメカニズムです。
被リンクの質を決める要素は、サイトの権威性・関連性・リンクの自然性です。

葬儀社が被リンクを獲得する方法
1.地域の情報サイトへの登録
商工会議所、観光協会、地域ポータルサイトなどに登録
2.プレスリリースの配信
新しいサービスの開始や、地域貢献活動などをプレスリリースとして発信
3.取引先との相互リンク
返礼品店、花屋、寺院、斎場などの関連業者と適切な相互リンクを構築
4.地域イベントへの参加・協賛
地域イベントに参加・協賛し、イベントサイトから紹介してもらう
5.有益なコンテンツの制作
他のサイトが「参考になる」と自然にリンクしたくなるような、高品質なコンテンツを作成
注意点: メールやTwitter、FacebookなどのSNSに貼られたリンクは、基本的にSEO上の被リンクとしてはカウントされません(nofollow属性が付いているため)
ただし、SNSでの拡散により、間接的に被リンク獲得につながることはあります。
| *nofollow属性: 検索エンジンのクローラーに、リンク先を認識しないようにするHTML属性 |
(b) サイテーションの重要性
もう一つの重要な外部施策がサイテーションです。
サイテーションとは、他の外部Webサイト上で、自社の企業名、サイト名、電話番号、住所などが言及されることを指します。
被リンクとの違いは、「リンクが張られていなくても効果がある」という点です。例えば、地域のブログで「○○葬儀社は丁寧な対応で評判が良い」と紹介されるだけでも、SEO上プラスに働くのです。
サイテーションが評価される理由
Googleは、単にリンクの数だけでなく、「どれだけ多くの場所で言及されているか」も評価指標の一つとしています。
特に、ローカルSEO(MEO:地域名を含む検索での上位表示)においては、サイテーションの重要性が高まっています。
葬儀社がサイテーションを獲得する方法
1.Googleビジネスプロフィールの充実
店舗名、住所、電話番号(NAP情報と呼ばれる)を正確に登録
2.各種ポータルサイトへの登録
葬儀ポータルサイト、地域情報サイト、タウン誌のWebサイトなどに情報を掲載
3.SNSでの情報発信
Facebook、Twitter、Instagram などで定期的に情報発信を行い、企業名の認知度を高める
4.口コミの促進
Googleマップ、各種レビューサイトでの口コミを増やすことで、自然とサイテーションが増加
5.NAP情報の統一
全てのWebサイト・SNSで、企業名・住所・電話番号の表記を完全に統一する(特に住所の表記ゆれに注意)
統一表記の重要性の例
✖ 表記がバラバラ
- サイトA:「株式会社○○葬儀社 東京都品川区北品川1-2-3」
- サイトB:「○○葬儀社 品川区北品川1丁目2番3号」
- サイトC:「(株)○○葬儀社 東京都品川区北品川一丁目2-3」
〇 統一された表記
全てのサイトで「株式会社○○葬儀社 東京都品川区北品川1-2-3」と完全に同一の表記にする
このように、外部施策においては「他のサイトから推薦される・言及される」ための、地道な取り組みの積み重ねが重要となります。
つまり、外部施策の本質は「良質な記事、サービスを提供し、自然と評判が広まる状態を作る」ということなのです。
(4)SEO対策の注意点

SEO対策は検索結果上位を目指す上で大変重要な施策ではありますが、間違った方法は逆効果を招く危険性があります。
ここでは、SEO対策を進める上で必ず理解しておくべき重要な注意点について解説します。
①Googleペナルティについて―絶対に避けるべき行為
Googleは、不正な手段で検索順位を操作しようとする行為に対して厳しいペナルティを科します。
ペナルティを受けると、検索順位が一気に圏外へ飛ばされ、場合によっては検索結果から完全に除外されることもあります。
ペナルティの対象となる主な行為
金銭によるリンク購入、過剰な相互リンク、自作自演のリンク構築など。特に「月額○万円で被リンク提供」といった不自然なリンク関連のサービスの利用は明確なガイドライン違反です。
また、以下の行為もペナルティの対象となります。

ペナルティの影響と回復
ペナルティを受けると、それまで積み上げてきた検索順位が失われ、回復には数ヶ月から1年以上かかることもあります。
その間の集客損失は計り知れません。
万が一ペナルティを受けた場合は、違反箇所を完全に修正し、Google Search Consoleから再審査リクエストを送信する必要があります。
しかし、最初から正しい方法でSEO対策を行うことが何よりも重要です。
②成果が出始める時期―忍耐が必要な理由
SEO対策において、検索順位の向上や流入数の増加といった目に見える成果が表れるまでには、一般的に3〜6ヶ月程度の期間を要します。
時間がかかる理由
Googleがサイトの変更を認識し、検索結果に反映するまでには一定の時間がかかります。
これは、クローラーがサイトを巡回してインデックスに登録し、競合サイトとの比較評価を行い、最終的に順位を決定するというプロセスが必要だからです。
また、SEO対策の効果は一気に現れるのではなく、ロングテールキーワード→ミドルキーワード→ビッグキーワードという順に、段階的に成果が積み上がっていきます。
成果が出るまでの期間の目安
- 1〜2ヶ月目:ロングテールキーワードで少しずつ順位が上がり始める
- 3〜4ヶ月目:ミドルキーワードでも順位上昇し、アクセス数が増加してくる
- 5〜6ヶ月目:ビッグキーワードでも上位表示され、問い合わせ数が明確に増加
- 6ヶ月以降:安定した順位を維持し、継続的な集客が実現
競合が少ない地方都市や、ロングテールキーワード中心の戦略では2〜3ヶ月で成果が出ることもありますが、競合が激しい大都市圏やビッグキーワードでは6〜12ヶ月以上かかるケースも珍しくありません。
そのため「1ヶ月で1位表示保証」などの謳い文句を、広告などに掲載している業者には注意が必要です。
正攻法のSEO対策であれば、一定の時間がかかるのは当然であり、長期的な視点で取り組むことが成功への近道です。
③効果計測について―数値で成果を可視化する
SEO対策は実施して終わりではなく、実施後の効果測定と継続的な改善こそが長期的な成功を左右します。
効果計測とは、「施策を実施した結果を、具体的な数値データとして計測・分析すること」を指します。
測定すべき主要な指標(KPI)は、検索順位・オーガニック流入数・コンバージョン数(CV数)とコンバージョン率(CVR)・クリック率(CTR)・直帰率と滞在時間・被リンク率です。

