【葬儀社向け】LINE公式アカウント作成サービス|機能・導入メリットと効果的な活用法を解説

LINE公式アカウントをご存知ですか?
コミュニケーションアプリ「LINE」は、日本国内で月間9,900万人(2025年6月末時点)が利用しており、人口の約8割をカバーする生活インフラとなっています。特に葬儀の喪主となる50〜60代の利用率も高く、葬儀社様がお客様との接点をつくるうえで非常に有効なツールです。
「ホームページはあるけど問い合わせが少ない」「新聞折込の効果がわからない」「既存のお客様との関係が途切れてしまう」といった課題を抱える葬儀社様にとって、LINE公式アカウントは無料で始められる集客手段として注目されています。
本記事では、LINE公式アカウントの基本的な仕組みや機能一覧、葬儀社様が優先的に活用すべき機能、最新のアップデート情報、さらに導入時の注意点や活用事例まで詳しく解説します。
「LINE公式アカウントとはどんなものか、まず見てみたい」という方は、葬儀屋JP LINE公式アカウントをご覧ください。
もくじ
LINE公式アカウントとは?仕組みと特徴をわかりやすく解説

LINE公式アカウントとは、企業や店舗がお客様とLINE上でつながるためのビジネス向けアカウントです。
普段使っている個人のLINEは家族や友人との連絡に使うものですが、LINE公式アカウントは「企業・店舗とお客様」をつなぐために設計されています。お客様がアカウントを「友だち追加」すると、メッセージ配信やチャットでの個別対応、クーポン配布など、さまざまな方法でコミュニケーションがとれるようになります。
アカウントはオンライン上で簡単に作成でき、1人でも複数人でも管理・運用が可能です。無料プランから始められるため、まずは試してみて、友だち数の増加に応じて有料プランへ移行する企業も多くあります。
葬儀社がLINE公式アカウントを導入すべき理由
葬儀社様がLINE公式アカウントを導入すべき理由は、大きく3つあります。

LINEは日本国内で月間9,900万人(2025年6月末時点)が利用しており、人口の約8割をカバーしています。若年層だけでなく50代・60代のシニア層まで幅広く利用されているため、葬儀の喪主となる世代にもしっかりリーチできます。
また、メールマガジンは「迷惑メールに入る」「そもそも見ない」といった課題がありますが、LINEは日常的に使うアプリのため開封率が高いのが特徴です。8割のユーザーが届いたメッセージを「その日のうちに開封する」というデータ(LINEヤフー for Business調べ)もあります。
さらに、LINE公式アカウントは初期費用・月額費用ともに0円の無料プランから始められるのも、大きなメリットの1つです。
レポート機能で友だち追加数やメッセージ開封率も確認できるため、新聞折込広告では難しかった効果測定も可視化できます。
LINE公式アカウントの料金プランと選び方
LINE公式アカウントには3つの料金プランがありますが、違いは「毎月送信できるメッセージ数」のみで、どのプランでも利用できる機能に差はありません。

出典:LINE公式アカウント料金プラン|LINEヤフー for Business
①コミュニケーションプラン(無料)
コミュニケーションプランでは利用料0円で月に200通のメッセージを送信できます。デメリットは、送信数が上限に達したらそれ以上の送信ができない点です。
②ライトプラン(5,000円/月)
ライトプランでは月に5000通のメッセージが送信できます。こちらも送信数が上限に達したらそれ以上の送信ができません。
③スタンダードプラン(15,000円/月)
スタンダードプランは月に30000通のメッセージが送信できます。それ以上の送付に関しては、1通3円から追加送信可能です。

これから始める葬儀社さんであれば、まずはコミュニケーションプランで十分です。運用開始後は、LINE公式アカウントの規模にあわせて、ライトプランやスタンダードプランへの移行をおすすめします。
LINE公式アカウントでできること(1)情報発信

LINE公式アカウントでは、友だち追加してくれたお客様に向けてメッセージを配信したり、タイムラインに投稿したりして情報を届けられます。
従来利用されることが多かったEメールのメルマガや、他のSNSでは自社の投稿が見落とされる心配がありますが、LINEなら通知が届くため、お客様の目に留まりやすいのが特徴です。
①メッセージ配信
メッセージ配信は、友だち登録しているお客様に一斉に情報を届けられる機能です。イベント告知やキャンペーン情報、お知らせなどを効率的に発信できます。
配信できるメッセージの種類は以下のとおりです。
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| テキスト | 文章でお知らせを伝える |
| 画像・動画 | チラシや動画を送信する |
| リッチメッセージ | 画像とテキストを組み合わせ、タップで指定ページへ誘導する |
| カードタイプメッセージ | 複数のプランや商品を横スクロールで紹介する |
| ボイスメッセージ | 音声でメッセージを届ける |
| スタンプ | LINEスタンプで親しみやすさを演出する |
このうち「リッチメッセージ」と「カードタイプメッセージ」は、名前だけではイメージしにくいため、それぞれ解説します。

