葬儀社さん向けホームページやアプローチブックの文章・原稿整理について

ホームページやアプローチブック、パンフレット、チラシなど、葬儀社の販促物を作成・リニューアルする際に悩まれることが多いのが「文章をどう書けばよいか」という点です。
デザインや写真は外部に依頼できても、自社のサービス内容や強みを伝える文章は、自社で考えなければならない場面が多いのではないでしょうか。
本記事では、葬儀社の販促物における文章・原稿整理の考え方と具体的な書き方について解説します。媒体を問わず活用できる内容ですので、ぜひ参考にしてください。
もくじ
(1)文章のゴールを決める~行動につなげる考え方~

①文章を書く前に「ゴール」を決める
販促物の文章を書き始める前に、まず「この文章を読んだ人に、最終的に何をしてほしいか」を明確にしておく必要があります。
販促物は「見てもらうこと」が目的ではありません。見た人が次の行動を起こし、最終的に自社のお客様になっていただくことが目的です。
文章を書く際に、このゴールが曖昧なままだと、何を伝えたいのか分からない文章になりがちです。「結局、どうすればいいの?」と読者を迷わせてしまい、せっかく手に取ってもらっても行動につながりません。
まずは「この販促物で、どんな成果を得たいのか」を社内で明確にしておきましょう。
②葬儀社の販促物で目指すべきゴールの種類
葬儀社の販促物で目指すゴールは、大きく分けて以下のような種類があります。

設定するゴールによって、文章で伝えるべき内容や書き方が変わります。
例えば、すぐに葬儀が必要な方へ向けた文章であれば、安心感を与える端的な表現とともに、電話へ誘導する一文が必要です。一方、事前に検討している方へ向けた文章では、じっくり比較検討できるよう、サービス内容や特徴を丁寧に説明する書き方が求められます。
文章を書き始める前に「この文章を読んだ人に、どのような行動をとってほしいか」を決めておくことで、書くべき内容が明確になります。
③「次の行動」を促す一文の書き方
ゴールを決めたら、読者をその行動へ導くための一文が必要です。これは文章の締めくくりに置く、行動を促すための文章です。
この一文がないと、読者は「なるほど」と思っても、そこで終わってしまいます。「結局どうすればいいの?」と迷わせず、自然に次の行動へ誘導することが大切です。
以下にゴール別の例文を紹介します。
-1- 電話での問い合わせへ誘導する場合
| 悪い例 | 良い例 |
| お電話ください。 | 深夜・早朝問わず、まずはお電話ください。24時間対応しております。 |
| ご連絡お待ちしております。 | ご不明な点がございましたら、お気軽にお電話ください。 |
-2- 資料請求へ誘導する場合
| 悪い例 | 良い例 |
| 資料請求はこちら。 | 葬儀の流れや費用をまとめた資料を無料でお届けします。 |
| 資料をお送りします。 | まずは資料でご確認ください。ご請求は1分で完了します。 |
-3- 事前相談へ誘導する場合
| 悪い例 | 良い例 |
| 事前相談を受け付けています。 | 「何から準備すればいい?」そんな疑問も、事前相談で解消できます。 |
| お気軽にどうぞ。 | 相談だけでも構いません。お気軽にご予約ください。 |
-4- 会員登録・互助会入会へ誘導する場合
| 悪い例 | 良い例 |
| 会員募集中です。 | 入会金・年会費無料で会員登録いただけます。もしもの時に備えて、まずはご検討ください。 |
| ぜひご登録ください。 | 月々の積立で備える互助会制度がございます。お気軽にお問い合わせください。 |
ポイントは、読者にとってのメリットや安心材料を添えることです。「お電話ください」だけでなく「24時間対応しております」を加えたり、「資料請求はこちら」だけでなく「無料でお届けします」を加えたりと、一言添えるだけで行動への後押しになります。
(2)誰に向けて書くかを決める

