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葬儀社のホームページに掲載しておきたい弔辞・葬儀のあいさつ文例

葬儀屋JPの弔辞・お悔やみのあいさつ事例

葬儀社ホームページでは喪主・ご遺族様以外に参列者の方もご覧いただくケースがしばしばあります。
目的の多くは葬儀場までのアクセス・交通案内となりますが、一部では弔辞や葬儀のあいさつ文を探している方も多数いらっしゃいます。

スグに参考例を確認したい方はコチラGoogleドキュメントにまとめました)

そこで今回は、各葬儀社さんのホームページで弔辞や葬儀のあいさつ文の事例や参考文の掲載されているところを事例に、どの様な事例や参考文が最適か見ていきたいと思います。

葬儀のあいさつ文例・弔辞例で必ず記載すべき内容

弔辞 お悔やみ

ユーザーが特定のキーワードで検索する目的の多くは、各ユーザーが抱える問題の解決です。
「弔事」や「お悔やみ」と検索した際、上位に表示される葬儀社のサイトには必ず記載されている内容があります。

「お悔やみの伝え方が分からない方」「弔辞を依頼された方」の問題を解決するために必要不可欠な情報ですので、自社サイトにも必ず掲載しておきましょう。

お悔やみの伝え方

葬儀に参列し遺族にあいさつする際に、ほとんどの方はお悔やみの言葉を伝えるでしょう。
しかし葬儀は厳粛(げんしゅく)な弔い(とむらい)の場ですので、遺族にいたわりの声をかける際にも、失礼のない言葉選びが必要です。

声かけのタイミング

通夜・葬儀では遺族も慌ただしく立ち働いていますので、いつ声をかければいいか迷う方も多いようです。
基本的には、開式前・通夜振る舞いや会食中・散会のタイミングなど、遺族の手が空いているタイミングを見計らって声をかけます。
また、受付は故人の親族が担当するケースが多いので、受付でお悔やみを伝えるだけでもよいでしょう。

代表的なお悔やみの言葉

あらかじめ一般的なお悔やみの言葉を知っていれば、葬儀の場で言葉選びに迷わずにすみます。
「お悔やみ申し上げます」「ご愁傷(しゅうしょう)さまです」などは、口頭でお悔やみを伝える際に、もっとも頻繁(ひんぱん)に使われる言葉です。

「お悔やみ申し上げます」は死を悼む(いたむ)弔いの言葉で「故人がなくなって残念で、私も悲しく思っています」といった意味をもちます。
「ご愁傷さまです」は遺族の気持ちに寄り添う言葉で「あなたの心の痛みは良く分かりますが、私はあなたを心配しています」といった気持ちを含む表現です。

「ご冥福(めいふく)をお祈りいたします」も使われることが多いですが、実は使い方に注意が必要な言葉です。この言葉は「死後の幸福を祈る」という意味をもつため、基本的には遺族ではなく故人に向けた言葉となります。そのため遺族に伝える際は「〇〇様のご冥福をお祈りいたします」とすべき言葉です。
また「冥福」という言葉は仏教由来の言葉ですので神式やキリスト教式の葬儀では使えませんし、仏教の中でも教義が異なる浄土真宗の葬儀では使えません。

「哀悼(あいとう)の意を表します」は、故人の死を悲しみ悼む言葉で「あなたと同じように私も悲しく辛い」という気持ちを伝えたい際に使います。
しかし基本的には文語体なので、弔電(ちょうでん)などの文書に使用するのは問題ありませんが、遺族にかけるお悔やみの言葉には向きません。

典型的なお悔やみの言葉も、意味を知ったうえで使えば心がこもった表現になりますので、言葉が表す内容も含めて記載したほうがよいでしょう。

お悔やみを伝える際の注意点

葬儀には多くの方が参列しますので、遺族は1人ひとりにゆっくりと対応するのは難しくなります。
遺族に負担をかけないように、お悔やみの言葉は簡潔(かんけつ)に伝えなければなりません。

故人と親しい間柄であれば、亡くなった理由や死因などが気になるかと思います。
しかし遺族は精神的に大きな負担を抱えていますので、葬儀の場で遺族に死因を尋ねる(たずねる)のは控えるべきです。

また憔悴(しょうすい)している遺族をみると、つい励ましの言葉をかけたくなります。
しかし大切な身内を失った悲しみは、受け止めるまでに時間が必要です。
「頑張って」などの励ましの言葉は遺族の負担になることもありますので、通夜葬儀の席では控えた方が無難でしょう。