出典:メッセージ配信の特長や種類、効果的なメッセージとは|LINEヤフー for Business
リッチメッセージ
リッチメッセージは、画像とテキストを一つの吹き出しにまとめて配信できる機能です。タップすると指定したページに誘導できるため、イベント詳細や予約フォームへの導線として効果的です。
カードタイプメッセージ
カードタイプメッセージは、複数の情報をカード形式で横並びに表示できる機能です。葬儀プランの比較や複数のイベント紹介など、一度に複数の選択肢を見せたいときに便利です。
テキストだけでなく、画像や動画を組み合わせることで視覚的に伝わりやすいメッセージを作成できます。
メッセージ配信|葬儀社での活用ポイント
葬儀社様では、以下のような情報発信にメッセージ配信が活用できます。
- 終活セミナーや人形供養祭などのイベント告知
- 会館見学会や相談会の案内
- 季節のご挨拶(お盆・お彼岸など)
- 新しいプランやサービスのお知らせ
特にリッチメッセージを活用すれば、画像をタップするだけで予約フォームやイベント詳細ページに誘導できるため、お客様の行動を促しやすくなります。
②LINE VOOM
LINE VOOMは、LINEアプリ内にあるタイムライン機能です。InstagramやX(旧Twitter)のように、画像や動画、テキストを投稿でき、お客様がスクロールしながら閲覧できます。
LINEアプリの下部にある「VOOM」タブをタップすると表示され、友だち追加しているアカウントの投稿が流れてきます。
※LINE VOOMタブは、2025年11月に下部メニューから移動されましたが、引き続き ホーム>サービスからご利用可能です。
メッセージ配信との違いは以下のとおりです。
| メッセージ配信 | LINE VOOM | |
|---|---|---|
| 届く相手 | 友だち登録しているお客様のみ | 友だち以外にも届く可能性あり |
| 通知 | プッシュ通知が届く | 通知なし(タイムラインで閲覧) |
| 通数カウント | カウントされる | カウントされない(無制限) |
LINE VOOMは友だち以外にも情報が届く可能性があり、投稿が「いいね」や「シェア」されると拡散されます。また、通数にカウントされないため、無料プランでも回数を気にせず発信できます。
LINE VOOM|葬儀社での活用ポイント
葬儀社様では、以下のような情報発信にLINE VOOMが活用できます。
- 会館の雰囲気や設備を紹介する写真・動画
- スタッフ紹介や日常の様子
- 終活セミナーやイベントの開催レポート
- 葬儀の豆知識やマナーに関するお役立ち情報
メッセージ配信は「今すぐ届けたい情報」、LINE VOOMは「見てもらえたら認知につながる情報」と使い分けるのがおすすめです。
LINE公式アカウントでできること(2)顧客対応

LINE公式アカウントでは、お客様と1対1でやりとりしたり、無料通話を受け付けたりと、顧客対応の窓口としても活用できます。
電話やメールに比べて心理的なハードルが低く、お客様が気軽に問い合わせしやすいのが特徴です。
①LINEチャット
LINEチャットは、友だち登録しているお客様と1対1でメッセージのやりとりができる機能です。普段のLINEと同じ感覚で会話できるため、電話やメールよりも気軽にコミュニケーションがとれます。
お客様からの問い合わせに個別で対応できるため、一人ひとりの状況に合わせた丁寧な対応が可能です。また、やりとりの履歴が残るため、対応漏れの防止や引き継ぎにも役立ちます。
LINEチャット|葬儀社での活用ポイント
葬儀社様では、以下のような場面でLINEチャットが活用できます。
- 葬儀に関する事前相談や質問対応
- 見積もり依頼の受付
- 会館見学や相談会の予約受付
- 施行中のご遺族との連絡
- 法要や仏壇・墓石など、アフターサービスに関する相談
特に葬儀は「電話するほどではないけど、ちょっと聞きたいことがある」というお客様が多い分野です。LINEチャットなら時間を気にせず問い合わせできるため、見込み客との接点が生まれやすくなります。
また、葬儀施行中のご遺族とのやりとりにも便利です。打ち合わせ内容の確認や写真の共有など、電話では難しい情報のやりとりがスムーズにおこなえます。
②LINEコール
LINEコールは、お客様がLINE公式アカウントに無料で電話をかけられる機能です。お客様側も葬儀社側も通話料がかからず、音声通話だけでなくビデオ通話も利用できます。
お客様はトーク画面の電話アイコンをタップするだけで発信でき、通常の電話番号を調べる手間がありません。葬儀社側は、管理画面で通話を受け付けるかどうかの設定や、通話可能な時間帯の指定もできます。
LINEコール|葬儀社での活用ポイント
葬儀社様では、以下のような場面でLINEコールが活用できます。
- チャットでは伝わりにくい内容の補足説明
- 急ぎの問い合わせや相談対応
- 事前相談の電話窓口として
- ビデオ通話を使ったオンライン相談会
チャットで対応していた内容が複雑になった場合、そのまま通話に切り替えられるのが便利です。「文字では説明しにくいので、お電話でご説明しましょうか?」と提案することで、お客様の負担を減らしながらスムーズに対応できます。
また、遠方にお住まいのご家族に向けて、ビデオ通話で会館の様子を案内するといった活用方法もあります。
LINE公式アカウントでできること(3)販促・CRM

