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葬儀ポータル主要5社┃葬儀プランの掲載方法を比較してみた

葬儀ポータル5社アイキャッチ

集客をおこなううえで、ホームぺージでの葬儀プラン掲載をどのように掲載するべきか、悩むところ。

価格が安すぎるプランを羅列させるとお客さまに品質が悪いものと受け取られてしまったり、ブランド価値が損なわれたりする可能性があります。。かといって、高価格のものを表示すると、他社のプランと比較された際に、検討から外されてしまうかもしれません。

そのため、どのように価格設定やサービス設計をすればいいのかわからないといった課題をお持ちの葬儀社さんは多いのではないでしょうか。そこで、ネットからの集客で最も獲得している葬儀ポータル5社における、葬儀プランの見せ方をご紹介します。

大手葬儀社さんの葬儀プラン掲載方法の比較については、『大手葬儀社さんの葬儀プラン掲載方法の比較』をご覧ください。

もくじ

主要葬儀ポータル主要5社の葬儀プランを徹底比較

まずは主要葬儀ポータル主要5社について、プランの最低価格や施工数、割引率などを比較してみましょう。

最低価格(税込)人数表記相談件数事前相談割引イメージカラーインセンティブ設計
小さなお葬式ロゴ86,900円(※1)+火葬料金あり累計相談件数136万件(施行数:44万件~)5万円小さなお葬式カラー表記なし
よりそうお葬式83,600円(※2)+火葬料金あり年間相談件数50,000件・事前相談で最大3万円
・事前割で最大12万円
よりそうお葬式カラー・法要2回目から2,000円割引
・仏壇位牌がクーポン利用で10%割引
・永代供養+合祀墓3,000円割引
・代理海洋散骨プラン3,000円割引
イオンのお葬式ロゴ99,000円あり表記なし最大6万円イオンのお葬式カラー表記なし
いい葬儀ロゴ推計相談件数97万件~事前相談/施行でギフト券最大10,000円分いい葬儀カラー事前相談/施行でギフト券最大10,000円分
安心葬儀ロゴ年間相談件数20,000件~事前相談/施行でAmazonギフトカード最大10,000円分安心葬儀カラー事前相談/施行でAmazonギフトカード最大10,000円分

※1 事前相談・資料請求割引価格適用後
※2 お申込み前日までに、資料請求とあんしん準備シート記入の割引適用後 (会員限定)
※料金は2024年4月時点の情報

独自のプランを提供する葬儀ポータルの最低価格は8万円台~9万円台です。「小さなお葬式」および「よりそうお葬式」の最低金額は、割引適用後の価格である点と別途火葬料が必要な点に注意が必要です。

「イオンのお葬式」の最低料金プランには、火葬料は含まれています。「いい葬儀」「安心葬儀」は葬儀社紹介サイトのため独自プランはありませんが、全国の葬儀社から希望に応じて低価格帯のプランを探せます。

また、すべての葬儀ポータルで事前相談割引サービスを行っています。細かい適用条件は資料請求や会員特典などそれぞれ異なります。

葬儀プラン一覧ページの掲載方法・見せ方

葬儀ポータルサイトがおこなっているのは、葬儀社に代わって集客する事業です。そのため、利用者の利便性を追求したページ作りをおこなっています。

長く事業を継続している葬儀ポータルサイトの構成は、持続的な試行錯誤を繰り返した結果導き出されたものです。トップページはサイトの顔ともいえる存在ですので、集客に結び付くヒントが見つかるはずです。

小さなお葬式の一覧ページ掲載方法・見せ方

小さなお葬式トップ

トップページ掲載プラン・小さな火葬式
・小さな一日葬
・小さな家族葬
・小さなお別れ葬
・小さな一般葬
料金表示事前相談・資料請求による割引(5万円引き)後の金額を掲載
特徴・トップページからプラン詳細へリンク
・プラン直下に追加費用の記載
運営会社株式会社ユニクエスト
公式サイトhttps://www.osohshiki.jp/

トップページに掲載されているのは「小さな火葬式」「小さな一日葬」「小さな家族葬」「小さなお別れ葬」「小さな一般葬」の5プランです。各プランに「安置」「通夜式」「告別式」のうち、いずれが含まれているのか一目でわかるよう明示されています。

