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葬儀プランと合わせて紹介したいご遺体搬送、寺院紹介、遺品整理サービスの徹底解説

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葬儀社様の主たる業務はもちろん葬儀の施行ですが、そのためには必要となる付帯業務があります。
葬儀に先立って必要となる「遺体搬送サービス」は、ほとんどの葬儀社様で対応されていることでしょう。

また近年では、集客力向上に向けて葬儀本体以外のサービスを提供している葬儀社様も多く、公式ホームページでのアピールに余念がありません。
中でも需要の多い「寺院紹介サービス」や「遺品整理サービス」は、多くの葬儀社様が取り扱っています。

そこで本記事では、葬祭各社の掲載例をもとに「遺体搬送サービス」「寺院紹介サービス」「遺品整理サービス」の掲載方法について解説いたします。
集客力を持つ公式ホームページにするための参考として、ぜひ最後までご覧ください。

ご遺体搬送サービス

医療施設や高齢者介護施設などで亡くなった場合、施設側から当日中の搬送を求められるケースが多いため、早急に安置場所への搬送が必要となります。
現在では遺族自身で遺体を搬送するケースはほとんどなく、葬儀社に搬送を依頼するのが一般的です。

一般的な葬儀において「ご遺体搬送サービス」が必要になるのは、病院などから安置場所への移動、および葬儀式場から火葬場に向かう際の2回です。

*安置場所と葬儀会場が離れている場合は、さらに1回の搬送が必要となります

ご遺体搬送サービスページに記載しておきたい3項目

各葬儀社様の「遺体搬送サービス」紹介ページに共通して記載されているのは、主に以下の3項目です。

  • ご遺体搬送とは
  • ご遺体搬送の流れ
  • 搬送料金について

この3項目については、必要不可欠な情報として自社のホームページに必ず記載しておくべきでしょう。

ご遺体搬送サービスとは

出棺

「遺体搬送サービス」は、一般貨物自動車運送事業のうち「霊柩運送事業」を指し、国土交通大臣から許可を受けた事業者だけが行える事業です。
遺体搬送を行う車両は「営業用自動車」となるため、必ず「緑ナンバー」が装着されています。

「霊柩運送事業」を専門に取り扱う業者もありますが、葬祭事業者が運営しているケースも少なくありません。
しかし一般利用者が「ご遺体搬送サービス」を利用する場合は、葬儀社に依頼するのが一般的で、専門業者に直接依頼することは稀(まれ)です。

冠婚葬祭互助会や大手葬儀社の多くは、社内に「霊柩運送事業」部門を設置する、あるいは子会社化するなどして内製化しています。
一方中小葬儀社では「霊柩運送事業」専門業者へ外注しているケースも多いようです。

このあたりの事情については、葬儀社様は当然ご存じかと思いますが、一般利用者様のほとんどは知識がありません。
自社ホームページからの問い合わせにつなげるためにも、こういった情報は掲載しておいた方がよいでしょう。

ご遺体搬送の流れ

遺体搬送

「ご遺体搬送サービス」を利用される方の中には、家族が亡くなってから慌てて連絡する方も少なくありません。
そういった状況に置かれている方については、公式ホームページのトップに「お急ぎの方」「電話番号」ボタンを設置しておくだけでも、一定の効果が期待できます。

しかしながら、搬送までにある程度時間の余裕がある方は、複数社のホームページを比較してから決めるケースも少なくありません。
精神的に不安定な状況であることに違いはありませんので、記載内容を短時間で理解できるような紹介ページの構成が重要です。

遺体搬送の流れ

上記は葬儀ポータルサイト「小さなお葬式」様の「遺体搬送サービス」ページに掲載されたご遺体搬送の流れですが、非常に分かりやすくまとまっています。

引用元:小さなお葬式 ご遺体搬送サービスページ

遺体搬送の流れは、基本的に「搬送依頼」→「安置場所の決定」→「搬送」→「安置」と、決して複雑ではありません。
しかし未経験の事態に対応する遺族は不安でいっぱいですので、ひとまず「安置」までの流れを把握してもらうことが重要です。

こういった点を考慮すれば、文字だけでイメージを伝えるよりも絵や図を織り交ぜて解説したほうが理解しやすくなりますし、以下のような短い動画であればより効果的でしょう。

