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葬儀社のホームページに掲載しておきたい供花・供物のFAX注文用紙

葬儀社HPの供花・供物FAX注文用紙・テンプレート有

テンプレートをご覧になりたい方はコチラからお願いします。

御供花・お供物FAX注文用紙テンプレート

葬儀社ホームページをご覧いただく方の中には、高齢者の方も多くいらっしゃいます。
新聞の訃報欄をご覧いただいた際に、友人・知人である方が見つかれば、そこから供花・供物のご依頼をいただく場合が想定されます。
その際に、高い確率でたどり着く先がホームページです。

その後、供花・供物の注文と思われた際にネットで発注だと不安、電話やFAXで送りたい、その様な方に向けてホームページをつくる際に供花・供物のFAX注文用紙を用意している葬儀社さんも多いです。
今回は各葬儀社さんのホームページで供花・供物のFAX注文用紙を掲載されているところを事例に、どの様なご注文用紙が最適か見ていきたいと思います。

ユーザーの利便性追求のために

供花FAX注文

 

最適な注文用紙を作成するため、まずは供花・供物をFAXで注文される方にとって、どうしたら利用しやすくなるか考えなければなりません。
利用者の人物像を想定することで、必要となる施策もある程度までは予想できます。

FAXの保有率

近年では存在感の薄くなったFAXですが、実は全世帯の3割以上が保有していますので、供花・供物のFAX注文への対応は必要でしょう。
FAXの年代別保有率は50代~70代の40%以上となっている反面、30代以下の世代では10%以下です。

家庭用FAXが普及したのが1980年代であり、総務省の情報通信白書では2001年をブロードバンド元年と位置付けています。
つまりFAXの利用が想定されるのは、1980年~2001年の期間に青年期を過ごした方が多いということです。

供花・供物の注文で想定される利用者の人物像

ネットショッピングが一般的な時代に、あえてFAXでの注文を希望するのはどんな方でしょうか?
高齢の方はデジタル機器の扱いが苦手というイメージがあるかもしれませんが、日常的にネット検索を行う高齢者の方は少なくありません。
しかし業務でパソコンなどのデジタル機器を扱っていた方以外はスキルに自信がないという方も多く、特に専業主婦の高齢女性は使い慣れたFAXの方が安心と感じているようです。

FAXでの注文を希望されるということは、FAXを保有している方が多いでしょう。
こういった事情から、供花・供物のFAX注文を好まれるメインターゲットは、50~70代のFAXを保有している女性が想定されます。

すでにお気づきかもしれませんが、50~70代は今後喪主を務める可能性が高く、終活に関心を寄せる世代でもあります。
葬儀社様のメインターゲット世代にあたる、供花・供物のFAX注文依頼者に好印象を与えられれば、供花の注文者から葬儀の利用者に立場が変わる可能性も少なくありません。

また同年代の友人・知人との会話の中で、担当葬儀社様の名をあげてもらえる可能性も高くなります。
実生活での友人からの口コミは、ネットの口コミと比較にならないほどの影響力をもちますので、ターゲット層を取り込むためにも利便性の向上が重要です。

供花・供物注文用紙の配布方法

人が亡くなってから葬儀までの期間は3~4日ほどが通例ですので、供花・供物の注文に関するやり取りにはスピーディーな対応が求められます。
FAXでの注文を希望されている方に対しては、迅速かつ間違いの無いように必要な情報を網羅した注文用紙を手元に届けなければなりません。
ごくまれにFAX用紙をFAX送信や郵送している葬儀社様もありますが、もっとも効率的なのは公式ホームページ内に供花・供物の注文ページを設ける形式でしょう。

前述したように高齢の方でもネット検索はできますので、葬儀場または担当葬儀社さえ分かれば公式ホームページまではたどり着ける可能性が高いです。
公式ホームページ内に供花・供物の見本写真が掲載された注文ページが設置されており、弔問用紙もページから入手可能なら抵抗なく注文に進めます。

ファイルの保存形式

ファイルの保存にはさまざまな形式がありますが、文書のダウンロードにはPDFを用いるのが一般的です。
PDFはWORDやExcelなど多様な文書から作成可能で、どのようなパソコンやスマートフォンであっても、保存時と同じ画像を表示・印刷が可能という特徴をもつ保存形式です。

PDFファイルの表示には「Adobe Reader」が必要ですが、利用機会の多い保存形式のためインストールされていることも多く、ソフト自体もAdobe社のホームページから簡単に入手できます。
また基本的にPDFファイルに直接入力することはできません(専用ソフトを購入すれば可能)が、FAXでの注文を希望される方の多くは、注文用紙の手書きに抵抗はないでしょう。

PDFファイルなら注文用紙はプリンターで簡単に印刷できますし、自宅にプリンターがない方でもコンビニの多機能プリンターでプリントアウトできます。
ネット検索の7割以上がスマートフォン利用とされていますので、スマートフォンだけで注文用紙の印刷まで完結できる旨を、供花・供物の注文ページや注文用紙に記載しておいてもよいでしょう。