各プランの表示部分には詳細ページへのリンクが設けられているので、プランに興味を持った利用者が迷わず必要な情報にたどり着けるでしょう。

各プランの表示金額に、事前相談・資料請求による割引(5万円引き)後の金額を掲載することで、利用者に対し事前相談や資料請求を促進しています。プラン一覧の直下には火葬料金が別途必要な旨が記載されており、追加費用が必要になるケースへのリンクも設けられています。

よりそうお葬式の一覧ページ掲載方法・見せ方

よりそうお葬式トップ

トップページ掲載プラン・シンプルプラン
・面会プラン
・自宅安置プラン
・一日プラン
・二日プラン
・華やか二日プラン
料金表示事前相談・資料請求による割引(1.5~3万円引き)後の金額を掲載
特徴・トップページからプラン詳細へリンク
・プラン直下に追加費用の記載
・「よりそう満足保証」(全額返金保証)
運営会社株式会社よりそう
公式サイトhttps://www.yoriso.com/sogi/

トップページには直葬(火葬式)の「シンプルプラン」「面会プラン」「自宅安置プラン」の3プランと、家族葬の「一日プラン」「二日プラン」「華やか二日プラン」の3プラン、合計6プランが掲載されています。

各プランに詳細ページへのリンクが設けられている点や、「通夜式」「告別式」「火葬」のどれがプランに含まれるか明示している点、事前相談・資料請求による割引後の金額提示などは「小さなお葬式」と同様です。

特徴的なのは、プラン一覧の直下に「よりそう満足保証」について記載されている点でしょう。

葬儀終了後に利用者が満足できなかった場合は、火葬費用と宗教者への謝礼以外の全額を返金するという保証制度です。他の葬儀ポータルサイトでは、あまり行っていないサービスのため差別化が図れますし、利用者にも安心感を与えられます。

イオンのお葬式の一覧ページ掲載方法・見せ方

イオンのお葬式トップ

トップページ掲載プラン・火葬式
・一日葬
・家族葬
・シンプル火葬プラン
・直葬プラン(無宗教火葬)
・一般葬プラン
料金表示・通常料金を掲載
・「そなえ割」適用後の料金も記載
特徴セットプラン比較表へのリンクあり
運営会社イオンライフ株式会社
公式サイトhttps://www.aeonlife.jp/

提携葬儀社のすべてで利用できる「火葬式」「一日葬」「家族葬」の3プランに加え、東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県限定「シンプル火葬プラン」や、対応葬儀社が限られる「直葬プラン(無宗教火葬)」、多数の参列が可能な「一般葬プラン」の合計6プランがトップページに掲載されています。

各プランの金額については、あえて「事前相談・資料請求なし」の通常料金を掲載しているのが特徴的です。一部のプランは「そなえ割」適用後の料金も掲載しています。

プラン一覧のすぐ下にはセットプラン比較表のリンクが設けられており、各プランに含まれる物品やサービスを比較するための一覧表が見られます。各プランの内容が一目瞭然なので、葬儀内容とプラン金額の関係が比較しやすく便利です。

またセットプランに追加料金が発生するケースについても、車両関係・遺体安置・葬儀に分けて詳しく記載されており、それぞれのケースで必要な追加費用の具体的な金額も記載されています。

いい葬儀の一覧ページ掲載方法・見せ方

いい葬儀トップ

トップページ掲載プランなし
料金表示・トップにプラン別料金の例を記載
・各葬儀の料金は詳細ページに記載
特徴・葬儀社ごとに4プラン(直葬・一日葬・家族葬・一般葬)を掲載
・エリア情報を記載
運営会社鎌倉新書
公式サイトhttps://www.e-sogi.com/

他の葬儀ポータルサイトとは異なり、各地の葬儀社を紹介するスタイルで、3社まで一括見積もり依頼できるのが特徴です。そのため全国一律料金の葬儀プランを定めておらず、トップページにプラン一覧が掲載されていません。

トップページで、「県名→地域絞り込み」または「現在地情報」から、該当地域の提携葬儀場・斎場一覧ページを表示する流れです。提携葬儀場・斎場一覧ページ内の葬儀社を選択すると、葬儀社ごとに4プラン(直葬・一日葬・家族葬・一般葬)の一覧ページが表示されます。