サイトの目的に応じた計測の重要性
ここで重要なのが、自社サイトの目的を明確に理解した上で、適切な指標を計測するということです。
問い合わせ獲得が目的なのか、情報提供が目的なのか、採用応募が目的なのかによって、重視すべき指標は変わってきます。
例えば、問い合わせ獲得型サイトであれば、アクセス数よりもコンバージョン数を重視すべきです。
効果計測に必要なツールとしては、Google Analytics(GA4)、Google Search Console、Googleビジネスプロフィールなどの無料ツールに加え、Rank Trackerなどの検索順位チェックツールも活用すると効果的です。
測定したデータは眺めるだけでなく、必ずPDCAサイクル(計画→実行→測定→改善)を回して、継続的な改善につなげることが重要です。
葬儀屋.jpのSEO対策
「葬儀屋.jp」では、葬儀社専門のSEO対策サービスを長年にわたって提供しており、業界特有の検索動向や競合状況を深く理解しています。
葬儀業界に特化しているからこそ蓄積できた豊富な実績とノウハウがあり、それぞれの地域や競合状況に応じて「本当に狙うべきキーワード」を見極め、競合他社に打ち勝つための戦略的な施策を一つひとつ丁寧に構築しています。
例えば、都市部と郊外では検索されるキーワードが異なります。
また、同じ地域でも競合の状況によって、取るべき戦略は変わってきます。
私たちは、このような細かな違いを見極めた上で、それぞれの葬儀社様に最適化されたSEO戦略をご提案しています。
SEO対策の成果は、単に「アクセス数が増えた」「問い合わせが増えた」というだけにとどまりません。
検索結果の上位に継続的に表示されることで、地域での知名度が向上し、ブランド価値が高まります。
「○○市で葬儀といえば△△葬儀社」という認知が広まれば、SEO経由以外の問い合わせも増加し、総合的な集客力の向上につながります。
また、SEO対策の過程で制作する高品質なコンテンツは、既存顧客へのフォローアップや、事前相談に来られた方への情報提供など、様々な場面で活用できます。
つまり、SEO対策への投資は、単なる集客施策を超えた、総合的なマーケティング資産の構築なのです。
- SEO対策という言葉は聞いたことがあるけれど、具体的に何から始めればいいか分からない
- 自社でホームページは作ったが、全くアクセスがない
- 競合他社が検索で上位に出ているのに、自社は全く表示されない
- SEO業者に依頼したが、効果が感じられない
このような悩みをお持ちの葬儀社様は、非常に多くいらっしゃいます。
SEO対策は専門性の高い分野であり、誰でも最初は分からないことだらけです。
私たちは、そのような不安や疑問に寄り添い、それぞれの葬儀社様の現状、予算、目標に合わせた最適なプランをご提案いたします。
まずは現状のホームページ分析から始まり、競合調査、キーワード選定、具体的な改善提案、実施後の効果測定とフォローまで、一貫してサポートさせていただきます。
「まずは話だけでも聞いてみたい」「現状のホームページを診断してほしい」という段階でも、どうぞお気軽にお問い合わせください。
おわりに~SEOの活用で安定的な集客を~
ここまで、葬儀社におけるSEO対策の重要性から、具体的な実施方法、注意すべきポイントまで、実践的な観点から詳しく解説してまいりました。
SEO対策は、一朝一夕で成果が出るものではありません。
検索順位の向上や流入数の増加には、一般的に3〜6ヶ月程度の時間を要します。
しかし、一度上位表示を実現すれば、広告費をかけることなく、継続的に安定した集客を実現できるという大きなメリットがあります。
これは、毎月広告費を支払い続ける必要があるリスティング広告などとは対照的な、中長期的な資産構築ともいえる取り組みです。
デジタル時代の今だからこそ、インターネット上での存在感を確立することが、葬儀社の持続的な成長につながります。
安定した葬儀施行件数を確保し、地域の皆様に信頼され、選ばれ続ける葬儀社となるために、SEO対策という強力な武器を、ぜひ活用していただければと思います。
葬儀屋.JPでは
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全国の葬儀屋さんのホームページ制作、集客の対応を行なっております。
遠方の場合はまずはオンライン会議を行わせていただきます。