宗教別お悔やみの文例

実は代表的なお悔やみの言葉の多くは、仏教の死生観に由来するものです。
死生観は宗教ごとに異なるため、お悔やみの言葉も各宗教で使い分ける必要があります。

神道では、亡くなった方は家の守り神になると考えられており、死を悲しむべきこととは捉えていないため、成仏や供養といった概念はありません。
神葬祭(神式の葬儀)では「御霊(みたま)の平安をお祈りいたします」といった言葉が一般的です。

またキリスト教では亡くなった方は神のもとに召され、いずれ復活すると信じられているため、死を悔やむという考えはなく、むしろ祝福すべきものと捉えられています。
そのためお悔やみではなく「安らかな眠りを心よりお祈り申し上げます」などと、安息を願う言葉が相応しいでしょう。

弔辞を依頼されたら

弔辞 お悔やみ

親しい方の突然の訃報(ふほう)にふれた際に、遺族から弔辞を依頼されることも少なくありません。
弔辞は通夜・葬儀の席で、亡くなった方に対して悲しみの気持ちを表明し、別れを惜しみ弔いの言葉を贈る儀式です。
文章の作成や人前に立つことが苦手な方は、辞退したいと感じるかもしれませんが、弔辞の依頼は特段の事情がない限り受けるのがマナーです。

弔辞の長さ

弔辞の奉読(ほうどく)は通夜・葬儀の式中に設けられ、通常は1~3 名ほどが担当します。
時間的には3~5分ほどですので、文字数も800~1200文字程度が妥当です。

弔辞の作成方法

弔辞は巻紙に毛筆で薄墨(うすずみ)を用いて文面を記載し、奉書紙(ほうしょし)に包むのが正式ですが、現在では便せんにペン書きで白無地の封筒に入れることもあります。
弔辞は奉読後に祭壇に供えられ、葬儀ののちは遺族が大切に保存するものですので、丁寧(ていねい)に心を込めて書きましょう。

弔辞を納める奉書紙または封筒には「弔辞」と表書きします。
弔辞の文面については、ご自身から故人に向けて語りかけるように口語体で書くのが一般的ですが、社葬などの席では文語体を用いるケースが多いようです。

弔辞の内容

弔辞に決まった内容はありませんが、一般的には以下の流れで書きます。

1.故人の死を悼む言葉
2.人の人柄や功績を讃える(たたえる)
3.故人とご自身の関係や、具体的な思い出
4.遺族への慰めの言葉
5.故人の冥福を祈る言葉

弔辞の流れ

弔辞奉読のタイミングは式中に設けられますが、基本的に葬儀の司会者から声をかけられるので心配ありません。弔辞の一般的な流れは以下の通りです。

1.立ち上がって僧侶と遺族に一礼
2.祭壇前に進んで一礼
3.弔辞を包みから取り出し左手に持つ
4.右手で巻紙または便せんを開き、つつみ紙は弔辞の下に右手で持つ
5.遺影に一礼して弔辞を両手で捧げるように持ち、落ち着いて読み上げる。
6.読み終わったら再び弔辞を納め、霊前に正面を向けて供える
7.遺影に一礼したのち僧侶と遺族に一礼して下がる

弔辞を読む際の注意点

弔辞は心を落ち着かせて、ゆっくりと故人に語りかけるように読みます。
できるだけ感情を抑えて、穏やかで静かな口調で読み上げるとよいでしょう。

故人との関係性ごとの弔辞文例

弔辞の内容はご自身と故人との関係性によって変わってきます。
参考までに弔辞の文例を以下に紹介します。

・親しい友人・知人の場合の文例

「〇〇さん 君がもうこの世にいないなんて、信じられない気持ちでいっぱいです。
思い起こせば貴方とは大学入学からの付き合いでした
(故人の人柄や思い出などのエピソード)
ご家族の皆様、〇〇さんとの急なお別れになり、ほんとうにお辛かったことと存じます。
〇〇さん、安らかにお眠りください。」

・会社関係の場合

「〇〇課長のご霊前に、謹んで(つつしんで)哀悼の意を捧げます。
私達は〇〇さんの悲報に接し、みな深い悲しみに包まれております。
(故人の人柄や思い出などのエピソード)
〇〇さんを亡くされたご家族のお気持ちを思うと、かける言葉もありません。
心よりご冥福をお祈りいたします。

