葬儀業界のためのサジェスト対策契約ガイド|Yahoo!検索エンジンの予測キーワードの仕組み
パソコンやスマートフォンともにGoogleの利用率が最も多い日本。
「令和4年版 情報通信白書|検索サービス」によれば、スマートフォンではYahoo!検索利用者も20%程度のシェアを占めていることがわかっています。
葬儀社様や墓石会社様、仏壇会社様などといった葬祭業界でホームページを営んでいるみなさまにとって、目を背けられない結果でしょう。
したがって、葬祭業界(ライフエンディング業)を営まれている各社におかれましては、Google検索エンジンだけでなく、Yahoo!検索エンジンの予測キーワードの仕組みを把握しておく必要があります。
そこで今回は、検索エンジンのYahoo!のサジェスト(予測キーワード)の仕組みについて解説いたします。
もくじ
【葬儀関連会社向け】「Yahoo!検索のサジェスト」とは?
サジェスト(予測キーワード)とは、Yahoo!検索エンジンで言葉を入力すると表示される予測キーワード欄(サジェスト・オートコンプリート)のことです。
サジェストという言葉は、英単語の「suggest」(提案)に由来しています。
Yahoo!の予測キーワードは上記画像のように、検索エンジン利用者が入力する言葉に関連した別の言葉が最大10個、自動的に表示されるようになっています。
Yahoo!の検索エンジンでの予測キーワード表示は、検索窓に入力した言葉と一緒に多くのユーザーが検索する可能性の高いキーワードが表示される傾向にありますが、他の利用者が使用した検索語句や、 Yahoo!JAPAN内にあるデータベースから抽出された結果が関与しているそうです。
独自機能「虫眼鏡」
Yahoo!検索の独自機能が「Yahoo虫眼鏡」(正式名称「関連検索ワード」)です。
検索エンジン利用者が調べたい言葉が出てこなくても検索しやすいようになるほか、調べたワードに関する新しい知識が増えるといういい影響があります。
Yahoo!の検索窓に入力した言葉と、Yahoo!虫眼鏡に入力した言葉では、それぞれ表示結果が異なり、虫眼鏡マークが付いた関連検索ワードが、検索後の下層ページに表示されます。
(表示内容がサジェストと若干異なるものの、ほぼ同じ内容が表示)
最近では、Google検索と同じように「他の人はこちらも検索」という形で、検索ページの最下部に表示されることが増えてきているようです。
【葬儀関係各社は必読】Yahoo!検索におけるサジェストの仕組みをGoogleと比較
Yahoo! | |
・入力したキーワードと一緒によく検索される複合キーワードが表示される ・サジェストが検索している現在地に依存しない ・Yahoo!IDでログインしている場合はパーソナライズ化される ・第三者目線による言葉の表示が多い |
・検索ボリュームに依存 ・検索エンジンを利用者の使う言語や検索している場所 ・過去の検索履歴依存する(シークレットモードを使えば依存しない) ・現時点での言葉の注目度も考慮 ・使用するブラウザや端末によって若干表示が異なる |
Yahoo!の予測キーワードや虫眼鏡(関連キーワード)の仕組みは、Googleの仕組みよりもシンプルです。
以下からは、Yahoo!検索エンジンにおけるサジェストの仕組みを詳しく解説します。
【基本】入力したキーワードと一緒によく検索される複合キーワードが表示される
Yahoo!検索におけるサジェストでは、入力したキーワードと一緒によく検索される複合キーワードが表示される仕組みが基本形です。
「葬儀」と入力した場合、キーワード「葬儀」の周囲に出てきやすい単語が候補として上がってきていることがわかります。
サジェストが検索している現在地に依存しない
現時点では、Yahoo!検索の場合はGoogleと異なり、全国どこで検索しても、どのブラウザ環境でも、同じ予測・提案が表示されるようです。
Yahoo!IDでログインしている場合はパーソナライズ化される
もし、検索エンジン利用者がYahoo!サイトにログインしていると、予測キーワードが個別にパーソナライズ化される傾向があるようです。
第三者目線による言葉の表示が多い
Yahoo!検索では、以下のような第三者的・客観的な視点のキーワードが表示されやすいようです。
- 「評判」
- 「口コミ」
- 「ランキング」
- 「人気」
毎日更新
Yahoo!の予測候補ワードは、キーワードによって多少頻度にばらつきがあるものの毎日更新されるようです。
Googleは、おおよそ3〜4週間に一度更新されるといわれている点からも、更新頻度に大きな差があることがわかります。
Yahoo!サジェストが葬儀社に与える影響
Yahoo!サジェスト(予測キーワード)は、葬儀社様や墓石会社様、仏壇会社様など葬祭関連業界には何も影響がないのでは、と考える方もいるでしょう。
葬祭関連業界はYahoo!サジェストによって、良い影響も悪い影響も受けてしまいます。