①既存のお客様像から対象者を導き出す
文章を書く際には「誰に向けて書くか」を明確にしておくことが重要です。対象者が曖昧なままだと、誰にも刺さらない文章になってしまいます。
では、どのように対象者を決めればよいでしょうか。最も確実な方法は、これまで自社をご利用いただいた既存のお客様を振り返ることです。
過去にご依頼いただいた喪主様・ご遺族様のなかで、最も多い層はどのような方でしょうか。年齢、性別、職業、家族構成など、共通する特徴が見えてくるはずです。
例えば「50〜60代の女性で、親御様を亡くされたケースが多い」「会社員の男性で、配偶者様を亡くされたケースが多い」など、自社のボリュームゾーンとなる層が浮かび上がってきます。
この層を対象者として設定し、その方に語りかけるつもりで文章を書くと、伝わりやすい文章になります。「みなさまへ」ではなく「あなたへ」という意識で書くことがポイントです。
②具体化するための確認項目
対象者像をより具体的にするために、以下のような項目を確認してみましょう。

これらの項目は、地域性や自社の特性によっても異なります。都市部と地方では参列者数の傾向が違いますし、取り扱うプランやサービスによっても変わってきます。
まずは過去1年分の施行データを振り返り、傾向を把握してみてください。データがない場合は、スタッフの肌感覚でも構いません。「こういうお客様が多いよね」という共通認識を社内で持っておくことが大切です。
③対象者像を文章に反映する方法
対象者像が明確になったら、それを文章に反映していきます。具体的には、言葉遣いや説明の深さを対象者に合わせて調整します。
例えば、対象者が「60代・初めて喪主を務める方」であれば、葬儀の専門用語は避け、丁寧に説明を加えた文章が適しています。
一方、対象者が「50代・過去に喪主経験がある方」であれば、基本的な説明は省略し、自社ならではの特徴やサービス内容を中心に伝える方が響きます。
以下に同じ内容を対象者別に書き分けた例を紹介します。
例:家族葬の説明文
| 対象者 | 文例 |
| 初めて喪主を務める方向け | 家族葬とは、ご家族や親しい方だけで行う葬儀のことです。少人数でゆっくりとお別れの時間を過ごせるため、近年多くの方に選ばれています。 |
| 喪主経験がある方向け | 当社の家族葬では、ご家族の時間を大切にした空間づくりを心がけております。故人様との最後の時間を、周囲を気にせずお過ごしいただけます。 |
「誰に向けて書くか」が変われば、同じサービスでも伝え方が変わります。整理した対象者像を思い浮かべながら、「この方に伝わるか」を意識して文章を作成してみてください。
(3)掲載する媒体の特性を理解する

①葬儀社の主な情報発信媒体
葬儀社が情報発信に使用する媒体には、さまざまな種類があります。主な媒体を整理してみましょう。
| 分類 | 媒体の例 |
| Web媒体 | ホームページ、Web広告、SNS(LINE、Instagramなど)、Googleビジネスプロフィール |
| 紙媒体 | アプローチブック、パンフレット、チラシ・新聞折込、会社案内、ニュースレター |
| マス媒体 | テレビCM、ラジオCM、新聞広告、新聞記事 |
| その他 | 看板広告 |
まずWeb媒体です。ホームページをはじめ、Web広告やSNS、Googleビジネスプロフィールなどがあります。自分で情報を探している方に届きやすい媒体です。
次に紙媒体です。対面説明で使用するアプローチブック、資料請求用のパンフレット、チラシや新聞折込、会社案内、ニュースレターなどがこれにあたります。対面時や、たまたま目にしたときに届く媒体です。
そしてマス媒体です。テレビCM、ラジオCM、新聞広告、新聞記事など、不特定多数に届くのが特徴です。新聞記事は広告とは異なり、取材を受けて掲載されるもので、信頼性が高い媒体といえます。
そのほか、看板広告のように日常生活のなかで目にする媒体もあります。
それぞれの媒体は、届けたい相手や届くタイミングが異なります。媒体ごとに読者の状況が違うため、同じ内容でも書き方を変える必要があります。次項では、媒体ごとの文章量の目安について解説します。
②媒体ごとの文章量の目安
媒体によって、適切な文章量は異なります。
ここで意識したいのが「認知数量」という考え方です。
認知数量とは、その媒体がどれだけ多くの人に届くかを表すものです。一般的に、認知数量が多い媒体ほど短い文章が求められ、認知数量が少ない媒体ほど長い文章で丁寧に説明することができます。