いい葬儀料金

「いい葬儀安心保証」と記載されている葬儀社については、葬儀後に満足できなかった利用者に葬儀費用(火葬料金、読経・戒名等の宗教費用を除く)が全額返金される保証制度が適用されるので、利用者にとっては安心でしょう。

しかし掲載葬儀社の中にはプラン情報を記載していないケースもあり、必ずしも必要な情報がページ内に掲載されているわけではありません。葬儀プランを各葬儀社に委ねているのは、今回紹介した他の葬儀ポータルサイトには見られない特徴です。

他の葬儀ポータルサイトにくらべ、利用者が目的の情報にたどり着くまでに手間がかかりますが、他の葬儀ポータルサイトでは確認できない担当葬儀社の詳細情報が確認可能です。

またエリアページでは地域の葬儀費用相場や、地域の葬送習慣などのエリア情報が掲載されているので、利用者が葬儀社を選ぶ際の参考になります。

安心葬儀の一覧ページ掲載方法・見せ方

安心葬儀トップ

トップページ掲載プランなし
料金表示・トップにお見舞い金最大10,000円の旨を記載
・各葬儀の料金は詳細ページに記載
特徴急ぎの葬儀対応について記載あり
運営会社株式会社エス・エム・エス
公式サイトhttps://ansinsougi.jp/

「安心葬儀」は、「いい葬儀」と同じく各地の葬儀見積りやプラン比較ができるサイトです。
トップページから地域を選択すると、希望地域の葬儀社・斎場・火葬場一覧が表示されます。また、「葬儀の種類」「都道府県」「参列人数目安」を選択するだけで無料見積りができる機能も設置しており、手軽に複数社をピックアップできる仕組みです。

特徴は、トップぺージの右上に「!お急ぎの方へ」と記載された赤ボタンが設置されていることです。ボタンをクリックすると、突然の危篤や逝去により早急に対応可能な葬儀社を探す方向けのページに遷移します。「通話無料」「24時間365日」「全国対応」と、急ぎの葬儀に対応可能な旨が記載されています。

安心葬儀

また、トップページには「東証プライム市場上場」「NHKで紹介」など、信頼性が高まる情報が掲載されています。利用者特典についてもわかりやすく記載されており、初めての葬儀でも抵抗なく比較サイトを利用できるでしょう。

葬儀プランにおける最低価格の葬儀プランページの掲載方法・見せ方

葬儀ポータルサイトにおいて最低価格のプランは、集客のための重要な要素となります。

しかし、過去に記載内容が景品表示法に抵触して、消費者庁より措置命令や課徴金の納付命令を受けたサイトもあることから、各社とも記載内容については非常に神経を使っている印象です。

最低価格の葬儀プランに含まれる内容については、プラン紹介ページ内に詳しく記載されていますし、各社とも追加料金が必要になるケースがあると明示されています。

小さなお葬式における最低価格の葬儀プランページの掲載方法・見せ方

小さなお別れ葬

最低価格の葬儀プランは「小さなお別れ葬」で、事前相談・資料請求割引(5万円)適用後の費用は、79,000円(税込86,900円)となっています。宗教儀式なしの直葬で、搬送・安置・火葬のみです。プランに含まれる内容は以下の通りです。

  • 安置場所までの搬送(30kmまで)
  • 預かり安置2日分
  • ドライアイス(2日分)
  • 棺・棺用布団
  • 運営スタッフ
  • 安置場所から火葬場までの搬送(50kmまで)
  • 手続き代行
  • 骨壺・骨箱

プランページには、事前相談・資料請求なしの通常価格が129,000円(税抜き)である旨が記載されています。また火葬費用が別途必要なこと、追加料金が発生するケースがあることが明示され、追加費用が必要になる具体的な条件が記載されたページも簡単に表示可能です。

同ページ内には比較対象プランとして、枕飾りや白木の位牌・仏衣一式・枕飾りなどが付帯した「小さな火葬式159,000円(税込174,900円)」も紹介されています。

よりそうお葬式における最低価格の葬儀プランページの掲載方法・見せ方

シンプルプラン

最低価格の葬儀プランは「よりそう火葬式シンプルプラン」で、資料請求(会員割)・あんしん準備シート割引(1.5万円)適用後の費用は、76,000円(税込83,600円)となっています。宗教儀式なしの直葬で、搬送・安置・火葬のみです。