他にも複数の葬儀社様サイトに掲載されている文例を、いくつかドキュメントにまとめておりますので、コチラよりご覧ください

使うべきでない言葉

慶事や弔事にまつわる行事では、使うべきでないとされる言葉があります。
葬儀の席で遺族にお悔やみを伝える際や、弔辞の文面に使用しないよう注意が必要です。

忌み言葉(いみことば)を使わない

葬儀などの弔事では「それぞれ」などの重ね言葉(かさねことば)は、不幸が重なることをイメージさせるため使うべきでない「忌み言葉」となります。
さまざま・ますます・くれぐれ・重ね重ねなどの重ね言葉は使用を控えます。
また同様に「繰り返し」や「何度も」などの言葉も使うべきではありません。

直接的な表現

「死ぬ」や「生きる」などの直接的な表現は遺族の心に負担をかけますので、お悔やみや弔事では使うべきではありません。
「逝去」や「生前」「お元気だった頃は」などと言い換えましょう。

加えると効果的な話題

弔辞 お悔やみ

ここまで紹介してきた内容は、多くの葬儀社サイトに掲載されている一般的な内容です。
しかし上記の内容にいくつかの項目を加えれば、他の葬儀社サイトとの差別化に、さらなる効果が期待できます。

会葬できない場合の対応

お悔やみのあいさつや弔辞についてのコンテンツは、基本的に参列することを前提としています。
しかし葬儀に参列できない、または仕事の都合などで参列できるか分からない方向けの項目を追加すれば、参列の可否に関わらずサイトへの集客が可能です。

弔電

葬儀に駆け付けることができない場合の対応として、取り急ぎ弔電を送る方も少なくありません。
しかし弔電を贈る機会は多くないため、依頼の方法が分からない方もいらっしゃいます。

そういった方向けに、弔電サービスを取り扱っている業者を、いくつか紹介することをおすすめします。
弔電の依頼方法は各社異なりますので、弔電サービスを扱っている業者のサイトを以下に紹介します。

・NTT東日本 D-MAIL
・NTT西日本 お悔やみ電報
・KDDI でんぽっぽ
・株式会社KSGインターナショナル e-denpo
・セクションエッグ株式会社 ハート電報
・郵便局 WEBレタックス

供花

供花は葬儀式場の祭壇の付近に飾られる生花で、参列する方、参列できない方のどちらでも贈れます。
葬儀社によっては自社で手配した供花以外受け付けないところもあるため、供花を贈りたい方から葬儀社に依頼するのが一番確実です。

もし自分で花屋やネットで供花を贈る場合は、いくつか注意すべき点もあります。

・遺族に確認をとってから贈る
・宗教に合った花を贈る
・式に間に合うように依頼する
・葬儀社が他社の供花を受け付けているか確認する

上記のような点については、事前の確認が必要です。

後日弔問

葬儀当日に参列できなかった方が、後日弔問に訪れるケースも少なくありません。
弔問とは、お悔やみを伝えるために遺族のもとを訪ねることを指します。
基本的には自宅を訪ねることになりますので、遺族の都合などに対して配慮が必要です。

記事内での効果的な利用方法

上記で紹介した弔電・供花・後日弔問などの事項はメインコンテンツではないので、記事内では簡単に触れるだけで十分でしょう。
また、弔電・供花・後日弔問などの話題は、深く掘り下げると1記事相当のボリュームが必要ですので、それぞれ別記事として作成したほうが有効に使えます。
「弔辞 お悔やみ」の記事で簡単に紹介したうえで、それぞれの記事にリンクを貼っておけば、ユーザーが自社サイト内ですべての問題を解決することも可能です。

おわりに

現在では核家族化や少子高齢化などの影響から、参列者を遺族や近しい親族だけにしぼった家族葬も増えています。
そのため葬儀に参列する機会も減っており、若年層では葬儀に一度も参列した経験をもたない方もいるようです。

今回ご紹介した内容の中には、すでにご存じの事項も多かったかと思いますが、ユーザーにとっては必要な情報となります。
いざ葬儀に参列する段になって、慌てて弔辞やお悔やみの言葉を調べる方は非常に多いと思われますので、しっかり情報提供すれば自社サイトを訪問するユーザーも増えるでしょう。

葬儀の簡略化が進む現在、葬祭サービスを提供する葬儀社からの情報発信は、葬儀に対するユーザーの認識に影響を与える可能性があります。
葬儀のもつ意味や意義に少しでも多くの方が目を向けるきっかけとして、自社サイトでの継続的な情報発信をおすすめします。

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