テレビCMや看板広告は、一瞬で目に入り、すぐに通り過ぎてしまいます。このような媒体では、短く印象に残るフレーズが求められます。
チラシや新聞折込は、手に取ってもらえたとしても、じっくり読まれることは多くありません。要点を絞った短めの文章で、興味を引くことが重要です。
一方、ホームページは読者が自ら情報を探して訪れています。ある程度まとまった文章量でも読んでもらえる可能性が高く、サービス内容や特徴を丁寧に説明できます。
アプローチブックやパンフレットは、対面での説明時や資料請求後に読まれます。比較検討の材料となるため、必要な情報を過不足なく伝える文章が求められます。
目安として各媒体ごとの文章量を整理すると、以下のようになります。
| 媒体 | 文章量の目安 |
| 看板広告・テレビCM | キャッチコピー程度(10〜20文字) |
| チラシ・新聞折込 | 短文中心(50〜100文字程度のブロック) |
| ホームページ | 中〜長文(200〜500文字程度のブロック) |
| アプローチブック・パンフレット | 必要に応じた長文も可 |
これはあくまで目安です。大切なのは、読者がどのような状況でその媒体に接するかを想像し、それに合った文章量を選ぶことです。
③どの媒体でもメッセージは統一する
媒体ごとに文章量や書き方は変わりますが、伝えるメッセージの核は統一する必要があります。
例えば、ホームページでは「家族の時間を大切にした葬儀」と伝えているのに、チラシでは「低価格が魅力」と打ち出していたらどうでしょうか。読者は「結局この葬儀社は何が強みなの?」と混乱してしまいます。
媒体によって表現の仕方は変えても、根幹となるメッセージがブレてしまうと、記憶に残りにくくなります。さらに、媒体ごとに言っていることが違うと、信頼性にも影響しかねません。
統一感を保つためには、まず自社の「核となるメッセージ」を言語化しておくことが大切です。
- 自社が最も大切にしていることは何か
- 他社と比べたときの強みは何か
- お客様にどんな価値を届けたいか
これらを整理し、一文でまとめておくと、どの媒体の文章を作成するときも軸がブレにくくなります。
「文章量は媒体に合わせて調整しつつ、核となるメッセージは必ず一貫させる」この意識を持っておくことで、販促物全体に統一感が生まれます。
(4)説明すべき内容を整理する

①販促物に必要な情報項目
文章を書く前に、「何を説明すべきか」を整理しておく必要があります。いきなり文章を書き始めると、必要な情報が抜け落ちたり、逆に不要な情報を盛り込みすぎたりしてしまいます。
葬儀社の販促物で説明すべき内容は、大きく分けて以下のようなカテゴリがあります。
- 会社に関すること(概要、理念、歴史、対応エリアなど)
- サービスに関すること(葬儀プラン、オプション、価格など)
- 施設に関すること(式場、安置施設、アクセスなど)
- 実績に関すること(施行件数、お客様の声など)
- 問い合わせに関すること(連絡先、受付時間、相談方法など)
まずは自社で伝えるべき情報をすべて書き出してみてください。この段階では取捨選択せず、思いつくものをすべてリストアップすることが大切です。
書き出す際は、エクセルやスプレッドシートでまとめておくことをおすすめします。一覧表にしておくと、新しい販促物を作成する際に一から文章を考える必要がなくなります。また、媒体ごとにメッセージがバラバラになることも防げます。