プランに含まれる内容は以下の通りです。

  • 安置場所までの搬送(30kmまで)
  • 預かり安置2日分
  • ドライアイス(2日分)
  • 棺・棺用布団
  • 運営スタッフ
  • 安置場所から火葬場までの搬送(50kmまで)
  • 手続き代行
  • 骨壺・骨箱

プラン紹介ページには別途火葬費用が必要になる旨が記載されています。僧侶の手配(75,000円~)や棺に入れるお別れ花(33,000円~)についてはオプション扱いです。安置中の面会ができず、お別れ時間も火葬前の3~5分というプランのため、家族の理解を得たうえで利用するよう注意を促しています。

イオンのお葬式における最低価格の葬儀プランページの掲載方法・見せ方

シンプル火葬プラン

最低価格の葬儀プランは「イオンライフのシンプル火葬プラン(東京・神奈川・千葉・埼玉限定)」で、費用は90,000円(税込99,000円)となっています。宗教儀式なしの直葬で、搬送・安置・火葬のみです。

なお、すべての提携葬儀社が対応可能な最低価格のプランは「イオンライフの火葬式」で、費用は185,000円(税込203,500円)となっています。

「イオンライフのシンプル火葬プラン」に含まれる内容は以下の通りです。

  • 安置場所までの搬送(20kmまで)
  • 安置施設使用料(預かり安置2日分・面会不可)
  • ドライアイス(2日分)
  • 棺(布張り棺)・棺用布団
  • 納棺(遺族の立ち合い不可)
  • 運営スタッフ
  • 安置場所から火葬場までの搬送(30kmまで)
  • 手続き代行
  • 骨壷・骨箱

「イオンライフのシンプル火葬プラン」は、他社のプランと異なり仏衣が含まれません。またイオンライフは他社と異なり、トップページに「家族葬〇〇万円~」といった表示をしていません。集客に特化した葬儀ポータルサイトでは、最低価格をトップページでアピールするのが定番ですが、イオンライフのサイトでは最低価格を前面に押し出したアピールは行っていないようです。

ページ内には「シンプル火葬プランに関する注意事項」「シンプル火葬プランに追加料金が発生する場合」詳細ページへのリンクが設けられているうえに、ページ下部に追加料金の発生条件が記載されています。

棺のサイズアップに追加費用が発生する点にも言及しており、記載内容に法的な瑕疵(かし)が無いよう、細心の注意を払っている印象です。

いい葬儀における最低価格の葬儀プランページの掲載方法・見せ方

栄セレモニー

前述したとおり「いい葬儀」のサイトでは、独自のプランを設定していません。

基本的には複数の葬儀社から資料を取り寄せて、最大3社から一括で見積もりをとったうえで利用者に葬儀社を選択してもらうという形式のため、葬儀社紹介ページに詳細なプランを掲載していない葬儀社もあります。

ここでは一例として、千葉県内で最安プランを提供している「栄セレモニー」の「火葬式プラン(税込110,000円~)」について紹介します。

プランに含まれる内容は以下の通りです。

  • 安置場所までの搬送(10kmまで)
  • 安置施設使用料(預かり安置1日分)
  • ドライアイス(1日分)
  • 枕机一式
  • 白木の位牌
  • 自社納棺費用
  • 御霊棺(棺用布団・吸水シーツ)
  • 仏衣一式(編み笠・草履・杖)
  • 運営スタッフ(1名)
  • 安置場所から火葬場までの霊柩車搬送(10kmまで)
  • 手続き代行
  • 骨壷・骨箱
  • お別れ用花束
  • 後飾り祭壇

上記に含まれないものについては、追加料金が発生する旨が記載されています。

安心葬儀における最低価格の葬儀プランページの掲載方法・見せ方

直葬プラン

「安心葬儀」は葬儀社紹介サイトのため、独自の葬儀プランはありません。

利用時はお客様センターに問い合わせ、希望に合う葬儀社を最大3社紹介してもらう流れです。その後、葬儀社とのやり取りや日程の確定を行います。

ここでは一例として、東京都内で最安プランを提供している「格安葬儀のプレミア葬祭」の「直葬プラン(税込82,000円~)」について紹介します。

プランに含まれる内容は以下の通りです。

  • 安置場所までの搬送(50kmまで)
  • 安置施設使用料(預かり安置1日分・面会不可)
  • ドライアイス(1回分)
  • 白布スタンダード棺・棺用布団
  • 安置場所から火葬場までの霊柩車搬送(50kmまで)
  • 手続き代行
  • 式の進行