販促とは「販売促進」の略で、お客様の来店や購入を促すための施策のことです。またCRMとは「Customer Relationship Management(顧客関係管理)」の略で、お客様との関係を継続的に築き、リピートや紹介につなげる取り組みを指します。
LINE公式アカウントには、クーポンやポイントカードなど、販促・CRMに役立つ機能が備わっています。紙のクーポンやポイントカードと違い、お客様が持ち歩く必要がなく、利用状況もデータで確認できるのが特徴です。
①クーポン
クーポンは、LINE上でデジタルクーポンを発行・配布できる機能です。友だち追加してくれたお客様に対して、割引や特典を提供できます。

出典:クーポンの活用方法|集客・販促に役立つ使い方|LINEヤフー for Business
クーポンの種類や有効期限、利用条件などを自由に設定でき、「友だち追加でプレゼント」「期間限定クーポン」といった施策も簡単に実施できます。また、クーポンが何回使用されたかも確認できるため、効果測定にも役立ちます。
クーポン|葬儀社での活用ポイント
葬儀社様では、以下のような場面でクーポンが活用できます。
- 友だち追加特典として粗品や資料のプレゼント引換券
- 終活セミナーや相談会の参加特典
- 仏壇・仏具、墓石など関連商品の割引
- 法要料理やギフトなどの優待クーポン
「友だち追加すると◯◯をプレゼント」という特典を設けることで、友だち登録のハードルを下げられます。店頭やチラシにQRコードを掲載し、その場でクーポンを受け取れる仕組みにしておくと、より効果的です。
②ショップカード
ショップカードは、LINE上でデジタルポイントカードを発行・管理できる機能です。来店や購入に応じてポイントを付与し、一定のポイントが貯まると特典を提供できます。

出典:ショップカードの活用方法|活用メリットや効果的な設定方法を解説|LINEヤフー for Business
お客様はスマートフォンでポイントを管理できるため、紙のカードのように持ち歩いたり、紛失したりする心配がありません。葬儀社側も、ポイント付与数や特典内容を自由に設定でき、利用状況をデータで確認できます。
ショップカード|葬儀社での活用ポイント
葬儀社様では、以下のような場面でショップカードが活用できます。
- 終活セミナーや相談会への参加でポイント付与
- 会館見学でポイント付与
- 法要や仏壇・仏具の購入でポイント付与
- 貯まったポイントで供花や法要料理の割引特典
葬儀は頻繁に利用するサービスではありませんが、葬儀後の法要やアフターサービス、関連商品の購入など、継続的な接点をつくるきっかけになります。
他社との差別化にもつながり、「ポイントが貯まっているから、次もこの葬儀社に相談しよう」とお客様に選ばれる理由のひとつになります。
ポイントカードを使った葬儀社の集客については、関連記事「葬儀社にとって、ポイントカードは集客に効果あり | メリットや注意点を解説」もご覧ください。
③メンバーシップ
メンバーシップは、LINE上で月額制の会員サービスを提供できる機能です。加入したお客様に対して、限定コンテンツの配信や特別クーポンの付与、チャットでの優先対応など、会員限定の特典を用意できます。
会費の支払いもLINE上で完結するため、お客様にとっても葬儀社様にとっても手間がかかりません。加入者数や継続率もデータで確認できます。
メンバーシップ|葬儀社での活用ポイント
葬儀社様では、以下のような活用が考えられます。
- 終活サポートの月額会員サービス(定期的な情報配信や相談対応)
- 会員限定の割引特典や優先予約
- 互助会的な積立サービスの案内窓口として
ただし、葬儀社業務においてはクーポンやショップカードに比べると活用シーンが限られる機能です。まずは他の機能を使いこなしたうえで、会員制サービスを展開したい場合に検討するとよいでしょう。
LINE公式アカウントでできること(4)顧客体験設計

