葬儀社がセミナーを実施する目的は?セミナーの内容を事例と共にご紹介
葬儀のサービスだけでなく、定期的にセミナーや勉強会を開催している葬儀社は多いです。
自社で取り入れることを考えた際、一体どのようなセミナーを開けば参加者が増えてくれるのでしょうか。
そこで本記事では、代表的な葬儀社が実施しているセミナーをご紹介します。
セミナー開催を予定している葬儀社は、ぜひ参考にしてください。
もくじ
葬儀社がセミナーを実施する目的
葬儀社がセミナーを実施する目的は、主に3つあります。
1つ目は、お客様が葬儀に関する知識を深められる点です。お客様にとって葬儀は頻繁に行われるものではありません。だからこそ、安心して葬儀が執り行えるよう、知識を身につけてもらうためにセミナーを実施します。
2つ目は、潜在顧客の獲得ができる点です。いずれ葬儀サービスを必要とするお客様に接触する機会ができるため、自社を利用してもらえる可能性が高まります。相談や講演を真摯にかつ信頼できる姿を見せられると、お客様も「ここの葬儀社に依頼したい」と考えてくれるようになるはずです。
3つ目は、顧客の情報収集があります。セミナーに参加する方は、少なくとも葬儀に興味・関心のある層です。そのため、どのような悩みを持ち、どのような知識量で、どのくらいの予算や規模の葬儀を考えているかが分かります。得られた情報を活用し、新しい葬儀プランの打ち出しや、お客様に必要なセミナーを企画することもできるでしょう。
参考になるセミナーを実施している代表的な葬儀社5選
今回参考にする葬儀社ですが、上場している以下の会社を取り上げました。
- ・きずなホールディングス
- ・燦ホールディングス(公益社)
- ・株式会社ティア
- ・株式会社サン・ライフ
- ・平安レイサービス株式会社
では、代表的な葬儀社はどのようなセミナーを実施しているのかみていきましょう。
きずなホールディングス
きずなホールディングスは、家族葬のファミーユや花駒、備前屋などをグループ会社とし、2020年3月に上場した企業です。
数あるセミナーの中でも落語を取り入れた「なるほど終活落語」を実施しているのは、きずなホールディングスだけでしょう。
落語は人の生死にまつわる人間模様を題材に取り上げることも多く、終活セミナーとして親和性が高いです。
その点に着目し、楽しく学べるセミナーを取り入れているのが他社にはない試みであり、最大の特徴といえます。
開催セミナー例 |
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セミナー内容 |
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燦ホールディングス(公益社)
燦ホールディングスは、公益社や葬仙など、5社の葬儀会社を傘下に持つ企業です。
開催するセミナーは、家族葬をメインにお客様の需要が高いテーマを取り上げています。
現在では新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けて、オンラインセミナーをメインとしている点も特徴です。
開催セミナー例 |
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セミナー内容 |
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株式会社ティア
株式会社ティアは、会館数が全国で132店舗(2021年9月時点)、年間約16,000件の葬儀実績を誇る企業です。
実施しているセミナーの内容は家族葬や葬儀費用などがメインとなっていますが、遺族として参加できる葬儀体験会も行っています。
知識の習得だけでは見えてこない部分を体験してもらうことで、より葬儀の流れを感じてもらえます。
セミナーや体験会で特典も用意されており、お客様にお得感を与える配慮もされています。
開催セミナー例 |
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セミナー内容 |
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株式会社サン・ライフホールディング
株式会社サン・ライフホールディングは、株式会社サン・ライフを子会社とする企業です。
サン・ライフでは、感謝祭やフェスタという名前で、葬儀の流れや家族葬についてセミナーを開催しています。
セミナーに加えて、1日を通して個別相談や施設見学も行っています。
開催セミナー例 |
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セミナー内容 |
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平安レイサービス株式会社
平安レイサービス株式会社は、神奈川県を中心に葬儀サービスを提供している上場企業です。
施設見学会に力を入れており、その中で個別相談会を設けることで、お客様の悩みを解決してあげる流れを作っています。
セミナーについては、遺品整理や相続税など、お亡くなりになった後の遺族の方に焦点を合わせて実施しています。
開催セミナー例 |
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セミナー内容 |
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まとめ
今回は代表的な葬儀社が実施しているセミナーについてご紹介しました。
家族葬の需要が高まっている点をふまえ、セミナーも家族葬をテーマにしている葬儀社が多いのがわかってもらえたはずです。
需要に合わせたセミナーを開催すれば、ターゲット層の獲得にもつながります。
ぜひ、代表的な葬儀社を参考にして、自社のセミナーにも活かしてみましょう。