ご遺体搬送サービス料金

前述したように「ご遺体搬送サービス(霊柩運送事業)」は、国土交通大臣の許可が必要なライセンス事業ですので、設定費用が適切でないと事業許可が下りません。
そのため各社の設定費用に極端な違いはなく、価格での差別化は難しいといえるでしょう。

最初の10kmの費用を12,000円~20,000円に設定し、超過10kmごとに2,000円~5,000円が加算されるケースが多いようです。
また早朝および深夜の搬送については追加料金が必要となり、日中にくらべ割高になります。

遺体搬送費用

上記は「家族葬のトワーズ」様の「ご遺体搬送サービス」ページに掲載されている料金表です。
こちらのサービスは同業他社からの依頼にも対応しており、必要な情報がすべて記載されています。

引用元:家族葬のトワーズ ご遺体搬送サービス

葬祭各社が用意している葬儀プランの多くには、一定距離(10km~50kmが多い)までの遺体搬送費用が含まれているため、利用者が遺体搬送費用を意識する状況は多くありません。
ただし遠方からの搬送で設定距離を超過する場合、追加料金が発生する点はしっかりと明示しておきましょう。

*明示を怠った場合、行政処分を受ける場合もあります。

「競争激化による淘汰が進む葬儀ポータル業界|概要と現況を解説」

同業他社との差別化を図る

数ある葬儀社の中から、利用者に自社を選んでもらうためには、何らかのかたちで他社との差別化を図る必要があります。
といっても特別なことをする必要はなく、利用者に安心感を与えるよう心がけてページを作成するだけでも効果的です。

「よくある質問」への回答を用意しておく

情報の網羅性を高めようとすると記載内容が冗長になりがちで、結果的に利用者が求める情報を見つけにくいページになってしまいます。
しかし「よくある質問」コーナーを設置しておけば、必要な情報を提供しつつ、ページ全体の印象をスッキリさせることも可能です。

効果的な方法としては「よくある質問」ページへのリンクを設ける、またはクリックしたときだけページが拡張する「アコーディオン式」の表示形式を利用するなどがあります。

参照:Jet B アコーディオンメニューとは?メリット・デメリットも解説

搬送車両の選択肢を掲載しておく

かつて霊柩車といえば「宮型」が一般的でしたが、現在では周辺住民への配慮などからミニバンやシンプルな「洋型」霊柩車が主流になっています。
「宮型」霊柩車を所有している葬儀社も、葬儀業界全体の1割ほどまで減少しているため、利用者が希望しても用意するのが困難な状況です。

しかし、地域によっては「宮型」霊柩車に対して一定の需要があるため、他者との差別化に寄与します。
所有している葬儀社様は、選択肢の一つとして「ご遺体搬送サービス」に掲載しておくことをおすすめします。

東京都昭島市で「ご遺体搬送サービス」を提供している「株式会社 藤交通」様では、車両紹介として7車種を掲載されています。

霊柩車種類

出典:株式会社 藤交通 霊柩車・寝台車

寺院紹介サービス

現在では葬儀のオプションサービスとして「寺院紹介サービス」を提供する葬儀社様も増えています。
「寺院紹介サービス」は利用する方の多いサービスですが、扱い方を間違えると大問題に発展する可能性があるため注意が必要です。

「寺院紹介サービス」については、別途「葬儀社さんのホームページにおける寺院紹介サービス掲載方法まとめ |葬祭各社の実例を参考に解説」で詳細に解説していますので、参考にしていただけると幸いです。

ここでは「寺院紹介サービス」の概要と、注意すべき点について解説いたします。

寺院紹介サービスとは

寺院紹介

近年では無宗教式の葬儀に対応している葬儀社様も増えていますが、実際には仏式での葬儀が大半を占めるといわれています。
しかし現在では菩提寺を持たない方も多いため、葬儀を依頼できる僧侶がいないというケースも少なくないようです。

寺院とのつながりを持たない利用者に対して、葬儀社が親交のある寺院を紹介することは、以前から珍しいことではありませんでした。
しかし、あくまでも利用者に便宜を図るためのサービスで、オプションとして葬儀社が料金を徴収するようになったのは、最近になってからです。

