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知っておきたい葬送儀礼のマナー!「葬送儀礼マナー検定」について解説

葬送儀礼マナー検定

年々、葬儀や供養の形が多様化していますが、葬送の形が変化しても求められる大切なことは変わりません。
 葬送儀礼には多くのマナーがあり、その一つひとつに意味があります。その意味を理解し、身につけておくことは、大切な人を亡くし悲嘆する人に寄り添う、もしくは大切な人を弔う立場になったときに役立つはずです。

葬送儀礼マナー検定では、葬儀・お墓・供養などにまつわるマナーや作法を学び、そこに込められた意味や考え方に対する理解を深めることができます。
本記事では、「葬送儀礼マナー検定」資格の概要や取得方法について紹介しています。

葬送儀礼マナー検定とは

葬儀8-min

葬送儀礼マナー検定」とは、一般社団法人葬送儀礼マナー普及協会により設立された民間資格です。
資格を取得することにより、葬儀、お墓、供養などの葬送儀礼に関するマナーや作法を学び、本来の葬送儀礼の意味を改めて見直すことにつながります。

葬送儀礼で行われているマナーや作法は、形式だけのものではありません。故人を悼み、ご遺族様の悲しみに寄り添うという思いが形になったものです。
マナーや作法の本来の意味を理解し、ご遺族に寄り添うため、自分にとって大切な人を弔うために身につけておきたい知識だといえるでしょう。

一般社団法人葬送儀礼マナー普及協会が提供する「葬送儀礼マナー検定」のご説明

葬送儀礼マナー検定を取得する方法

葬送儀礼マナー検定は、葬送儀礼マナー普及協会のホームページから受検の申し込みができます。
合格すると、葬送儀礼マナー普及協会より認定証が発行されます。

【受検概要】 

  • ・受検方式/インターネット受検方式
  • ・受検料/2級 9,900円(税込み)
  • ・※再受験 3,300円(税込み)
  • ・出題範囲/各コースの学習テキストに沿って出題
  • ・出題数/2級 50問 
  • ・試験時間/2級 60分
  • ・受検の有効期間/ID、パスワード発行日より90日以内
  • ・合格基準/正答率70%

【検定内容】

葬送儀礼マナー検定2級

葬送儀礼に参列する際に知っておきたい基本的なマナー

葬儀マナーの基本 弔事の服装 お参りの作法
きとく・訃報を聞いたら お悔やみの言葉 香典マナー
ふくさの作法 弔電・弔事 お悔やみの手紙
供物・供花 法要参列 遺族との会話
お盆 お彼岸 喪中・年末年始
お墓参り 弔事のしきたり

出典:一般社団法人 葬送儀礼マナー普及協会HP

葬送儀礼マナー検定取得の意義

葬送儀礼に関するマナーは、知っているつもりでも、いざというときに「どうしたらいいのか」と悩むご遺族様は多くいらっしゃいます。
不安を抱えるご遺族様に対し、葬儀担当者によるマナーや作法のアドバイスやサポートは心強いはずです。
また、マナーや作法に込められた意味を知ることは、大きななぐさめになります。

葬送儀礼の形が大きく変わり、そのマナーや作法の意味が曖昧になりつつあります。
インターネットで学ぶマナーは、形は整っていても、心の在り方を知ることは難しいものです。

本来の意味やあり方を見直し、正しく後世に伝えていくためにも大切な資格だといえるでしょう。 

葬送儀礼マナー検定資格を活かせる職場

葬儀社

葬送儀礼のマナーは、日常生活でも役立ちますが、仕事で葬儀、供養に携わる人にとっては、より正しく深い知識を身につけていることが求められます。

葬儀社

葬祭ディレクターをはじめとする葬儀会場スタッフ、葬儀相談担当者、霊柩車のドライバーなど、葬儀にかかわるすべての人にとって、葬送儀礼のマナーは不可欠です。
資格を取得することにより、ご遺族様に対するきめ細かいサポートはもちろん、それぞれの担当業務に自信を持つことにもつながります。

仏壇店

葬儀を済ませてからも、お盆やお彼岸、年忌法要などの供養は長く続くものです。
葬送儀礼のマナーの知識を身につけておくことは、お客様へのサービスに役立つだけでなく、次の世代に正しいマナーを伝えることにもつながります。

