葬儀社の集客でプレスリリースは重要!ポイントや他社の事例をご紹介
一定規模の会社になると、企業の対外的な情報発信が重要となり、社内に広報部門を設置するところもあります。
一方で葬儀社において対外的な発信は、新聞への「訃報」が一般的で、「プレスリリース」を行う機会はあまり多くありません。
しかし、新会館設立や葬儀プラン改善、イベント情報といった内容は、プレスリリースとして発信することで、より有効的に、多くのお客様へと情報を届けられるようになります。
そこで本記事では、葬儀社がプレスリリースを発信する重要性についてご紹介します。
もくじ
プレスリリースとは?
プレスリリースとは、新聞やweb上のニュースメディアなどの報道機関に対して、自社のニュースや情報を提供するための文書のことです。
LINE NewsやSNSなどにおいて、企業の新商品が取り上げられていることを目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
このように企業は新商品や新サービスなどが展開された際には、多くの人に情報が届くよう、新商品の概要や魅力を伝えるプレスリリースを用意し、各ニュース媒体・メディアへ掲載してもらうように依頼します。
ただしプレスリリースは各報道機関に依頼するというよりも、まずは企業側は「PRTIMES」などのプレスリリースを公開できる場所でプレスリリースを公開し、その公開されたプレスリリースを報道機関がピックアップして掲載するという流れが主流となっています。
葬儀社がプレスリリースを発信する重要性とは?
上述した通り、プレスリリースはメディアやステークホルダーに向けて、企業の最新の活動内容を発信するのが目的です。
そのため、「新商品・サービスの開発・発売」「新規事業の開始」「イベントの告知」などのプレスリリースをメディアが取り上げ、お客様やターゲットに情報が届くことで、企業の認知度向上や商品・サービスやイベントの購買・参加につながります。
葬儀社のプレスリリースも同様で、「新会館設立」「葬儀プラン改善」「イベント情報」のような最新情報をメディアに取り上げてもらえれば、葬儀社を探しているお客様へ自社の情報やニュースが届きます。
このように、葬儀社がプレスリリースを発信することによって、新たなお客様に自社の葬儀プランを利用してくれるきっかけ作りとなるのです。
葬儀社がプレスリリースを発信する際のポイント
葬儀社がプレスリリースを発信する際、ポイントを守ってプレスリリースを作成すれば、読み手にとってわかりやすく、メディアに取り上げてもらいやすくなります。以下からはそれぞれのポイントについて見ていきましょう。
目にとまるタイトルを付ける
メディアには日々、数多くのプレスリリースが届き、その中から何を取り上げるるのか、吟味されています。そのため、メディア担当者に注目してもらえるよう、キャッチーなタイトルの設定が必要です。以下では同業者で参考になるキャッチーなタイトルをいくつか掲載しておきますので参考にしてください。
奈良県桜井市に「貸切り邸宅型」葬儀場オープン!~1日1組限定で よりプライベートな空間を提供~
引用元:PR Times花いっぱいのペット葬儀 花屋が営むペットセレモニー 最後の贈り物とありがとうの気持ちを込めて
引用元:PR Timesコロナ禍で需要の高まるお線香に新感覚のギフト「香茶葉-kouchayou-」が新発売!
引用元:PR Times
リード文は5W2Hを取り入れる
プレスリリースのリード文は、およそ300字でまとめるため、要点を絞った解説をしなくてはいけません。
限られた文字数の中で要点をまとめるには、5W2Hを取り入れるのが最適です。
Who | 自社 |
---|---|
Where | 提供や実施する場所 |
When | 開始日や期間 |
Why | 背景や目的 |
How | 特徴や概要 |
How much | 価格 |
このように、5W2Hを意識することで、要点を余すことなく記載できるため、読者にとってわかりやすく、ターゲットとなる顧客に響きやすくなります。
アイキャッチ画像でシーンを想起させる
プレスリリースに画像を用いると、サービス・イベントの視覚的訴求が可能です。
特にアイキャッチ画像(プレスリリースの冒頭に挿入する画像)は、プレスリリースの第一印象になる重要な部分です。「利用・参加シーンを想起させられる」「興味・関心を集められる」画像を用意しておきましょう。
例えば新会館がオープンした旨をプレスリリースした場合は、新会館全体の写真を用意する、最新サービスを取り入れた場合はスタッフが対応している様子の画像を用意するなど、各プレスリリースの内容に適した画像を挿入することが重要です。
また、メディアが転用することを考慮し、サイズ・画素数の調整も忘れないようにしてください。
具体的なデータ・数字は積極的に使う
具体的なデータ・数字は、発信する内容をより信頼性のあるものにします。
例えば、以下のような文では、どちらが読み進めたくなるでしょうか。
- A. 家族葬を希望するお客様のご意見に基づいた、理想の家族葬を提供開始
- B. 家族葬を希望するお客様1,000人のご意見に基づいた、理想の家族葬を提供開始
おそらく、ほとんどの方がBの方が説得力のある文章だと感じ、読み進めたくなるはずです。
このように、具体的なデータや数字は読者に信頼を与え、興味・関心を集めるのに役立ちます。ぜひ、取り入れてみてください。
他社のプレスリリース事例集
ここまで、葬儀社におけるプレスリリースの重要性や具体的なポイントについて解説してきました。
以下からは、他の葬儀社がどのようなプレスリリースを発信しているかについて見ていきましょう。
桜山斎場エニシア
桜山斎場エニシアでは、邸宅型家族葬の新サービスについてプレスリリースを発信しています。
タイトルがシンプルかつわかりやすく、これまでの家族葬に不満を覚えるお客様に刺さるキャッチコピーも設定されています。また写真や動画も多く使われており、一般的な家族葬とどこが違うのかを視覚的に伝えています。
URL | https://www.atpress.ne.jp/news/287699 |
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(株)メモリアルむらもと
(株)メモリアルむらもとでは、移動型葬祭サービスを開始した際にプレスリリースを発表しています。
冒頭部分で移動型葬祭サービスのメリットを伝え、サービスの特徴をわかりやすく箇条書きで紹介し、プラン例、事業背景、コンセプトという、サービスを分かりやすく説明できる流れになっています。
URL | https://jun-rin-sai.jp/archives/release/pr/#a1 |
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ハウスボートクラブ
ハウスボートクラブでは、VRお別れ会のモニター募集をプレスリリースしています。
モニター募集のプレスリリースではあるものの、「どのような方が利用するのか」「どうすれば参加できるのか」「実際の利用シーン」が記載されており、見込み客が読んだ際に、理解しやすい構成となっています。またこのようなイベントのプレスリリースでは情報の正確性、網羅性が重要です。
実際にハウスボートクラブで発表したプレスリリースでの内容では「期間」「対象者」「特典」「注意事項」が丁寧に記載されており、問い合わせややり取りもスムーズに行くように工夫されています。
URL | https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000012774.html |
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まとめ
葬儀社さんがおこなうプレスリリース発信の重要性についてご紹介しました。
新サービスやイベントの集客を考えるには、葬儀社であってもプレスリリースを活用するのが効果的だという点を理解してもらえたはずです。本記事で解説したポイントを意識しながら、ぜひ効率の良い集客を目指してください。