こういった事情から「寺院紹介サービス」については、現在も賛否が分かれるところですが、需要が高いためホームページに掲載しておきたいサービスではあります。
とはいえ、間違いが起これば信頼を失墜させる可能性のあるサービスですので、細心の注意を払って提供することをおすすめします。

寺院紹介サービスを扱ううえでの注意点

「寺院紹介サービス」は、僧侶と利用者をつなげるサービスですので、他のサービス以上に双方への配慮が求められます。
地域密着型の葬儀社様にとって、信用の失墜は命取りになりかねませんので、大手葬儀社様や葬儀ポータルサイトとは掲載方法を変える必要があります。

葬儀社が「お布施」の金額を決めるのは筋違い

お布施

大手葬儀社や葬儀ポータルサイトの「寺院紹介サービス」では、葬儀プランごとに費用を明示しているケースも少なくありません。
中には「お布施」と記載しているケースもありますが、葬儀社が「お布施」を決めるのは行き過ぎた行為です。
利用者にとって、費用が明示されているのは安心かもしれませんが、宗教者への配慮が感じられません。

また葬儀ポータルサイトの中には、利用者から僧侶に渡された「お布施」から半分以上の手数料(一説には75%ともいわれる)を取っているところもあるようです。
こういった条件を受け入れている寺院様もあるのかもしれませんが、仏教界からは反発の声も上がっています。

地域密着型の葬儀社様が同じことをした場合、地域の寺院様との関係が悪化する可能性が高いでしょう。
そのため現在では、大手葬儀社や互助会でも寺院を紹介するだけに留め、金額を明示しないケースも増えています。

地域密着型の葬儀社様が「寺院紹介サービス」を提供する場合も、同様の方法をとった方が無難です。

紹介する僧侶については身元の確認を怠らない

僧侶

一般の方が「僧侶」と聞くと、寺院に所属しているイメージを持つかもしれませんが、実際には寺院に所属せずフリーランスとして活動する僧侶もいます。

フリーランス僧侶の収入源は、葬儀や法要といった仏事でのお勤めとなりますが、葬儀社・葬儀ポータルサイトの「寺院紹介サービス」も含まれているようです。
実際に、葬儀ポータルサイト「やさしいお葬式」を運営する「ライフエンディングテクノロジーズ」様では、フリーランス僧侶向けに業務委託の求人を出しています。

参照:engage 業務委託(フリーランス) 僧侶 / ライフエンディングテクノロジーズ

フリーランスの僧侶であっても、僧籍を持っていれば僧侶に違いはありませんが、利用者の持つイメージとは相違があるでしょう。
またフリーランス僧侶では、何かトラブルがあった場合にも責任を追及するのは困難です。

その点、地域で長く営業を続けている葬儀社様なら、交流のあるお寺様から僧侶を派遣してもらうこともできるでしょう。
地元のお寺と利用者の縁を取り持つことができれば、葬儀後の法要などでもリピート利用が期待できます。

「寺院紹介サービス」を提供するのであれば、地域密着型の葬儀社としての特性を活かすべきでしょう。

遺品整理サービス

葬儀を終えた遺族が直面する問題の一つに、故人の遺品整理があります。
特に賃貸物件に居住していた方が亡くなった場合は、明け渡しなどの関係から早急な対応が必要です。

こういった状況に対応すべく、多くの葬儀社様が「遺品整理サービス」を取り扱い始めているようです。

遺品整理サービスとは

遺品整理

故人の遺品整理は、大切な家族を亡くしたばかりの遺族にとって、精神的にも肉体的にも負担が大きい作業となります。
手元に残したい遺品と、不用品として処分する遺品の仕分けだけでも大変ですが、家具や家電の処分は個人では難しいものも多いでしょう。
こういった作業を代行するのが「遺品整理サービス」となります。

現在では「遺品整理サービス」を取り扱っている業者も多いですが、開業に資格を必要とする事業ではないため玉石混交といった状態です。
しかし葬儀社が手配してくれる「遺品整理サービス」であれば、利用者も安心して任せられるでしょう。

とはいえ「遺品整理サービス」を内製化している葬儀社様は多くないため、ほとんどは外注することになります。
利用者は葬儀社様を信頼して依頼されているのですから、業者選びには細心の注意が必要です。