顧客体験設計とは、お客様がLINE公式アカウントを利用する際に「迷わない」「使いやすい」と感じてもらうための仕組みづくりです。
たとえば、友だち追加した直後に自動であいさつメッセージを送ったり、トーク画面にわかりやすいメニューを表示したりすることで、お客様が知りたい情報にスムーズにたどり着けるようになります。
ここでは、お客様の体験を向上させるための機能を紹介します。
①リッチメニュー
リッチメニューは、トーク画面の下部に常に表示されるメニューボタンです。お客様がトーク画面を開いたときに最初に目に入る部分で、タップすると指定したページやアクションに誘導できます。

出典:リッチメニューの活用方法│特長や運用のコツを解説|LINEヤフー for Business
画像とテキストを組み合わせてデザインでき、最大6つまでボタンを配置できます。外部サイトへのリンクだけでなく、クーポンの表示やチャット画面の起動なども設定可能です。
リッチメニューは表示期間を指定できるため、「春の見学会キャンペーン」「お盆期間限定メニュー」など、期間限定の訴求にも対応できます。なお、リッチメニューの内容を更新してもお客様に通知は届かないため、メッセージ配信とあわせて告知するのがおすすめです。
リッチメニュー|葬儀社での活用ポイント
葬儀社様では、以下のようなボタンを設置するケースが多いです。
- 「お問い合わせ・ご相談」→ チャット画面またはお問い合わせフォームへ誘導
- 「資料請求」→ 資料請求ページへ誘導
- 「会館案内」→ 会館紹介ページへ誘導
- 「葬儀プラン」→ プラン一覧ページへ誘導
- 「イベント情報」→ セミナーや見学会の案内ページへ誘導
- 「よくある質問」→ FAQページへ誘導
リッチメニューはアカウントの「顔」ともいえる部分です。お客様が知りたい情報にすぐアクセスできるよう設計することで、ブロック率の低下やお問い合わせの増加につながります。
②プロフィール
プロフィールは、LINE公式アカウントの基本情報を掲載できるページです。お客様がアカウント名やアイコンをタップすると表示され、葬儀社の概要を確認できます。
設定できる主な項目は以下のとおりです。
- 紹介文
- 営業時間
- 電話番号
- Webサイト
- 予約ページ
- 住所・地図
- 支払い方法
- 設備情報
プロフィールページはWeb上にも公開されるため、LINE内だけでなく検索エンジン経由でも閲覧される可能性があります。情報を充実させておくことで、友だち追加前のお客様に対しても信頼感を与えられます。
プロフィール|葬儀社での活用ポイント
葬儀社様では、以下の情報を漏れなく設定しておきましょう。
- 会社・会館の紹介文(どのような葬儀社か、強みは何か)
- 所在地と地図(複数会館がある場合は代表的なものやリンク)
- 電話番号(24時間対応の場合はその旨を明記)
- 公式サイトへのリンク
- 営業時間・定休日(相談受付時間など)
プロフィールはLINE公式アカウントの「会社案内」のような役割を果たします。お客様が友だち追加するか迷ったときに確認する場所でもあるため、必要な情報をわかりやすく掲載しておくことが大切です。
③あいさつメッセージ
あいさつメッセージは、お客様が友だち追加した直後に自動で送信されるメッセージです。ブロックを解除したときにも同様に送信されます。

