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葬儀ポータル主要5社┃葬儀プランの掲載方法を比較してみた 

葬儀ポータルサイト プラン

葬儀プランをどの様に掲載するべきか、悩むところ。
価格が安すぎても、品質が悪いものと受け取られてしまう、かといって、高価格のものを表示すると比較された際に、脱落してしまう。
間を取りたいが、どの様にすればいいか分からない。

そこで、ネットからの集客では最も獲得している葬儀ポータルにおける葬儀プランの見せ方をみていきたいと思います。
この記事は2022/03/14日時点のものとなっており、各社様の掲載内容は更新される可能性がありますのであらかじめご了承ください。

葬儀プラン一覧ページの掲載方法・見せ方

葬儀ポータルサイトは葬儀社様に代わって集客する事業ですので、利用者の利便性を追求したページ作りを行っています。
長く事業を継続している葬儀ポータルサイトの構成は、持続的な試行錯誤を繰り返した結果導き出されたものです。
トップページはサイトの顔ともいえる存在ですので、集客に結び付くヒントが見つかるはずです。

小さなお葬式

【公式サイト】https://www.osohshiki.jp/

小さなお葬式プラン一覧

トップページに掲載されているのは「小さなお別れ式」「小さな火葬式」「小さな一日葬」「小さな家族葬」「小さな一般葬」の5プランです。
各プランに「通夜式」「告別式」「火葬」のうち、いずれが含まれているのか一目で分かるよう明示されています。
各プランの表示部分には詳細ページへのリンクが設けられているので、プランに興味を持った利用者が迷わず必要な情報にたどり着けるでしょう。

各プランの表示金額に、事前相談・資料請求による割引(3万円引き)後の金額を掲載することで、利用者に対し事前相談や資料請求を促進しています。
プラン一覧の直下には火葬料金が別途必要な旨が記載されており、追加費用が必要になるケースへのリンクも設けられています。

よりそうお葬式

【公式サイト】https://www.yoriso.com/sogi/

よりそうお葬式 プラン

トップページには直葬(火葬式)の「シンプルプラン」「面会プラン」「自宅安置プラン」の3プランと、家族葬の「一日プラン」「二日プラン」「華やか二日プラン」の3プラン、合計6プランが掲載されています。
各プランに詳細ページへのリンクが設けられている点や、「通夜式」「告別式」「火葬」のどれがプランに含まれるか明示している点、事前相談・資料請求による割引後の金額提示などは「小さなお葬式」様と同様です。

特徴的なのは、プラン一覧の直下に「よりそう満足保障」について記載されている点でしょう。
葬儀終了後に利用者が満足できなかった場合は、火葬費用と宗教者への謝礼以外の全額を返金するという保証制度です。
他の葬儀ポータルサイトでは、あまり行っていないサービスのため差別化が図れますし、利用者にも安心感を与えられます。

DMMのお葬式(旧終活ねっと)

【公式サイト】https://www.dmm-osoushiki.jp/funeral/

DMMのお葬式 プラン一覧

トップページには「コンパクトS」「コンパクトM」「シンプル」「スタンダードS」「スタンダードM」の5つのプランが掲載されていますが、プラン名と金額以外は記載されていません。
各プランの詳細については、プラン名表示部分に設けられたリンク先に記載されており、トップページの構成自体は非常にシンプルです。
他の葬儀ポータルサイトでは、各プラン金額を「〇〇円」と掲載していますが、DMM様では「〇〇円~」と表示しており、各プランの詳細ページに追記料金が発生するケースの具体例も示しています。

またプラン一覧の直下には、プラン選びに迷っている方向けにフローチャートへのリンクが設けられており、はい・いいえを選択することで最適なプランにたどり着ける仕組みになっています。
まずフローチャートで自分の希望に合ったプランを見つけて、そのままプランの詳細ページに進むルートを用意することで、スムーズに利用者をプラン詳細ページに誘導できる非常に効率的な仕組みです。