「遺品整理サービス」関連資格

優良な「遺品整理サービス」業者を選定する際には、作業に必要となる資格の有無が判断材料の一つとなります。
ここでは「遺品整理サービス」業者が持っていた方が安心な資格のうち、特に重要なものをいくつか紹介します。

遺品整理士

「遺品整理士」は国家資格ではありませんが、遺品整理業界の健全化を図ることを目的として設立された、一般財団法人遺品整理士認定協会の認定資格です。
「遺品整理士」資格を取得するためには、廃棄物処理法・リサイクル法など「遺品整理サービス」関連法規に関する知識が必要となります。

必須資格ではないものの、業者としての信頼性を測る目安の一つといえるでしょう

グループ企業として遺品整理事業を運営している千葉県の葬儀社「セレモ」様では、遺品整理士認定証書を「遺品整理サービス」ページに掲載して、信頼性をアピールしています。

遺品整理士

出典:株式会社 セレモ 遺品整理サービス

一般廃棄物収集運搬許可証

遺品整理の際に、不用品として処分する物品を引き取り、処分を行うためには「一般廃棄物収集運搬許可証」が必要となります。
処分遺品は一般家庭から出たゴミですので、事業系の「産業廃棄物」ではなく「一般廃棄物」として扱われます。

「遺品整理サービス」業者自身が資格を持っていなくても、有資格業者に処分を委託すれば問題はありません。
しかし業者選定を行ううえで信頼性を考慮すれば、資格を持っている業者のほうが安心でしょう。

古物商許可証

古物商免許

市場価値のある遺品であれば、処分ではなく買取を依頼することも可能です。
「古物商許可証」をもっている「遺品整理サービス」業者であれば、遺品整理の際に買取を依頼できるため、利用者にとってはメリットとなります。

遺品整理サービスの紹介項目 3選

「遺品整理サービス」を用意している葬儀社様の多くでは、サービスの流れ・サービス内容・費用の3項目について記載されています。
利用者様にとっても最も気になる部分ですので、この3点については明示しておくべきでしょう。

遺品整理サービスの流れ

「遺品整理サービス」の流れは、基本的に「見積もり依頼」「現地確認と見積もり」「正式依頼」「遺品整理サービスの実施」に集約されます。

葬儀ポータルサイト「小さなお葬式」様の「遺品整理サービス」ページでは、非常にシンプルな内容で表現されています

遺品整理の流れ

細かい説明を記載するよりも、このくらいシンプルな方が、利用者様に伝わりやすいかもしれません。

出典:小さなお葬式 遺品整理

遺品整理サービス内容

「遺品整理サービス」としての対応範囲は各社で異なりますが、掲載方法として秀逸と感じたのは「グランドセレモニー」様のページでした。

遺品整理内容

こういった表示方法であれば、対応範囲が利用者に一目で伝わります。

出典:グランドセレモニー 遺品整理ページ

遺品整理サービス料金、その他別途料金について

実際のところ、遺品整理の各現場は状況が全く異なるため「遺品整理サービス」の費用目安を掲載するのは、非常に難しいところです。
費用計算は、部屋の面積や搬出物品の量などをもとに算出されますが、トラック1台当たりの値段を掲載してもイメージしにくいでしょう。

その点「イオンのお葬式」様のページでは写真を多く掲載することで、大まかなイメージが付きやすくなっていました。

遺品整理具体例

具体的な事例を写真付きで掲載することで、費用の違いにも納得感があります。

出典:イオンライフ 遺品整理の流れ

おわりに

今回は多くの葬儀社様で提供されている「ご遺体搬送サービス」「寺院紹介サービス」「遺品整理サービス」について解説いたしました。

今回紹介したサービスは、内製化が難しい中小葬儀社様にとって、直接的に収益を増加させるものではないかもしれません。
しかし少なくとも葬儀の依頼者にとっては利便性の高いサービスですので、顧客満足の向上にはつながるでしょう。

その結果、公式ホームページからの問い合わせが増える、あるいは利用者様の紹介で新規顧客が増加するなどの効果があれば、実質的な成功といえるのではないでしょうか。

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