出典:LINE公式アカウントのあいさつメッセージ|作成のコツや例文集|LINEヤフー for Business
お客様が最初に目にするメッセージとなるため、第一印象を左右する重要な機能です。友だち追加への感謝、アカウントの紹介、どんな情報を配信するかの説明などを設定しておくことで、お客様に安心感を与え、ブロックを防ぐ効果が期待できます。
あいさつメッセージは最大5つの吹き出しまで設定でき、テキストだけでなく画像やクーポン、リッチメッセージなども組み合わせられます。
あいさつメッセージ|葬儀社での活用ポイント
葬儀社様では、以下の内容を盛り込むのがおすすめです。
- 友だち追加へのお礼
- 自社の簡単な紹介(どんな葬儀社か、対応エリアなど)
- このアカウントで配信する内容(イベント情報、お役立ち情報など)
- 友だち追加特典の案内(クーポンや資料請求など)
- チャットで相談できることの案内
特に「LINEで何ができるのか」「どんな情報が届くのか」を明記しておくと、お客様が安心してアカウントを利用できます。友だち追加特典としてクーポンを配布する場合は、あいさつメッセージで一緒に送ると効果的です。
④応答メッセージ
応答メッセージは、お客様から送られてきたメッセージに対して、自動で返信する機能です。あらかじめ設定した内容を即座に返せるため、営業時間外や対応できないときでもお客様を待たせずに済みます。
応答メッセージには2つのタイプがあります。
| タイプ | 内容 |
|---|---|
| 一律応答 | どんなメッセージにも同じ内容を返信する |
| キーワード応答 | 特定のキーワードと完全一致した場合に、対応した内容を返信する |
キーワード応答は「完全一致」した場合のみ反応する点に注意が必要です。たとえば「費用」とキーワードを設定していても、「費用を教えてください」「費用はいくらですか?」といったメッセージには反応しません。そのため、実際の運用ではキーワード応答だけに頼らず、一律応答と組み合わせるのが現実的です。
応答メッセージ|葬儀社での活用ポイント
葬儀社様では、以下のような活用が考えられます。
- 営業時間外に届いたメッセージへの一律応答(「ご連絡ありがとうございます。営業時間内に担当者よりご返信いたします」など)
- リッチメニューで選択肢を用意し、タップされたキーワードに対してキーワード応答で返信
葬儀に関する問い合わせは、時間帯を問わず届くことがあります。すぐに対応できない場合でも、自動返信でメッセージを受け取ったことを伝えるだけで、お客様の安心感につながります。
ただし、すべてを自動対応に頼るとお客様に冷たい印象を与える可能性もあります。自動返信は一次対応として活用し、その後スタッフがチャットで丁寧にフォローする運用がおすすめです。
⑤ステップ配信
ステップ配信は、友だち追加からの経過日数やお客様の行動に応じて、あらかじめ設定したメッセージを自動で配信できる機能です。
たとえば「友だち追加の翌日にお礼メッセージ」「3日後にサービス紹介」「7日後にイベント案内」といったシナリオを設定しておけば、自動でメッセージが送られます。手動で配信する手間がかからず、お客様一人ひとりに合ったタイミングで情報を届けられます。

また、友だち追加の経路(QRコード、Webサイト経由など)や、お客様の性別・年代などの属性によってメッセージを出し分けることも可能です。
ステップ配信|葬儀社での活用ポイント
葬儀社様では、以下のような活用が考えられます。
- 友だち追加後の自動フォロー(お礼→サービス紹介→相談会の案内、など段階的に配信)
- 会館見学や相談会に参加したお客様へのフォローアップ
- 葬儀施行後のアフターフォロー(四十九日、一周忌などの法要案内)
- 終活に関するお役立ち情報の定期配信
葬儀は「今すぐ必要」ではないお客様が多い分野です。友だち追加してくれた見込み客に対して、ステップ配信で定期的に接点を持ち続けることで、いざというときに「この葬儀社に相談しよう」と思い出してもらえる関係を築けます。
ただし、配信頻度が高すぎるとブロックされる原因になります。お客様にとって有益な情報を届けることを意識しましょう。
LINE公式アカウントでできること(5)分析・改善