一度管理表を作成すれば、販促物のリニューアルや新規作成の際にスムーズに進められます。定期的に内容を見直し、情報を最新の状態に保っておきましょう。
②短文・中文・長文の使い分け
書き出した自社で伝えるべき情報は、短文・中文・長文の3パターンで用意しておくと便利です。媒体によって掲載できる文章量が異なるため、あらかじめ複数の長さで準備しておくことで、使い回しがしやすくなります。
以下に、同じ内容を短文・中文・長文で書き分けた例を紹介します。
例:24時間対応について
| 種類 | 文例 |
| 短文 | 24時間365日対応。深夜・早朝もお電話ください。 |
| 中文 | 24時間365日、いつでもお電話いただけます。深夜や早朝でも専門スタッフが対応いたしますので、もしもの時も慌てずにご連絡ください。 |
| 長文 | ご逝去は時間を選びません。当社では24時間365日、専門スタッフが電話対応しております。深夜や早朝のご連絡でも、すぐにお迎えの手配が可能です。「夜中に電話してもいいのだろうか」とご不安に思われる方もいらっしゃいますが、どうぞご遠慮なくお電話ください。 |
短文は看板やチラシ、キャッチコピーなどに適しています。中文はホームページの各ページやパンフレットに使いやすい長さです。長文はアプローチブックや詳細説明ページなど、じっくり読んでもらえる場面で活用できます。
すべての情報で3パターンを用意する必要はありませんが、自社の強みや特徴など、繰り返し使う内容については事前に準備しておくと、販促物を作成するたびに一から書く手間が省けます。
(5)伝わる文章の書き方

ここまでは、文章を書く前の準備について解説してきました。ゴールの設定、対象者の明確化、媒体の理解、情報の整理ができたら、いよいよ実際に文章を書いていきます。
ここからは実践編として、伝わる文章の書き方を解説します。
①結論から書く「PREP法」が基本
伝えやすい文章作成方法として、いくつかのテンプレートがあります。そのうちの1つで「PREP法」というものがあります。Point(結論)、Reason(理由、)Example(事例)、Point(結論)の4つの要素で構成するという内容です。

参考URL:https://makefri.jp/work/7551/
②例文でわかるPREP法の活用
それでは実際に、PREP法を使った場合と使わなかった場合で、どのように印象が変わるか見てみましょう。
例:家族葬の説明


PREP法を使っていない例は、最後まで読んでようやく「家族葬は選ばれている」という結論にたどり着きます。読者が途中で離脱してしまうと、伝えたいことが伝わりません。
PREP法を使えば、最初に結論を伝えるため、たとえ途中で読むのをやめられても、要点だけは伝わるのです。
③もう一つの型「SDS法」の紹介
前述したPREP法と並んでよく使われる文章構成法に「SDS法」があります。SDS法とは、以下の3つの要素で文章を構成する方法です。
| 要素 | 役割 |
| S:Summary(要点) | 最初に要点を伝える |
| D:Details(詳細) | 詳しい内容を説明する |
| S:Summary(要点) | 最後にもう一度要点をまとめる |
PREP法との違いは、構成がシンプルなことです。PREP法は「理由」と「事例」を分けて説明しますが、SDS法は「詳細」として一つにまとめます。
例:事前相談の案内

【PREP法とSDS法の使い分け】
| 型 | 向いている場面 |
| PREP法 | 根拠や実績を示して説得力を持たせたいとき |
| SDS法 | サービス内容や流れを簡潔に説明したいとき |
PREP法は、根拠や実績を示して説得力を持たせたいときに向いています。一方、SDS法はサービス内容や流れを簡潔に説明したいときに適しています。
どちらの型も「結論・要点を最初に伝える」という点は共通しているので、伝えたい内容や文章の長さに応じて使い分けてみてください。
(6)図や画像を効果的に使う

①なぜ画像が必要なのか
ここまで文章の書き方について解説してきましたが、文章だけでは伝わりにくい場面もあります。文字ばかりが続くと、読者は読み疲れてしまい、途中で離脱してしまう可能性があります。
基本的に、読者は流し読みをしているものと考えてください。特にサービス説明などは、最初から最後まで熱心に読んでくれる人はごく僅かです。
そこで効果的なのが、図や画像の活用です。画像があると、流し読みをしていても内容の概要が伝わりやすくなります。また、文章の合間に画像が入ることで視覚的な休憩ポイントが生まれ、読み進めやすくなります。
さらに、数字やデータを示す際にグラフや表を使うと、説得力が増します。「多くのお客様にご利用いただいています」と文章で書くよりも、実際の数値をグラフで見せた方が信頼性は高まります。
例えば、高齢者である60-69歳のパソコン・スマートフォンの普及率は高いと言われていますが、以下の様なグラフがあると具体的になりますし、信用度も高いものと思われます。