自宅以外でのPDFファイルの印刷方法

大手コンビニ3社(セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート)の中で、ローソンとファミリーマートの多機能プリンターは同じものですが、セブンイレブンだけは独自のプリンターを導入しています。

セブンイレブン

 

セブンイレブンの「netprint」はパソコンでnetprintサイトにアクセスし、PDFファイルを登録して予約番号を受け取るか、スマートフォンに専用アプリを入れることで利用できます。
利用料金は白黒(B5/A4/B4/A3サイズ)で1枚10円です。

ローソン・ファミリーマート

「ネットワークプリント」はローソン・ファミリーマート・ポプラに導入されているマルチコピー機です。
パソコンまたはスマートフォンでネットワークプリントサイトにアクセスしてファイルを登録すれば、アプリを入れなくても印刷できます。
利用料金は白黒(B5/A4/B4/A3サイズ)で1枚10円です。

注文用紙に記載する内容

葬儀当日にトラブルにならないよう、供花・供物の注文を受ける際は細心の注意が必要です。
そのため注文用紙には必要事項のすべてを記載し、注文者に記入してもらう必要があります。
注文用紙に記載すべき内容を、以下に紹介します。

  • FAX送信先の電話番号
  • 届け先式場
  • 喪主名や供花・供物を届ける通夜式・告別式の日時
  • 供花・供物の種類や個数
  • 名札の記載内容
  • 依頼人の氏名・住所・電話番号
  • 請求先の氏名・住所・電話番号
  • 支払い方法(銀行振込以外に式当日清算など選択肢がある場合)
  • 自社の名称・住所・電話番号

FAX送信先の電話番号は、最上部の一番目立つ場所に記載すべきでしょう。
自宅や公営斎場での葬儀に対応している葬儀社様は、届け先の住所や連絡先も必要です。
また供花・供物は会社などの組織から注文を受けるケースもありますので、会社名や担当者名の記入欄も設けておいた方がよいでしょう。

参考までに以下にgoogleドキュメントで作成したテンプレートを掲載しておきます。

御供花・お供物FAX注文用紙テンプレート

FAX注文用紙

公式ホームページ内の供花・供物の注文ページ設置方法

供花・供物の注文ページを設置する場合、公式ホームページにたどり着いたユーザーが一目で見つけられるようにしたほうが親切でしょう。
またページ内においてもユーザーの利便性を高めるために、可能な限りの工夫が必要です。

ホームページ内に見本写真の掲載をおすすめする理由

一部の葬儀社様ではFAX注文用紙に見本写真が掲載されていますが、このスタイルはあまりおすすめできません。
葬儀社様が配布しているFAX注文用紙は、文書保存に適したPDF形式でのダウンロードがほとんどです。
しかしPDF形式で保存された写真は、印刷の際に画像が不明瞭になることも少なくありません。

供花・供物の見本写真は注文用紙ではなく、注文ページに掲載したほうがより鮮明な画像で確認できます。
またコンビニのマルチコピー機でPDFファイルを印刷する際に白黒印刷なら1枚10円ですが、カラーでは1枚50円になりますのでユーザーにとっても有益ではありません。

ダウンロード方法

供花・供物のFAX注文に対応している葬儀社様では、PDFファイルダウンロードページへのリンクを設けているケースがほとんどです。
しかし、ワンクリックでダウンロードできるボタンを設置しておけば、よりユーザーの手間が省けます。

FAXでの供花・供物の注文を受ける際の注意点

FAXで供花・供物の注文を受ける場合は、FAX受信を確認後すぐに折り返し連絡することをおすすめします。
送信したFAXが問題なく受信されているかどうか、依頼主には判断がつきません。
しかし、FAX送信先から折り返し連絡があれば、依頼主は不安を感じずにすみます。

供花・供物のFAX注文用紙にもその旨を記載しておけば、注文漏れなどのトラブル防止にも役立つでしょう。

まとめ~小さなつながりを大切に~

若年層には馴染みのないFAXですが、日本では通信手段として今でも意外なほど利用されているようです。
葬儀社のメインターゲットである50~70代の方が必要としているのであれば、FAXでの供花・供物の注文には対応しておくべきでしょう。

葬儀における供花・供物の注文は、ユーザーと葬儀社のつながりとしては決して強いものではありません。
しかし、ユーザーの利便性を向上し葬儀社として好印象を与えられれば、つながりを徐々に強くすることも可能です。
実際に葬儀社を選ぶ際の候補にあがる可能性もありますし、地域の方々のつながりの中で自社の情報が共有される可能性もゼロではありません。

地域密着型企業の多い葬儀社様にとって地元での顧客接点の強化は、知名度の向上や利用者獲得に不可欠です。
ユーザビリティの向上に努めれば、ほんの小さなつながりを徐々に強固なものにすることも可能ですので、細かい点にも目を向けて対応することをおすすめします。

 

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