LINE公式アカウントには、配信したメッセージの効果や友だちの状況を確認できる分析機能が備わっています。
新聞折込広告やポスティングでは「どれだけの人に届いたか」「反応があったか」を把握するのが難しいですが、LINE公式アカウントなら数値でデータを確認できます。データをもとに改善を繰り返すことで、より効果的な運用につなげられます。
①レポート機能
レポート機能は、LINE公式アカウントの運用状況をデータで確認できる機能です。管理画面の「分析」タブから、さまざまな数値を確認できます。
確認できる主な項目は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 友だち | 友だち追加数、ブロック数、ターゲットリーチ数の推移、追加経路 |
| メッセージ配信 | 配信数、開封率、クリック率 |
| チャット | メッセージの送受信数 |
| クーポン | クーポンの発行数、使用数、使用率 |
| ショップカード | カード発行数、ポイント付与数、特典利用数 |
| プロフィール | プロフィールページの閲覧数 |
レポート機能|葬儀社での活用ポイント
葬儀社様では、以下のような分析・改善に活用できます。
- 友だち追加経路を確認し、効果のある集客施策を把握する(折込チラシとWebサイト、どちらからの追加が多いかなど)
- メッセージの開封率を確認し、件名や配信時間を改善する
- ブロック数の推移を確認し、配信頻度や内容を調整する
「新聞折込広告を出したけど効果があったのかわからない」という課題も、LINE公式アカウントなら解決できます。折込チラシにLINE登録用のQRコードを掲載すれば、チラシ経由の友だち追加数を計測できるようになります。
②オーディエンス配信
オーディエンス配信は、メッセージの配信先を特定の条件で絞り込める機能です。友だち全員に同じメッセージを送るのではなく、条件に合ったお客様だけに配信できます。
絞り込みに使える条件の例は以下のとおりです。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 属性 | 性別、年代、居住地域(都道府県)など |
| 行動 | 過去のメッセージを開封した人、リンクをクリックした人など |
| 追加経路 | QRコード経由、Webサイト経由など、友だち追加した経路 |
| チャットタグ | 手動で付けたタグ(例:「相談済み」「見学済み」など) |
配信先を絞ることで、必要な人に必要な情報を届けられるため、メッセージの反応率が高まります。また、プランによって送れるメッセージ数に上限があるため、通数の節約にもつながります。
オーディエンス配信|葬儀社での活用ポイント
葬儀社様では、以下のような活用が考えられます。
- 会館見学や相談会に参加したお客様だけに、フォローアップのメッセージを送る
- 過去のイベント案内メッセージを開封したお客様に、新しいイベント情報を優先的に届ける
- 特定の地域にお住まいのお客様に、近隣会館のイベント情報を配信する
- 葬儀施行後のお客様に、法要やアフターサービスの案内を送る
すべてのお客様に同じメッセージを送り続けると、関心のない情報が届きブロックの原因になることもあります。オーディエンス配信を活用して、お客様に合った情報を届けることで、長く良好な関係を築けます。
③リサーチ
リサーチは、友だち登録しているお客様に対してアンケートや投票を実施できる機能です。お客様の意見やニーズを直接収集でき、サービス改善やマーケティングに役立てられます。
設定できる質問形式は以下のとおりです。
- 自由回答:お客様が自由に回答できる形式
- 単一回答:お客様が回答を1つのみ選択できる形式
- 複数回答:お客様が回答を複数選択できる形式
回答が20件以上集まると、結果をExcel形式でダウンロードできます。また、回答後にクーポンを付与する設定もできるため、アンケートへの協力を促しやすくなります。
リサーチ|葬儀社での活用ポイント
葬儀社様では、以下のような活用が考えられます。
- 葬儀施行後のお客様満足度アンケート
- 終活セミナーや相談会の参加者アンケート
- 終活に関する興味・関心の調査(「終活で気になること」「知りたい情報」など)
- 新サービスや新プランに対する意見収集
お客様の生の声を収集することで、サービスの改善点や新たなニーズを把握できます。くわえて、満足度アンケートで良い評価が集まれば、ホームページや販促物での口コミ紹介にも活用できます。
葬儀社が抱える集客課題をLINEで解決する方法

LINE公式アカウントは、単にメッセージを配信するだけのツールではありません。LINE公式アカウントを活用すれば、以下のような葬儀社様の課題も解決できるようになります。
- 新聞折込広告の効果がわからない
- 会館への来館は敷居が高い
- 既存顧客との関係が途切れる
ここでは、具体的な課題と解決方法を3つ紹介します。
課題(1)新聞折込広告の効果がわからない
葬儀社様の集客手段として、新聞折込広告は古くから活用されてきました。エリアに対して広くアプローチでき、コストパフォーマンスにも優れた手法です。
しかし、折込広告は効果測定が難しく、「配布した結果、どれだけの反応があったのか」を把握しにくいのがデメリットです。施策の良し悪しが肌感覚になりがちで、改善につなげにくい側面があります。
この課題は、新聞折込チラシにLINE公式アカウントのQRコードを掲載することで解決できます。LINE公式アカウントのレポート機能では友だち追加の経路を確認できるため、「このQRコードから何人が登録したか」を数値で把握できるのです。
さらに、チラシ経由で友だち追加したお客様がチャットで相談してくれれば、相談数や内容も記録として残ります。「折込広告を見て興味を持ったお客様が、実際にどれだけ行動につながったか」まで追えるようになります。

効果測定ができるようになれば、「次回はどの地域に配布するか」「配布部数を増やすべきか減らすべきか」といった判断も、数値にもとづいておこなえるようになります。
課題(2)会館への来館は敷居が高い
葬儀は日常的なものではなく、「いつか必要になるかもしれないけど、今すぐではない」という方がほとんどです。そのため、事前に情報を調べたいと思っても、葬儀会館に足を運ぶのは心理的なハードルが高いと感じる方が多くいます。
「近所だから気になるけど、入りにくい」「まだ必要ないのに相談するのは気が引ける」と考えている方も多いでしょう。こうした理由から、見込み客との接点が生まれにくいのが葬儀社の課題です。
そこでLINE公式アカウントを活用すれば、来館しなくても気軽に相談できる窓口をつくれます。お客様はスマートフォンから時間を気にせず問い合わせでき、「ちょっと聞いてみたい」という軽い気持ちで相談を始められます。