石材店・墓石販売店

供養の形が多様化しても、弔うために大切なことは変わりません。
供養する人に寄り添うために、葬送儀礼のマナーを学ぶことは大切だといえるでしょう。

葬儀業界で役立つ資格

葬儀社スタッフ

本記事で紹介している葬送儀礼マナー検定」資格以外にも、葬儀や供養などの葬送儀礼に携わる上で役立つ資格には、以下のようなものがあります。

各資格について、簡単に紹介いたします。

葬祭ディレクター

葬儀業界の資格としてよく知られているのが、「葬祭ディレクター」です。
「葬祭ディレクター」は、葬儀全般の知識や技能、実務経験が必要とされるため、葬儀のスペシャリストともいわれています。

不幸に見舞われ、心細い思いをしているご遺族様にとって、葬祭ディレクターの有資格者は、とても頼りになる存在だといえるでしょう。

納棺士認定試験

納棺士

「納棺士」とは、生前の姿に近づけるべく故人様の身体を清め、浄土への旅立ちに相応しい装束の着付けや化粧を施す仕事です。
荼毘(だび:火葬すること)に付されるまでの時間を、ご遺族様にとってより良いものにすべく、ご遺体を最善の状態に保ちます。

かつては特定の資格が設けられていませんでしたが、現在では一般財団法人日本納棺士技能協会によって「納棺士認定試験」が実施されています。

遺体衛生保全士

「遺体衛生保全士」は、ご遺体を長期間保存するための「エンバーミング」を実施するために必要となる資格です。
「エンバーミング」は、土葬が主流の欧米を中心として発達してきた遺体保全技術ですが、新型コロナなどの影響もあり、日本でも徐々に広がりを見せています。

「エンバーミング」技術を習得する方法は、最近まで海外留学しかない状況でしたが、現在では神奈川県平塚市の「日本ヒューマンセレモニー専門学校」で受講可能です。

仏事コーディネーター

「仏事コーディネーター」は、仏壇・仏具や仏事に関する豊富な知識を有することを証明する民間資格で、2004年に発足した「仏事コーディネーター資格審査協会」から認定を受けます。
主な対象者は仏壇・仏具販売店の実務経験者で、仏教の基礎知識や仏壇仏具の製品・販売知識に関する講習を受講し、審査に合格することで認定資格が与えられます。

仏事に関する悩みなども相談できる「仏事コーディネーター」を配置することで、安心して利用できる仏壇店という印象を与えられるでしょう。
資格が活用できる職場は主に仏壇・仏具販売店となりますが、葬儀後のフォローにもつながるため、葬儀社に勤務される方にとっても役立つ資格です。

お墓ディレクター

「お墓ディレクター」は、お墓に関する悩みをもたれている方に対し、お墓のスペシャリストとしてサポートを提供するのが主な役割です。
お墓の種類や石材に関する知識だけでなく、埋葬に関する法律や供養方法についても精通している必要があり、難関資格となっています。

「お墓ディレクター」は「日本石材産業協会」が主催する民間資格のため、石材店や墓石販売店に勤務するうえで必須の資格ではありません。
しかし「お墓ディレクター」試験に合格した方に与えられる「お墓ディレクターのマーク」は、利用者に安心感を与えられるでしょう。

仏教葬祭アドバイザー

「 仏教葬祭アドバイザー」は、仏式葬儀の手順や決まり事・作法などについて、ご遺族のサポートを提供するアドバイザー資格です。
「 仏教葬祭アドバイザー」有資格者が1名以上在籍する葬儀社は、日本仏教協会から伝統的な葬儀を提供する優良葬儀社として認定されます。

「葬祭ディレクター」と「 仏教葬祭アドバイザー」の両資格を取得することで、ご遺族へに対するさまざまな提案にも説得力が増すでしょう。

まとめ

かつては、親から子へ、子から孫へと伝えられてきた葬送儀礼のマナーは、核家族化により曖昧になりつつあります。
また喪主を務めた経験のある方は少ないので、葬儀にあたって不安に感じることも多いことでしょう。

こういった点を考慮すれば、「葬送儀礼マナー検定」の有資格者によるサポートは、ご遺族に大きな安心感を与えられるでしょう。
葬儀は家族の絆を再確認する良い機会でもありますので、弔いの心を伝えることには、大きな意味があるのかもしれません。

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