②効果的な画像の種類と使いどころ
販促物で使用する画像には、いくつかの種類があります。それぞれの特徴と使いどころを、事例を交えて紹介します。
-1- 写真
式場の外観・内観、スタッフの様子、設備など、実際の姿を伝えたいときに使います。「どんな場所で葬儀を行うのか」「どんな人が対応してくれるのか」といった不安を解消する効果があります。
【事例:小さなお葬式(株式会社ユニクエスト)様】

出典:小さなお葬式
小さなお葬式のホームページでは、専門の相談スタッフの顔写真と名前を掲載しています。
葬儀の相談は、初めての方にとって心理的なハードルが高いものです。「どんな人が電話に出るのだろう」「強引に営業されないだろうか」といった不安を感じる方も少なくありません。
スタッフの顔と名前を事前に見せることで、「この人が対応してくれるんだ」と具体的にイメージでき、相談へのハードルを下げる効果があります。また、顔を公開しているということ自体が、会社としての誠実さや透明性を示すことにもつながります。
-2- イラスト・アイコン
葬儀の流れや手順など、概念的な内容を分かりやすく伝えたいときに使います。写真では表現しにくい内容や、柔らかい印象を与えたいときにも適しています。
【事例:小さな森の家(株式会社金宝堂)様】

出典:小さな森の家
小さな森の家のホームページでは、お葬式の手順を説明するページに、やわらかい絵柄のイラストを挿絵として入れています。
葬儀の流れや手順は、文章だけで説明すると堅苦しく、読み進めるのが負担に感じられることがあります。また、葬儀という題材自体が重いテーマであるため、写真を多用すると暗い印象になりがちです。
やわらかいタッチのイラストを使うことで、ページ全体の印象が和らぎ、読者に安心感を与える効果があります。初めて葬儀を経験する方にとっても、心理的な負担を軽減しながら情報を得られる工夫といえます。
-3- 図解・表・グラフ
プランの比較、サービスの全体像、料金体系、数値データなど、情報を整理して伝えたいときに使います。文章で長々と説明するよりも、一目で理解してもらえます。
【事例:イオンのお葬式(イオンライフ株式会社)様】

出典:イオンのお葬式
イオンのお葬式様のホームページでは、各葬儀の種類ごとのセットプランを表で一覧にして紹介しています。
葬儀のプランや料金は、文章で説明されても比較しづらく、結局どれを選べばよいのか分からないという方が少なくありません。
表形式で一覧にすることで、プランごとの価格や含まれるサービスの違いが一目で把握できます。読者は自分に合ったプランを見つけやすくなり、比較検討がスムーズに進みます。また、料金を明確に提示することで、「葬儀費用は不透明」という不安を払拭し、信頼感を高める効果もあります。
画像は「何となく入れる」のではなく、その画像で何を伝えたいのかを意識して選ぶことが大切です。文章の内容を補足する、または文章では伝えきれない部分を補う役割として活用しましょう。
③画像使用時の注意点(出典・著作権)
画像を使用する際には、著作権に注意が必要です。インターネット上で見つけた画像を無断で使用すると、著作権侵害になる可能性があります。
-1- 自社で撮影した写真を使う
最も安心なのは、自社で撮影した写真を使うことです。式場や設備、スタッフの写真は自社で撮影し、管理しておきましょう。撮影の際は、写っている方に使用許可を得ておくことも必要です。
-2- 素材サイトの画像を使う
イメージ写真やイラストが必要な場合は、素材サイトを利用する方法があります。無料・有料のさまざまなサイトがありますが、必ず利用規約を確認してください。「商用利用可」「加工可」など、条件を満たしているか確認したうえで使用しましょう。
-3- 引用する場合は出典を明記する
統計データやグラフなど、公的機関や他社の情報を使用する場合は、出典を明記する必要があります。例えば「出典:令和4年 内閣府消費動向調査」のように、どこから引用したかを記載します。出典を記載することで、掲載している情報の信頼性も高まります。
-4- お客様の声・写真を使う場合
お客様アンケートや感謝の言葉、葬儀の様子を撮影した写真などを掲載する場合は、必ず事前に許可を得てください。掲載許可の確認書を用意しておくと、後々のトラブルを防げます。
著作権や肖像権のトラブルは、一度起きると信頼を大きく損ないます。「大丈夫だろう」と安易に使用せず、使用する画像の権利関係は必ず確認するようにしましょう。
(7)Web媒体で押さえておきたいポイント