葬儀社や葬儀プラン選び以前に、自分の希望に合った葬儀形式にすらたどり着けていない利用者にとっては、大変便利な仕組みといえるでしょう。

イオンのお葬式

【公式サイト】https://www.aeonlife.jp/

イオンライフ プラン一覧

提携葬儀社のすべてで利用できる「火葬式」「一日葬」「家族葬」の3プランに加え、東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県限定「シンプル火葬プラン」や、対応葬儀社が限られる「直葬プラン(無宗教火葬)」多数の参列が可能な「一般葬プラン」の合計6プランがトップページに掲載されています。
各プランの金額については、あえて「事前相談・資料請求なし」の金額を掲載しているのが特徴的です。

プラン一覧のすぐ下にはセットプラン比較表のリンクが設けられており、各プランに含まれる物品やサービスを比較するための一覧表が見られます。
各プランの内容が一目瞭然なので、葬儀内容とプラン金額の関係が比較しやすく便利です。
またセットプランに追加料金が発生するケースについても、車両関係・遺体安置・葬儀に分けて詳しく記載されており、それぞれのケースで必要な追加費用の具体的な金額も記載されています。

いい葬儀

【公式サイト】https://www.e-sogi.com/

いい葬儀 プラン一覧

「いい葬儀」様は他の葬儀ポータルサイトとは異なり、各地の葬儀社様を紹介するスタイルで、3社まで一括見積もり依頼できるのが特徴です。
そのため全国一律料金の葬儀プランを定めておらず、トップページにプラン一覧が掲載されていません。
トップページでエリア選択→エリアページで「エリアから探す」「路線から探す」のいずれかをクリック→該当地域の提携葬儀社一覧ページを表示という流れになります。

上記画像は東京都における提携葬儀社の、葬儀形式ごとの最低金額を示したものです。
地域の提携葬儀社一覧ページ内の葬儀社を選択すると、葬儀社ごとに4プラン(直葬・1日葬・家族葬・一般葬)の一覧ページが表示されます。
「いい葬儀安心保障」と記載されている葬儀社については、葬儀後に満足できなかった利用者に葬儀費用(火葬費用・宗教者への謝礼・飲食返礼品費を除く)が返金される保証制度が適用されるので、利用者にとっては安心でしょう。

しかし掲載葬儀社の中にはプラン情報を記載していないケースもあり、必ずしも必要な情報がページ内に掲載されているわけではありません。
葬儀プランを各葬儀社に委ねているのは、今回紹介した他の葬儀ポータルサイトには見られない特徴です。

他の葬儀ポータルサイトにくらべ、利用者が目的の情報にたどり着くまでに手間がかかりますが、他の葬儀ポータルサイトでは確認できない担当葬儀社の詳細情報が確認可能です。
またエリアページでは地域の葬儀費用相場や、地域の葬送習慣などのエリア情報が掲載されているので、利用者が葬儀社を選ぶ際の参考になります。

葬儀プランにおける最低価格の葬儀プランページの掲載方法・見せ方

葬儀ポータルサイトにおいて最低価格のプランは、集客のための重要な要素となります。
しかし、過去に記載内容が景品表示法に抵触して、消費者庁より措置命令や課徴金の納付命令を受けたサイトもあることから、各社とも記載内容については非常に神経を使っている印象です。

最低価格の葬儀プランに含まれる内容については、プラン紹介ページ内に詳しく記載されていますし、各社とも追加料金が必要になるケースがあると明示されています。

小さなお葬式

小さなお葬式最安プラン

最低価格の葬儀プランは「小さなお別れ葬」で、事前相談・資料請求割引(3万円)適用後の費用は、89,000円(税込97,900円)となっています。
宗教儀式なしの直葬で、搬送・安置・火葬のみです。
プランに含まれる内容は以下の通りです。

  • 安置場所までの搬送(50kmまで)
  • 安置施設使用料(預かり安置3日分・面会不可)
  • ドライアイス(3日分)
  • 棺・棺用布団
  • 仏衣一式(納棺時に掛けるのみ)
  • 運営スタッフ
  • 安置場所から火葬場までの搬送(50kmまで)
  • お別れ用花束
  • 手続き代行
  • 骨壷・骨箱

プランページには、事前相談・資料請求なしの通常価格が119,000円(税抜き)である旨が記載されています。
また火葬費用が別途必要なこと、追加料金が発生するケースがあることが明示され、追加費用が必要になる具体的な条件が記載されたページも簡単に表示可能です。