葬儀の費用感や流れ、事前に準備しておくことなど、お客様が知りたい情報をチャットで丁寧に伝えることで、信頼関係を築くきっかけになります。「今すぐ」ではなくても、いざというときに「あの葬儀社に相談しよう」と思い出してもらえる関係をつくることが大切です。
課題(3)既存顧客との関係が途切れる
葬儀を施行したお客様とは、その後の接点がなければ関係が途切れてしまいがちです。一周忌や三回忌などの法要、仏壇・仏具の購入、墓石の相談など、葬儀後もお客様との接点は続くはずですが、連絡するきっかけがなく疎遠になってしまうケースは少なくありません。
LINE公式アカウントを活用すれば、葬儀後のお客様とも継続的な関係を築けます。メッセージ配信やステップ配信を使って、法要時期のご案内やお役立ち情報を定期的に届けることで、自然な形で接点を維持できます。
たとえば、施行後のお客様に対して「四十九日法要の準備について」「一周忌のご案内」といった情報を、時期に合わせて配信することが可能です。お客様にとっても必要なタイミングで情報が届くため、押しつけがましさを感じにくく、むしろ「気にかけてくれている」という安心感につながります。
継続的に接点を持つことで、法要やアフターサービスの依頼、さらにはご親族やご友人への紹介にもつながりやすくなります。
LINE公式アカウント導入時の3つの注意点

LINE公式アカウントは無料で簡単に開設できますが、開設しただけでは成果にはつながりません。お客様に友だち追加してもらい、実際に活用してもらうためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
- QRコードを掲載するだけでは登録されない
- 友だち追加方法の案内コンテンツを用意する
- チャットに誘導するリッチメニュー設計が必須
ここでは、葬儀社様がLINE公式アカウントを導入する際に注意すべき3つのポイントを紹介します。
注意点(1)QRコードを掲載するだけでは登録されない
LINE公式アカウントを開設したら、まず友だちを増やす必要があります。しかし、ホームページや折込チラシにQRコードを掲載するだけでは、思うように登録は増えません。
お客様は「登録するメリット」がわからなければ、わざわざ友だち追加しようとは思わないからです。QRコードの横に「LINE公式アカウントはこちら」と書いてあるだけでは、登録する理由が伝わりません。
友だち追加を促すためには、積極的に告知することが大切です。
- 会館や店頭にポスターやポップを設置する
- イベントや相談会で直接声をかけて案内する
- 折込チラシに「友だち追加でプレゼント」などの特典を明記する
- レジや受付で「今すぐ登録すると◯◯がもらえます」と案内する
大手葬儀社様の中には、LINE公式アカウントの登録を目的としたイベントを開催している事例もあります。

「QRコードを置いておけば登録してもらえる」という受け身の姿勢ではなく、積極的にお客様へアプローチすることが友だち獲得のカギです。
注意点(2)友だち追加方法の案内コンテンツを用意する
LINE公式アカウントの存在を知っても、「友だち追加の方法がわからない」というお客様は意外と多くいます。特にシニア層のお客様の中には、普段LINEを使っていても、公式アカウントの追加方法に慣れていない方も少なくありません。
QRコードを掲載するだけでなく、友だち追加の手順を丁寧に説明するコンテンツを用意しておきましょう。
たとえば、日本祭典様のホームページでは、LINE公式アカウント開設のお知らせページに「友だち追加方法」を掲載しています。

スマートフォンで閲覧しているお客様がクリック一つで友だち追加できるよう、公式アカウントへのリンクボタンも設置しているようです。
また、株式会社セレモニー様のホームページでは、カメラでQRコードを読み取る方法を動画で紹介しています。さらにID検索での追加方法や、スマートフォンにLINEを入れる方法(インストール方法)まで動画で解説しています。

出典:LINE公式アカウント友だち追加の方法|株式会社セレモニー
LINE公式アカウントの告知ポスター・パンフレットなどにも、友だち追加手順を載せておくのがおすすめです。
注意点(3)チャットに誘導するリッチメニュー設計が必須
LINE公式アカウントに友だち追加してもらっても、その後お客様が何もアクションを起こさなければ、やがてアカウントの存在を忘れられてしまいます。友だち追加後に「何ができるのか」「どう使えばいいのか」をわかりやすく伝えることが大切です。
そこで重要になるのが、リッチメニューの設計です。
リッチメニューはトーク画面を開いたときに最初に目に入る部分であり、アカウントの「顔」ともいえます。お客様が次に何をすればよいか迷わないよう、わかりやすいメニューを設置しましょう。
特に葬儀社の場合、「相談・お問い合わせ」へ誘導するボタンは必ず設置しておくべきです。お客様が気軽にチャットで相談できる導線をつくることで、見込み客との接点が生まれやすくなります。
たとえば、株式会社ティア様のLINE公式アカウントでは、リッチメニューから会員ページにログインできる仕組みを採用しています。