「安心葬儀」のプラン詳細ページでは「喪主様が行うこと」「葬儀社がお手伝いすること」のそれぞれが時系列に沿って表記されています。

安心葬儀

搬送から支払いまで、プラン全体の流れがわかりやすいのが特徴です。

葬儀プランにおける最高価格の葬儀プランページの掲載方法・見せ方

各葬儀ポータルサイトにおける最高価格のプランについては、それぞれに重視している要素が異なる印象です。

全般的に多数の参列者を想定した従来型の仏式「一般葬」をベースにプランを組んでいますが、価格を抑えつつ華やかなイメージにするサイトと、顧客満足度の向上を重視して価格を大幅にアップするサイトにわかれています。

小さなお葬式における最高価格の葬儀プランページの掲載方法・見せ方

小さな一般葬

最高価格の葬儀プラン「小さな一般葬」では、各種割引適用後の費用が税込658,900円となっています。

供花一組を加えた豪華な2段祭壇が用意され、火葬場への搬送ではミニバンタイプの搬送車ではなく霊柩車を使用するなど、豪華さを前面に打ち出した印象です。また、式場・火葬場間の移動用に送迎バス2往復分が含まれるなど、参列者への配慮にも余念がありません。

おすすめのオプションも「オリジナルムービー(税込49,500円)」や「美しいお姿でご納棺(税込66,000円)」など、比較的高価なものが用意されています。

よりそうお葬式における最高価格の葬儀プランページの掲載方法・見せ方

華やか二日プラン

最高価格の葬儀プラン「華やか二日プラン」では、各種割引後の費用が税込591,800円と他社に比べ抑えられている印象です。

通常の「二日プラン(税込405,900円)」と葬儀内容は同様ですが、祭壇を1.5倍にボリュームアップし大きな棺上花束が追加されるなど、使用する生花を増やしたプランとなっています。

ただし参列者数については30名ほどとされており、一般葬というよりは華やかな家族葬といったイメージです。

イオンのお葬式における最高価格の葬儀プランページの掲載方法・見せ方

一般葬

最高価格の葬儀プラン「イオンライフの一般葬」では、費用が税込720,500円と今回紹介した葬儀ポータルサイトの中では最高値となっています。

布張りの棺や霊柩車使用など豪華ですが、特に大きな特徴は「納棺の儀」や「メモリアルコーナー」がプランに含まれる点です。故人との最後の時間に重点をおき、遺族のグリーフケアを重視したプラン構成といえるでしょう。

また一般葬らしく会葬礼状も120枚と大幅に増量されており、多数の参列者を想定した内容となっています。

いい葬儀における最高価格の葬儀プランページの掲載方法・見せ方

いい葬儀

「いい葬儀」のサイトでは各地域の葬儀社を紹介する形式をとっているため、今回は千葉県内でもっとも選ばれている葬儀社「株式会社博全社」の、最高価格葬儀プラン「博全社の一般葬プラン」を紹介します。

費用は437,800円~と抑えられていますが、葬儀内容については葬儀ポータルサイトの一般葬と比べても遜色ありません。多くの参列者に対応できるよう、式場・火葬場間の送迎バスもプランに含まれていますし、会葬礼状も100枚用意されています。

しかし、プランに含まれている安置施設利用やドライアイスの基本設定が1日分となっている点は、葬儀ポータルサイトの4~5日と比較すると、やや心細い印象を受けます。「いい葬儀」のサイトで紹介されている各葬儀社プランのほとんどが、安置日数を1日に設定しているので、サイト独自のルールになっているようです。

安心葬儀における最高価格の葬儀プランページの掲載方法・見せ方

東京葬儀

「安心葬儀」のサイトは、「いい葬儀」同様に葬儀社を紹介する形式です。一例として、今回は東京都でもっとも選ばれている「東京葬儀」の最高価格プラン「人気の家族葬プラン」を紹介します。