同ページ内には比較対象プランとして、枕飾りや白木の位牌・後飾り祭壇(中陰壇)が付帯した「小さな火葬式139,000円(税込152,900円)」も紹介されています。

よりそうお葬式

よりそうお葬式最安プラン

最低価格の葬儀プランは「よりそう火葬式シンプルプラン」で、資料請求(会員割)・あんしん準備シート割引(5.5万円)適用後の費用は、81,000円(税込89,100円)となっています。
宗教儀式なしの直葬で、搬送・安置・火葬のみです。
プランに含まれる内容は以下の通りです。

  • 安置場所までの搬送(20kmまで)
  • 安置施設使用料(預かり安置2日分・面会不可)
  • ドライアイス(2日分)
  • 棺(標準サイズ)
  • 仏衣一式(納棺時に掛けるのみ)
  • 納棺(遺族の立ち合い不可)
  • 運営スタッフ
  • 安置場所から火葬場までの搬送(50kmまで)
  • 手続き代行
  • 骨壷・骨箱

プラン紹介ページには別途火葬費用が必要になる旨が記載されており、設定距離を超えた搬送(10kmあたり5,500円)や、設定日数を超えた安置(1日あたり11,000円)についてはオプション扱いです。
安置中の面会ができず、お別れ時間も火葬前の3~5分というプランのため、家族の理解を得たうえで利用するよう注意を促しています。

DMMのお葬式(旧終活ねっと)

DMMのお葬式最安プラン

最低価格の葬儀プランは「コンパクトS」で、費用は143,000円(税込)と税込表示のみとなっています。
宗教儀式なしの直葬で、搬送・安置・火葬のみです。
プランに含まれる内容は以下の通りです。

  • 安置場所までの搬送(50kmまで)
  • 安置施設使用料(預かり安置3日分・面会不可)
  • ドライアイス(3日分)
  • 棺(木棺の場合あり)・棺用布団
  • 仏衣一式
  • 納棺(遺族の立ち合い不可)
  • 運営スタッフ
  • 安置場所から火葬場までの搬送(50kmまで)
  • 手続き代行
  • 骨壷・骨箱
  • お別れ用花束

他の葬儀ポータルサイトと異なり、価格表示が税込み価格のみとなっている点が特徴的です。
他社より少しでも安く見せるために、あえて税抜き価格を表示するサイトが多い中では、珍しいケースといえるでしょう。
会員割引制度は存在しますが「コンパクトS」プランは対象外です。

火葬費用が別途必要になること、追加費用が発生する場合があることが明示されており、追加料金の詳細な発生条件が記載されたページへのリンクも分かりやすい場所に設置されています。

イオンのお葬式

イオンライフ最安プラン

最低価格の葬儀プランは「イオンライフのシンプル火葬プラン(東京・神奈川・千葉・埼玉限定)」で、費用は90,000円(税込99,000円)となっています。
宗教儀式なしの直葬で、搬送・安置・火葬のみです。

なお、すべての提携葬儀社が対応可能な最低価格のプランは「イオンライフの火葬式」で、費用は185,000円(税込203,500円)となっています。

「イオンライフのシンプル火葬プラン」に含まれる内容は以下の通りです。

  • 安置場所までの搬送(20kmまで)
  • 安置施設使用料(預かり安置2日分・面会不可)
  • ドライアイス(2日分)
  • 棺(布張り棺)・棺用布団
  • 納棺(遺族の立ち合い不可)
  • 運営スタッフ
  • 安置場所から火葬場までの搬送(30kmまで)
  • 手続き代行
  • 骨壷・骨箱

「イオンライフのシンプル火葬プラン」は、他社のプランと異なり仏衣が含まれません。
またイオンライフ様は他社と異なり、トップページに「家族葬〇〇万円~」といった表示をしていません。

集客に特化した葬儀ポータルサイトでは、最低価格をトップページでアピールするのが定番ですが、イオンライフ様のサイトでは最低価格を前面に押し出したアピールは行っていないようです。

ページ内には「シンプル火葬プランに関する注意事項」「シンプル火葬プランに追加料金が発生する場合」詳細ページへのリンクが設けられているうえに、ページ下部に追加料金の発生条件が記載されています。
棺のサイズアップに追加費用が発生する点にも言及しており、記載内容に法的な瑕疵(かし)が無いよう、細心の注意を払っている印象です。

