葬儀社にとってキャッチコピーが必要な理由〜代表的な会社のキャッチコピーも紹介
お客様に覚えてもらえる葬儀社になるには、企業としてキャッチコピーを決めておくのが重要です。
しかし、最適なキャッチコピーが思い浮かばずに悩んでいる担当者も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、参考になる葬儀社のキャッチコピーをご紹介します。
なぜキャッチコピーが必要なのか、作るコツについても触れているので、ぜひ参考にしてください。
もくじ
葬儀社にキャッチコピーが必要な理由
葬儀社にキャッチコピーが必要な理由は、いずれお客様になる方に思い出してもらうことが念頭にあります。
では、自社を思い出してもらうために、なぜキャッチコピーが必要なのかを考えていきましょう。
企業のイメージを端的に伝えられる
まず、キャッチコピーがあれば企業のイメージを端的に伝えることができます。
- ・どのような葬儀を届けたいのか
- ・お客様にどうなって欲しいのか
以上を短い文章の中に込めている葬儀社が多いです。
お客様にどう思われるのかというイメージは、その企業のブランドに直結します。
「この葬儀がしたいときはあの葬儀社に依頼しよう」という認識を広めていくために、キャッチコピーは有効的なのです。
興味・関心を持ってもらう
強烈なインパクトを残せるキャッチコピーは、見た人へ興味・関心を持ってもらうのに最適です。
同じ内容のプランでも、キャッチコピーによって興味・関心を与えられるかは大きく異なります。
それだけキャッチコピーの存在は、見た人への印象に大きく影響するのです。
葬儀社に最適なキャッチコピーを作るコツ
ただ闇雲に考えても、自社に合ったキャッチコピーはなかなか思い浮かびません。
そこで、葬儀社に最適なキャッチコピーを作るコツについてご紹介します。
うまく取り入れて、自社を表した最適なキャッチコピーを考えていきましょう。
ターゲットを決める
葬儀社のキャッチコピーを作るには、ターゲットを決めるのが大前提です。
自社の葬儀を利用する方が、どのような属性を持つのか絞り込んでいきます。
- 年齢
- 職業
- 年収
- 葬儀に対する考え方
以上を決められると、ある一人のターゲット像まで明確にできるでしょう。
まずは一人のターゲットに向けたキャッチコピーの方が、心に響きやすいワードが思い浮かびやすくなります。
ターゲットの悩み・ニーズを具体化する
ターゲットを決めたら、次は悩み・ニーズを具体化する作業です。
- ・予算
- ・日数
- ・葬儀の種類は何があるのか
- ・葬儀はどのように行うのか
- ・葬儀後の心情
など、さまざまな角度からターゲットの悩み・ニーズを掘り起こしていくと、どのようなワードを用いるべきか見えてきます。
また、ターゲットの悩み・ニーズはそのままセールスにも応用ができるので、妥協せず時間をかけて明確にしていきましょう。
悩み・ニーズに合わせた自社の強みをキャッチコピー化する
ターゲットの悩み・ニーズを明確にしたら、自社の強みを洗い出す作業です。
ターゲットの悩み・ニーズが解消できる自社の強みを見つけ、言語化していきましょう。
言語化する際は、メモなどに思いつく限り書き出していくと、キャッチコピーを思いつきやすくなります。
書き出したあとは、どのワードがターゲットに最も刺さるのかを考え、キャッチコピーとして絞り込んでいきましょう。
参考になる葬儀社のキャッチコピー
参考となる有名な葬儀社のキャッチコピーをご紹介します。
今回紹介するキャッチコピーは、ターゲットとなる方の範囲は広いですが、悩みやニーズが明確化されつつ、企業の想いが伝わります。
ぜひ、キャッチコピーのイメージを掴むための参考にしてください。
株式会社ティア
株式会社ティアのキャッチコピーは”「日本で一番『ありがとう』といわれる葬儀社」を目指して。”です。
ターゲットではなく、自社がそうなりたいという視点ですが、抱える理念や思いがストレートに伝わるキャッチコピーとなっています。
ありがとうと言ってもらうためには、お客様に寄り添ったサービスを提供しなくてはいけません。
葬儀社において、相手の立場になるのはとても大切です。
だからこそ、ありがとうといわれる葬儀社というキャッチコピーに深みを感じることができます。
株式会社家族葬のファミーユ
株式会社家族葬のファミーユのキャッチコピーは、”お葬式を家族のものに。”です。
故人をゆっくりとお見送りする時間と空間を提供したいという考えのもと、上記のキャッチコピーが生まれました。
葬式は家族のもの、という認識がないからこそ、どういうことなのか興味・関心が沸いてくるはずです。
一般的なイメージから、切り口を変えて注目を集めるキャッチコピーとして、参考になるでしょう。
株式会社公益社
株式会社公益社のキャッチコピーは”お客様の満足のために「まごころ葬儀」”です。
葬儀をする方は悲しさや寂しさに見舞われているからこそ、葬儀社がまごころを持って接していく必要があります。
上記のキャッチコピーは、仕事としてではなく一人の人間として葬儀をさせていただく、というイメージが伝わってくるはずです。
安心感や信頼感を与えるキャッチコピーの参考になるでしょう。
コムウェルセレモニー
コムウェルセレモニーのキャッチコピーは”あなたと一緒に、未来へつなぐ”です。
コムウェルグループでは、「お客様の悦びを私たちの喜びとし、お客様の哀しみを私たちの悲しみとする」という姿勢を一貫しています。
そのため、キャッチコピーから葬儀社・お客様としての垣根を越えて、共に葬儀のお手伝いをさせていただく印象が伝わってきます。
お客様との距離感を大切にしたキャッチコピーのヒントになるでしょう。
まとめ
今回は、参考になる葬儀社のキャッチコピーについてご紹介しました。
葬儀社にとってキャッチコピーが必要な理由は、自社イメージを伝えられて、興味・関心を抱いてもらえるからです。
自社の葬儀を選んでもらうためには、認知してもらわなくてはいけません。
だからこそ、本記事を参考に自社に最適なキャッチコピーを考えてみてください。
以下の記事では葬儀社のキャッチコピー9社について、まとめているので、興味のある方は是非ご覧ください。