費用は税込524,000円~で、祭壇の設営や式場準備はもちろん、料理の配膳や返礼品の手配もスタッフが行います。納棺の儀や出棺の儀も行われるので、家族や親族でゆっくりと見送りができる家族葬プランになっています。

他社のプラン内容には記載が少ない遺影写真についても「プランに含まれる内容」として言及されています。さらに全体の流れがステップ式に掲載され、どの段階で葬儀案内を送ったり遺影写真を選んだりするのか把握しやすいページ構成です。

各社プランページの共通点

今回紹介した葬儀ポータルサイト5社のページ構成には、いくつかの共通点があります。集客に特化したポータルサイトの特徴を参考にすれば、自社ホームページの集客力向上も可能です。

葬儀費用が明確

今回紹介した葬儀ポータルサイトの5社のうち「ちいさなお葬式」「よりそうお葬式」「イオンのお葬式」の3社は、トップページに費用を記載したプラン一覧を掲載しています。

一方で、「地域 葬儀」でネット検索していただくと、「いい葬儀」「安心葬儀」の記事が検索上位に入ってきます。その結果、ユーザーが「いい葬儀」「安心葬儀」サイトを訪れれば、葬儀費用が記載された各葬儀社のプランが一覧で見られる仕組みとなっています。

見せ方に違いはありますが、5社とも葬儀費用が明確という点で共通しています。葬儀費用が明確だと、お客さまにとって安心感があり、予算に合わせた葬儀の計画が立てやすくなるメリットがあります。

直葬(火葬式)でも複数のプラン

現在では葬儀における宗教的な儀式の煩雑(はんざつ)さを嫌う利用者も多く、直葬(火葬式)を選ばれる方も増えています。

しかし直葬は非常に簡素な内容となりますので、後悔する方も少なくありません。こういった状況にも葬儀ポータルサイト各社は、敏感に反応し対策を打っています。

内容については各社異なりますが、火葬前夜に付き添い安置を加えたプランや、出棺前にお別れの時間を設けたプランなどを、トップページや最低価格の葬儀プラン紹介ページに記載しています。

直葬は費用負担が少ないというメリットがあるものの、葬儀としては極端に簡素でデメリットも多い形式ですので、すべての利用者にとって最適なプランとはいえません。

直葬より少し高い価格帯の葬儀プランを複数用意しておけば、直葬という選択を考え直す利用者が増える可能性もあります。

各プランに含まれるものを詳細に明記

葬儀ポータルサイトでは、費用だけでなくプランに含まれる物品やサービスについての詳細な情報が、各プラン紹介ページに掲載されています。

葬儀についてネット検索される方の中には、複数社を比較検討する目的で情報収集する方も少なくありません。葬儀プランを比較するためには葬儀内容と費用のバランスも重要な要素ですので、ページ内に記載されている情報は必要量を満たしている必要があります。

しかし1つのページ内に大量の情報を詰め込みすぎると、ユーザーに窮屈な印象を与えかねません。

現在では、ユーザーが必要な情報だけにアクセスしやすいような、リンク設置や折り畳み(クリックしたときだけ情報ページが展開する表示方法)などの技術が多数存在します。

こういった方法を利用すれば、ページ内に必要十分な情報を盛り込みつつ、すっきりしたページに仕上げることも可能です。

葬儀マナーなどに関する情報が豊富

葬儀マナーなど葬儀に関する情報は常に一定の需要があり、ネット検索される方も大勢います。葬儀マナー情報を探している方がサイトを訪れるケースも少なくないため、葬儀ポータルサイトでは葬儀関連情報を頻繁に発信しています。

しかし日本全国をターゲットにしている葬儀ポータルサイトでは、一般的な葬儀マナーなどは紹介できても、地域独特の細かいしきたりまではカバーできません。

一方、地域密着型の葬儀社では地域独自の葬送習慣に関する情報にも詳しいかと思いますので、そういった情報を発信すれば強みになるでしょう。

なお、葬儀社のホームページにおける葬儀プラン紹介については、『葬儀社のHPで「葬儀プラン紹介」はどんな内容を盛り込むべき?』でまとめています。掲載ページにどんな内容を盛り込むべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