いい葬儀

いい葬儀最安プラン

前述したとおり「いい葬儀」様のサイトでは、独自のプランを設定していません。
また、基本的には複数の葬儀社から資料を取り寄せて、最大3社から一括で見積もりをとったうえで利用者に葬儀社を選択してもらうという形式のため、葬儀社紹介ページに詳細なプランを掲載していない葬儀社もあります。

ここでは一例として、千葉県内で最安プランを提供している「お葬式の110番」様の「こころで送る火葬式(税込95,700円)」について紹介します。
プランに含まれる内容は以下の通りです。

  • 安置場所までの搬送(10kmまで)
  • 安置施設使用料(預かり安置1日分)
  • ドライアイス(1日分)
  • 枕机一式
  • 白木の位牌
  • 棺・棺用布団
  • 仏衣一式(編み笠・草履・杖)
  • 納棺
  • 運営スタッフ(1名)
  • 安置場所から火葬場までの霊柩車搬送(10kmまで)
  • 手続き代行
  • 骨壷・骨箱
  • お別れ用花束
  • 後飾り祭壇

上記に含まれないものについては、追加料金が発生する旨が記載されています。

葬儀プランにおける最高価格の葬儀プランページの掲載方法・見せ方

各葬儀ポータルサイトにおける最高価格のプランについては、それぞれに重視している要素が異なる印象です。
全般的に多数の参列者を想定した従来型の仏式「一般葬」をベースにプランを組んでいますが、価格を抑えつつ華やかなイメージにするサイトと、顧客満足度の向上を重視して価格を大幅にアップするサイトに分かれています。

小さなお葬式

小さなお葬式最高値プラン

最高価格の葬儀プラン「小さな一般葬」では、各種割引適用後の費用が税込658,900円となっています。
供花一組を加えた豪華な2段祭壇が用意され、火葬場への搬送ではミニバンタイプの搬送車ではなく霊柩車を使用するなど、豪華さを前面に打ち出した印象です。

また式場・火葬場間の移動用に送迎バス2往復分が含まれるなど、参列者への配慮にも余念がありません。
おすすめのオプションも「オリジナルムービー(税込49,500円)」や「生演奏で華やかに(税込49,500円)」など、比較的高価なものが用意されています。

よりそうお葬式

よりそうお葬式最高値プラン

最高価格の葬儀プラン「華やか2日葬プラン」では、各種割引後の費用が税込548,900円と他社に比べ抑えられている印象です。
通常の「2日葬プラン(税込405,900円)」と葬儀内容は同様ですが、祭壇を1.5倍にボリュームアップし大きな棺上花束が追加されるなど、使用する生花を増やしたプランとなっています。
ただし参列者数については30名ほどとされており、一般葬というよりは華やかな家族葬といったイメージです。

DMMのお葬式(旧終活ねっと)

DMMのお葬式最高値プラン

最高価格の葬儀プラン「スタンダードM」では費用が税込698,500円となっていますが、葬儀内容やプランに含まれる物品については特徴的なものはありません。
しかし対応人数については30~100名となっており、式場・火葬場間の送迎バスがプランに含まれるなど、多くの参列者を想定した内容となっています。

これは「DMMのお葬式」様サイト全体に言えることですが、他の葬儀ポータルサイトにくらべページ構成がシンプルで余白を多くとっているため、非常にすっきりして見やすい印象です。
ページ内に記載する情報も最小限に絞られており、詳しい説明が必要な部分には詳細ページへのリンクを設けて情報提供を行っています。

イオンのお葬式

イオンライフ最高値プラン

最高価格の葬儀プラン「イオンライフの一般葬」では、費用が税込720,500円と今回紹介した葬儀ポータルサイトの中では最高値となっています。
内容的には布張りの棺や霊柩車の使用など全体的に豪華になっていますが、他社プランとのもっとも大きな違いは「納棺の儀」がプランに含まれている点です。
故人との最後の時間に重点をおき、遺族のグリーフケアを重視したプラン構成といえるでしょう。

