ペット葬儀のホームページに必須の項目とは?
環境省が2013年に調査したアンケート調査によれば、ペットを飼っている方が民間の葬祭業者を利用した割合は次の通りで、高い割合を示していることがわかります。
- 犬:42.7%
- 猫:28.7%
ペットは飼い主にとって、家族の一員であるからこそ、人間同様に葬儀を行いたいと考える方も多くなっています。
それでは、ペット葬儀社として、ホームページにはどのような項目を掲載すれば、訪れる人にとって検討しやすいでしょうか。
本記事ではペット葬儀のホームページに必要な項目をご紹介します。
もくじ
ペット葬儀のホームページに必要な項目
ペット葬儀のホームページに必要な項目は、主に次の9つです。
自社で不足している項目は追加しましょう。
① 葬儀の種類
ペットの飼い主にとって、葬儀の種類と内容は重要な情報です。自社で行える葬儀のプランは全て記載しましょう。
ペットの火葬についても、個別・一任個別・合同などの種類があり、そのほかにも樹木葬や埋葬などがあります。
葬儀の種類と一緒に、実際の葬儀内容にも触れておくと、ホームページを訪れた人が依頼しやすくなるでしょう。
② 葬儀の流れ
葬儀を希望している方の中には、初めてペット葬を依頼する方も少なくありません。
そのため、ペット葬はどのような流れで行われるのか、一連の流れも記載しましょう。
葬儀の流れは、図や表を使うと一目でわかりやすいため、おすすめです。
ホームページによっては、写真を用いて説明している場合もあります。
葬儀の種類が多くなれば、それぞれの流れも異なるため、わかりやすい説明となるよう工夫しましょう。
③ 葬儀ができるペットの種類
ペット葬儀は犬・猫に限らず、多くの場合は鳥やウサギなどの小動物も対象です。
しかし、一般に小動物などの葬儀の認知度は低いため、ホームページを訪れる人にとって、自身のペットが葬儀の対象かどうか、記載されていると安心でしょう。
そのためできるだけ細かく、葬儀ができるペットの種類を記載しましょう。
④ 葬式の有無
人によっては、ペットのためにお経を唱えてもらうなどの、葬式をしたいと考える場合もあります。
ご遺体の安置と火葬だけではなく、式もできるかどうか、ホームページ内で触れておきましょう。
自社で葬式を執り行っていない場合でも、葬式ができるかどうかの問い合わせを減らせるメリットがあります。
葬式を行っている場合は、お経を唱えてもらう、自宅で旅立ちの儀式を行う、などのように、詳細も記載しておくとよいでしょう。
⑤ 対応エリア
斎場を構えてペット葬を行っている場合には、特に記載は不要ですが、出張で葬儀を行う場合には対応エリアの記載も必須です。
もし出張料が発生する場合には、その旨の記載も忘れないようにしましょう。
⑥ 葬儀の費用
飼い主が希望するペット葬はいくらになるのか、費用の記載も重要です。
もし、プランとして提供している場合は、トップページにわかりやすく表示をしておくと、ユーザーが検討しやすいでしょう。
複数のプランがある場合には、パッと見て比較しやすいように、プランごとの内容がわかりやすい表示になるよう工夫しましょう。
⑦ お問い合わせフォーム・電話番号
お問い合わせフォームと電話番号は必須項目です。
目立つカラーでわかりやすい場所に設置すると、ユーザーの目に留まりやすくなります。
電話番号を記載する際には、受付時間も表示するとよいでしょう。
⑧ お客様の声
多くの場合、ペット葬を利用する頻度はあまり高くありません。
そのため、葬儀を利用する際には、他の利用者からの評判が気になるものです。
あらかじめホームページ内にお客様の声が掲載されていると、訪れた人も安心して検討できるでしょう。
葬儀内容の記載などでは説明しきれない部分や、利用者の不安な感情を払拭できるよう、お客様の声を集めて掲載しましょう。
⑨ よくある質問
ホームページを丁寧に作成しても、ユーザーの方にとって、わかりにくい部分はどこかにあるかもしれません。
その補足のために、「よくある質問」を設置して、利用のしやすさにつなげましょう。
また、すぐに回答ができるような内容でも、よくある質問に掲載しておくと、問い合わせに対応する手間を減らすことができます。
次のような項目は、よくある質問にまとめておきましょう。
- 問い合わせ時によく質問される内容
- 24時間、いつでも対応可能かどうか
墓地・霊園・納骨堂の有無
ペット用の墓地・霊園・納骨堂など、提携しているところがある場合は記載しておくとよいでしょう。
葬儀から埋葬場所の提供まで、ワンストップで行えることは大きなメリットです。
墓地や霊園の場合は、墓石の設置の有無についても触れておきましょう。
まとめ
ここまで、ペット葬儀のホームページに必要な項目についてご紹介をしました。
ペット葬は、一般に利用する場合が少ないからこそ、丁寧な解説が必要となる業種です。
ペット葬儀について検討中のユーザーが、理解しやすいようなホームページにするために、本記事をご参考にしてください。