地域密着型葬儀社ホームページとの違い

葬儀ポータルサイトと地域密着型の葬儀社ではターゲットとなる対象エリアが大きく異なるため、適したページ構成も異なります。そのためページ構成をそのまま真似ても、効果的とは限りません。

集客に特化したページ構成

集客に特化した葬儀ポータルサイトは、基本的に喪主または遺族にターゲットを絞ったサイト構成になっています。これは集客面では強みとなりますが、別の面では弱点にもなる諸刃の剣です。

地域密着型の葬儀社では、参列する方にも目を向ける必要があるため、供花やお供物の注文ページが用意されているケースも少なくありません。

しかしこういったサービスは、対象範囲が広い葬儀ポータルサイトでは提供しにくいサービスとなります。

集客に強い葬儀ポータルサイトの構成を参考にしつつ、参列者向けのサービスを提供することで、地域に強いホームページ作りも可能です。

エリア内の都合の良い葬儀社・式場が選べる

葬儀ポータルサイトを利用すると、希望エリア内の複数葬儀社から都合の良い場所にある式場を選べます。こういったサービスは地域密着型の葬儀社には難しくなりますが、複数の式場を所有している葬儀社であれば、工夫次第で対抗することも可能です。

現在ではSNSやYouTubeなどコストを抑えた情報発信も可能ですので、各式場の情報を積極的に発信してもよいでしょう。

利用者から見た葬儀ポータルサイトの利点

葬儀ポータルサイトを運営する会社のほとんどは、自社で葬儀そのものを実施するわけではありません。お客さまから注文があった場合、葬儀ポータルサイトは提携する葬儀業者へ仲介を行います。

そのため葬儀ポータルサイトにとっては、葬儀に関する情報の窓口としての集客力が事業継続の重要なポイントです。葬儀ポータルサイトの具体的なメリットは次の3点です。

  • 予算が立てやすい
  • 各プランを比較しやすい
  • 利用可能な支払方法が明記されている

予算が立てやすい

葬儀ポータルサイトの多くでは、いくつかのプランを全国一律料金で提供しているため、利用者にとって必要な費用がわかりやすいという利点があります。

葬儀内容に対する費用の目安にもなるため、希望の葬儀形式に対して予算が立てやすい点もメリットといえます。

各プランを比較しやすい

複数プランを1つのサイト内で比較検討しやすい点も、葬儀ポータルサイトの利点といえるでしょう。ユーザーが希望エリア内の葬儀社ホームページに全て目を通すのは、とても骨の折れる作業です。

しかし葬儀ポータルサイトをいくつか利用すれば、そういった苦労は必要ありません。

また、葬儀プランと合わせて紹介したい各種サービスの掲載方法については、『葬儀プランと合わせて紹介したいご遺体搬送、寺院紹介、遺品整理サービスの徹底解説』で詳しく解説しています。ホームページの集客力アップにおいては欠かせない内容ですので、ぜひチェックしてみてください。

利用可能な支払方法が明記されている

葬儀ポータルサイトでは利用できる支払方法が明記されており、クレジットカードやローンなどから支払方法を選択できます。しかし地域密着型の葬儀社ホームページでは、支払方法に関する言及がないケースも多く見受けられます。

かつては現金のみという葬儀社も多かったですが、現在ではクレジットカード払いやローンに対応している葬儀社も少なくありません。支払方法は利用者にとって重要な情報となりますので、可能な限りホームページに記載しておいたほうがよいでしょう。

まとめ~利用者目線を意識したプランページづくり~

今回は代表的な葬儀ポータルサイト5社を紹介いたしました。共通点もある反面、サイトごとに特徴的な構成になっている点もおわかりいただけたかと思います。基本的には利用者の利便性を追求したサイト構成になっていますので、その点を参考にしていただければ幸いです。

集客に問題を抱えている葬儀社にとって参考になる点もあれば、地域密着型の葬儀社には合わない点もあったでしょう。各葬儀社には独自の企業理念や運営方針がありますので、ホームページ作りについても効果的な施策はそれぞれ異なります。しかし、少なくとも葬儀ポータルサイトの構成が集客に強いのは事実ですので、自社に合った部分は取り入れても損はないでしょう。

全国対応をおこなう葬儀屋jp

全国の葬儀社さんのホームページ制作・集客のご対応をおこなっております。
遠方の場合はまずはオンライン会議をおこなわせていただきます。