また一般葬らしく会葬礼状も120枚と大幅に増量されており、多数の参列者を想定した内容となっています。

いい葬儀

いい葬儀最高値プラン

「いい葬儀」様のサイトでは各地域の葬儀社を紹介する形式をとっているため、今回は千葉県内でもっとも選ばれている葬儀社「株式会社博全社」様の、最高価格葬儀プラン「一般葬プラン」を紹介します。

費用は437,800円と抑えられていますが、葬儀内容については葬儀ポータルサイトの一般葬と比べても遜色ありません。
多くの参列者に対応できるよう、式場・火葬場間の送迎バスもプランに含まれていますし、会葬礼状も100枚用意されています。

しかし、プランに含まれている安置施設利用やドライアイスの基本設定が1日分となっている点は、葬儀ポータルサイトの4~5日と比較すると、やや心細い印象を受けます。
「いい葬儀」様のサイトで紹介されている各葬儀社様プランのほとんどが、安置日数を1日に設定しているので、サイト独自のルールになっているようです。

各社プランページの共通点

今回紹介した葬儀ポータルサイト5社のページ構成には、いくつかの共通点があります。
集客に特化したポータルサイトの特徴を参考にすれば、自社ホームページの集客力向上も可能です。

葬儀費用が明確

今回紹介した葬儀ポータルサイトの5社のうち「いい葬儀」様以外の4社は、トップページに費用を記載したプラン一覧を掲載しています。
また「地域 葬儀」でネット検索していただくと、検索上位に「いい葬儀」様の地域の葬儀社一覧が入っているのが確認できるでしょう。
その結果、ユーザーが「いい葬儀」様サイトを訪れれば、葬儀費用が記載された各葬儀社のプランが一覧で見られる仕組みとなっています。

かつては葬儀について葬儀社に丸投げする喪主様も多くいらっしゃいましたが、情報化が進んだ現在ではあまり期待できません。
自社ホームページからの集客を目指すうえで、トップページへの費用を明示したプラン掲載が不可欠でしょう。

直葬(火葬式)でも複数のプラン

現在では葬儀における宗教的な儀式の煩雑(はんざつ)さを嫌う利用者も多く、直葬(火葬式)を選ばれる方も増えています。
しかし直葬は非常に簡素な内容となりますので、後悔する方も少なくありません。

こういった状況にも葬儀ポータルサイト各社は、敏感に反応し対策を打っています。
内容については各社異なりますが、火葬前夜に付き添い安置を加えたプランや、出棺前にお別れの時間を設けたプランなどを、トップページや最低価格の葬儀プラン紹介ページに記載しています。

直葬は費用負担が少ないというメリットがあるものの、葬儀としては極端に簡素でデメリットも多い形式ですので、すべての利用者にとって最適なプランとはいえません。
直葬より少し高い価格帯の葬儀プランを複数用意しておけば、直葬という選択を考え直す利用者が増える可能性もあります。

各プランに含まれるものを詳細に明記

葬儀ポータルサイトでは、費用だけでなくプランに含まれる物品やサービスについての詳細な情報が、各プラン紹介ページに掲載されています。
葬儀についてネット検索される方の中には、複数社を比較検討する目的で情報収集する方も少なくありません。
葬儀プランを比較するためには葬儀内容と費用のバランスも重要な要素ですので、ページ内に記載されている情報は必要量を満たしている必要があります。

しかし1つのページ内に大量の情報を詰め込みすぎると、ユーザーに窮屈な印象を与えかねません。
現在では、ユーザーが必要な情報だけにアクセスしやすいような、リンク設置や折り畳み(クリックしたときだけ情報ページが展開する表示方法)などの技術が多数存在します。
こういった方法を利用すれば、ページ内に必要十分な情報を盛り込みつつ、すっきりしたページに仕上げることも可能です。

葬儀マナーなどに関する情報が豊富

葬儀マナーなど葬儀に関する情報は常に一定の需要があり、ネット検索される方も大勢います。
葬儀マナー情報を探している方がサイトを訪れるケースも少なくないため、葬儀ポータルサイトでは葬儀関連情報を頻繁に発信しています。

しかし日本全国をターゲットにしている葬儀ポータルサイトでは、一般的な葬儀マナーなどは紹介できても、地域独特の細かいしきたりまではカバーできません。
一方、地域密着型の葬儀社様では地域独自の葬送習慣に関する情報にも詳しいかと思いますので、そういった情報を発信すれば強みになるでしょう。