上記で解説してきた内容は、紙媒体・Web媒体を問わず活用できるものです。ここでは、Web媒体特有のポイントについて解説します。
①喪主世代のスマホ利用率は約9割
ホームページやWeb広告など、Web媒体で文章を作成する際に意識しておきたいのが、スマートフォンからの閲覧です。
喪主となる60〜70代のスマートフォン利用率は年々上昇しています。総務省「通信利用動向調査」によると、60代のスマートフォン利用率は約8割に達していることがわかります。
実際に、自社ホームページのアクセス解析を確認してみてください。スマートフォン経由のアクセスが半数以上を占めているケースも珍しくありません。
つまり、ホームページの文章は「パソコンの大きな画面で読まれる」ことを前提にするのではなく、「スマートフォンの小さな画面で読まれる」ことを前提に書く必要があります。
パソコンで見やすい文章とスマートフォンで見やすい文章は異なります。次項では、スマートフォンで読みやすい文章のコツを解説します。
②スマートフォンで読みやすい文章のコツ
スマートフォンで読みやすい文章には、いくつかのポイントがあります。
-1- 一文は40〜60文字を目安にする
スマートフォンの画面幅では、1行あたり20〜25文字程度で折り返されます。1文が長すぎると、何行にもわたって読みづらくなります。
| 文字数 | スマホでの見え方 |
| 40文字以内 | 2行程度で収まり読みやすい |
| 60〜80文字 | 3〜4行、やや長いが許容範囲 |
| 100文字以上 | 画面を埋め尽くし離脱の原因になる |
-2- 一段落は3〜4文で区切る
パソコン画面では気にならない文章量でも、スマートフォンでは画面いっぱいに文字が詰まって見えます。こまめに段落を分け、視覚的な「余白」をつくることで読みやすくなります。
-3- 結論・重要情報は冒頭に置く
スマートフォンのユーザーは、スクロールしながら流し読みをする傾向があります。前述したPREP法やSDS法のように、結論を先に伝える構成がより効果的です。
-4- 箇条書き・表を活用する
長い説明文よりも、箇条書きや表の方がスマートフォン画面では格段に読みやすくなります。特に料金やプラン比較などは、表形式にすることで一目で理解してもらえます。
③公開前にスマホ実機で確認する
パソコンで作成した文章は、パソコン画面では読みやすく見えても、スマートフォンで見ると印象が大きく変わることがあります。1文が長すぎる、段落が詰まりすぎている、といった問題は、実際にスマートフォンで見てみないと気づきにくいものです。
確認する際のチェックポイントは以下の通りです。
- 1文が長すぎて画面を埋め尽くしていないか
- 段落が詰まりすぎて読みづらくないか
- 文字サイズが小さすぎないか
- 画像が見切れたり、小さくなりすぎていないか
パソコンのブラウザでもスマートフォン表示を確認できます。Google ChromeやMicrosoft Edgeの場合、確認したいページで「F12」キーを押し、表示されたツールの左上にあるスマートフォンのアイコンをクリックすると、各機種での見え方をシミュレーションできます。
ただし、実際の操作感は実機で確認するのが確実です。公開前の実機確認を習慣にしておきましょう。
まとめ|伝わる文章は「ゴール・対象者の設定」と「結論から書く」がカギ
本記事では、葬儀社の販促物における文章・原稿整理の考え方と書き方について解説しました。
伝わる文章を書くために、まず押さえておきたいのは「ゴールと対象者の設定」です。「この文章を読んだ人に、どんな行動をとってほしいのか」「誰に向けて書くのか」が曖昧なままでは、何を伝えたいのか分からない文章になってしまいます。
そして、実際に書く際には「結論から書く」ことを意識してください。読者は忙しいなかで文章を読んでいます。結論を先に伝えることで、伝えたいことが届きやすくなります。
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小さな改善からはじめ、1年でガラリと変わるよう、中長期的に安定した葬儀事業となるよう並走させていただいております。
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