詳しくご紹介いたします。
葬儀関連業界にとっていい影響
Yahoo!でもサジェストされるキーワードは検索(クリック)されやすい傾向にあるため、葬儀社様や墓石会社様、仏壇会社様など葬祭関連業界のブランディングにも繋がります。
Googleと異なり、Yahooのサジェストはキーワード次第では基本的に毎日更新されているといわれているため、上手く対策すれば自社の認知度アップなどのチャンスとなるでしょう。
葬儀関連業界にとって悪い影響
葬儀関連業界にとって予測キーワードがもたらす悪い影響は、意図しないネガティブな言葉が羅列される(サジェスト汚染、風評被害)ことです。
ある互助会系葬儀社様の名前を検索窓に入力した際、「解約」「5ちゃんねる(*)」といったネガティブなキーワードが並んでいました。
(*日本最大規模の電子掲示板サイト。匿名で書き込みができるため、評判を下げたり実生活に影響を及ぼす悪質な書き込みも多くある)
実際、この葬儀社様が良心的で健全な営業を行っていたとしても、予測キーワードを見た検索エンジン利用者は
「5ちゃんねるで話題になっているようなヤバい葬儀社なの!?」
「解約や苦情が多いのか」
「求人応募はやめておこう」
などのようなネガティブな印象を持ってしまうでしょう。
ましてや葬儀関連会社全体において、ブランドイメージの低下はおろか、採用など人材確保ができなくなる恐れがあります。
ただし、サジェスト汚染が発生するということは、多くの場合、何かしら原因になることがあるから、利用者も調べている可能性があります。
葬儀関連会社様側は、そのことを心得たうえで事業や評判の見直しから行なうことが望ましいかもしれません。
もしサジェストが汚染されているのを見つけたら?
前述でも触れたサジェスト汚染とは、屋号名にネガティブな言葉が含まれた状態でキーワードがYahoo!サジェストに表示されてしまうことです。
風評被害のように、事実ではないことに対しても発生する可能性がある現象です。
Yahoo!の予測キーワードは、性質上、実際に検索されたキーワードや、第三者目線の言葉が表示されます。
そのため、「葬儀社(屋号) 解約」と検索する方が多い場合、実際には解約が多く発生していなかったとしても「葬儀社(屋号) 解約」が予測キーワードとして表示されてしまう可能性があるのです。
葬儀関連会社のみなさまが風評被害によるサジェスト汚染を解消するには、以下の方法があります。
- サジェスト汚染対策(サジェスト削除対策)やサジェスト表示対策を業者に依頼
- 弁護士への依頼
- Googleへの削除申請
詳しくは『葬儀業界のためのサジェスト対策契約ガイド|業界の悩みや対策費用相場をご紹介』で解説していますので、併せてご覧ください。
Yahoo!サジェストでネガティブな言葉を発見したら葬儀屋.jpへご相談ください
当メディアを運営している『葬儀屋.jp』では、葬儀社様のお悩みに特化した『サジェスト対策サービス』を新しく実施することとなりました。
Yahoo!やGoogle検索に対して、以下の対策をご提供させていただきます。
- Yahoo!キーワード対策
- Googleサジェスト対策
- Google関連ワード対策
- Google「他の人はこちらも検索」対策
葬儀特化ならではの実績と知識があるため、ご要望にあわせたサジェスト対策サービスの提案が可能です。
>>>葬儀屋.jpの詳しい実績はこちらから
もし、以下の内容に1つでも当てはまりましたら、お気軽に葬儀屋.jpへお問合せください。
- 「葬儀 地域名」など有益な言葉で検索表示される状態にしたい
- 解約や解約手数料・返金など契約関係でお客様から不安のお声が絶えない
- 良心的な営業をしているにもかかわらず自社の悪いクチコミや情報がインターネット上に溢れていて困っている
- 本当に評判の悪い他社と自社の情報やクチコミがお客様に誤解されている可能性がある
- SNSやニュースにより風評被害が生じてしまった
>>>葬儀業界向け検索エンジン『予測キーワード』対策|Google/Yahoo!検索エンジン「サジェスト対策」サービスのご紹介ページはコチラ
まとめ
今回は、Yahoo!における予測キーワード(サジェスト)の仕組みについて解説いたしました。
Yahoo!は、実際に検索されたキーワードを中心に、第三者目線の言葉による組み合わせがあります。
Googleと異なり、予測キーワードの仕組みがシンプルで、キーワード次第では毎日予測キーワードが入れ替わるようです。
うまく活用すれば、葬儀関連会社様の新しいブランディング施策になるほか、人材確保にも活用できるでしょう。
一方で、予測キーワードにネガティブな言葉が表示されてしまったままだと、利用者に意図としない悪い印象を与えてしまうかもしれません。
本記事を参考に、自社が客観的にどのように見られているのかを改めて確認し、必要に応じて事業の評判への対策や予測キーワード対策を行ってみてください。