地域密着型葬儀社様ホームページとの違い

葬儀ポータルサイトと地域密着型の葬儀社様ではターゲットとなる対象エリアが大きく異なるため、適したページ構成も異なります。
そのためページ構成をそのまま真似ても、効果的とは限りません。

集客に特化したページ構成

集客に特化した葬儀ポータルサイトは、基本的に喪主または遺族にターゲットを絞ったサイト構成になっています。
これは集客面では強みとなりますが、別の面では弱点にもなる諸刃の剣です。

地域密着型の葬儀社様では、参列する方にも目を向ける必要があるため、供花やお供物の注文ページが用意されているケースも少なくありません。
しかしこういったサービスは、対象範囲が広い葬儀ポータルサイトでは提供しにくいサービスとなります。
集客に強い葬儀ポータルサイトの構成を参考にしつつ、参列者向けのサービスを提供することで、地域に強いホームページ作りも可能です。

エリア内の都合の良い葬儀社・式場が選べる

葬儀ポータルサイトを利用すると、希望エリア内の複数葬儀社から都合の良い場所にある式場を選べます。
こういったサービスは地域密着型の葬儀社様には難しくなりますが、複数の式場を所有している葬儀社様であれば、工夫次第で対抗することも可能です。

現在ではSNSやYouTubeなどコストを抑えた情報発信も可能ですので、各式場の情報を積極的に発信してもよいでしょう。

利用者から見た葬儀ポータルサイトの利点

葬儀ポータルサイトの利点

葬儀ポータルサイトを運営する会社のほとんどは、自社で葬祭事業を営んでいるわけではありません。
そのため葬儀ポータルサイトにとっては、葬儀に関する情報の窓口としての集客力が事業継続の重要なポイントです。
集客力のない葬儀ポータルサイトは必然的に淘汰されますが、今回紹介した葬儀ポータルサイトは事業が継続している以上、利用者にとってメリットがあるということになります。

予算が立てやすい

葬儀ポータルサイトの多くでは、いくつかのプランを全国一律料金で提供しているため、利用者にとって必要な費用が分かりやすいという利点があります。
葬儀内容に対する費用の目安にもなるため、希望の葬儀形式に対して予算が立てやすい点もメリットといえます。

各プランを比較しやすい

複数プランを1つのサイト内で比較検討しやすい点も、葬儀ポータルサイトの利点といえるでしょう。
ユーザーが希望エリア内の葬儀社ホームページに全て目を通すのは、とても骨の折れる作業です。
しかし葬儀ポータルサイトをいくつか利用すれば、そういった苦労は必要ありません。

利用可能な支払方法を明記

葬儀ポータルサイトでは利用できる支払方法が明記されており、クレジットカードやローンなどから支払方法を選択できます。
しかし地域密着型の葬儀社様ホームページでは、支払方法に関する言及がないケースも多く見受けられます。

かつては現金のみという葬儀社様も多かったですが、現在ではクレジットカード払いやローンに対応している葬儀社様も少なくありません。
支払方法は利用者にとって重要な情報となりますので、可能な限りホームページに記載しておいたほうがよいでしょう。

まとめ~利用者目線を意識したプランページづくり~

今回は代表的な葬儀ポータルサイト5社を紹介いたしましたが、共通点もある反面、サイトごとに特徴的な構成になっている点もお分かりいただけたかと思います。
基本的には利用者の利便性を追求したサイト構成になっていますので、その点を参考にしていただければ幸いです。

集客に問題を抱えている葬儀社様にとって参考になる点もあれば、地域密着型の葬儀社様には合わない点もあったでしょう。
各葬儀社様には独自の企業理念や運営方針がありますので、ホームページ作りについても効果的な施策はそれぞれ異なります。
しかし、少なくとも葬儀ポータルサイトの構成が集客に強いのは事実ですので、自社に合った部分は取り入れても損はないでしょう。

 

全国対応をおこなう葬儀屋jp

全国の葬儀社さんのホームページ制作・集客のご対応をおこなっております。
遠方の場合はまずはオンライン会議をおこなわせていただきます。