画像付きのメッセージでログイン手順も解説しており、お客様が迷わず次のアクションを起こせるよう設計されています。
他にも、リッチメニューに「相談・依頼する」「資料請求する」などのボタンを設置しておけば、お客様が知りたい情報を得られます。
関連記事「葬儀社でLINE公式アカウントを活用している会社をまとめてみました|運用目的や登録促進方法を解説」では、LINE友だち登録数1,000を超える葬儀社9社を紹介していますので、実際の活用事例も参考にしてください。
LINE公式アカウントの開設方法

LINE公式アカウントは、LINEアカウントを持っていれば誰でも無料で開設できます。難しい手続きは必要なく、オンライン上で数分で完了します。
ここでは、アカウント作成の流れと、開設後に設定しておくべき項目を紹介します。
アカウント作成の流れ
LINE公式アカウントの開設は、以下の手順で進めます。
1. LINE公式アカウントの開設ページにアクセス
LINE for Businessの公式サイトにアクセスし、「LINE公式アカウントをはじめる」または「管理画面にログイン」をクリックします。

2. LINEアカウントでログイン
「LINEアカウントでログイン」または「ビジネスアカウントでログイン」の選択画面が表示されます。普段使っている個人のLINEアカウントでログインしても、複数人で共同管理できるため問題ありません。

3. アカウント情報を入力
ログイン後、アカウント名や業種などの基本情報を入力します。入力が完了すると、LINE公式アカウントの開設は完了です。
アカウント名やアイコン、プロフィールなどは後から変更できるため、まずは仮の情報で開設し、後から整備しても問題ありません。
開設後に設定すべき項目
アカウントを開設したら、運用を始める前に以下の項目を設定しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プロフィール | 会社名、紹介文、住所、電話番号、営業時間などの基本情報 |
| あいさつメッセージ | 友だち追加直後に自動送信されるメッセージ |
| リッチメニュー | トーク画面下部に表示するメニューボタン |
| 応答メッセージ | 営業時間外などに自動返信するメッセージ |
特にプロフィールとあいさつメッセージは、お客様が最初に目にする部分です。開設直後のまま放置せず、自社の情報をしっかり入力しておきましょう。
リッチメニューは設定に少し手間がかかりますが、お客様の使いやすさに直結する重要な要素です。自社で作成が難しい場合は、制作を外部に依頼するのも選択肢のひとつです。
葬儀屋JPのLINE公式アカウント制作サービスについて

葬儀屋JPでは、葬儀でも利用価値があるLINE公式ページの企画設計、ページ制作、運用方針までをワンストップでサポートをさせていただいております。
LINE公式アカウントを導入したことにより、さらに有効な集客やお客様満足度の向上につながるケースも出ております。お客様からは、「新聞折込広告の効果計測ができるようになった」「新規お申込みにつながった」とご好評いただいております。
以下に当てはまるお客様はお気軽にご相談の問合せをいただければ幸いです。
■ホームページはあるが、うまく活用ができていない
■集客において何かやろうと思っているが、あまりコストをかけられない
■新たな施策を手探りで探している
■LINEで何かやろうとは思っているが、どこから始めて良いか分からない
■やれることは全部やっておきたい
まずはオンラインでの打ち合わせ、またはお伺いしてのご相談が可能です。
お問合せの際は、以下よりお問い合わせフォームに必要事項をご入力いただければと存じます。
まとめ|LINE公式アカウントは無料で始められる葬儀社の集客ツール
本記事では、LINE公式アカウントの基本的な仕組みから機能一覧、葬儀社での活用方法、導入時の注意点まで解説しました。
LINE公式アカウントの特徴をあらためて整理すると、以下のとおりです。
- 国内9,900万人が利用し、喪主世代にもリーチできる
- 初期費用・月額費用0円の無料プランから始められる
- メッセージ配信、チャット対応、クーポンなど多彩な機能が揃っている
- 友だち追加数や開封率など、効果を数値で測定できる
葬儀社様にとって、LINE公式アカウントは「見込み客との接点をつくる」「既存顧客との関係を維持する」ための有効なツールです。新聞折込広告など従来の集客手段と組み合わせることで、効果測定も可能になります。
「導入を検討しているが、何から始めればいいかわからない」「自社で運用できるか不安」という方は、ぜひ葬儀屋JPにご相談ください。アカウントの企画設計から制作、運用方針の策定までサポートいたします。
葬儀屋.JPでは
47都道府県
いずれも対応!
全国の葬儀屋さんのホームページ制作、集客の対応を行なっております。
遠方の場合はまずはオンライン会議を行わせていただきます。