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葬儀業界におけるDXとは?具体的な事例とメリット・デメリットについて解説

近年では、企業がDX化を加速させつつあり、葬儀業界においても例外ではなくなっています。

しかし、葬儀業界においてDXといっても、具体的なイメージが浮かばず、導入すべきか迷っている葬儀社も多いでしょう。

そこで本記事では、葬儀業界で実際に導入されているDXの事例や、メリット・デメリットについて解説します。

DX(デジタルトラスフォーメーション)とは

DXとは、デジタル技術を用いて業務効率化や顧客満足度の向上を推進する取り組みのことを指します。

「DX白書2021」によると、日本で約56%の企業が、アメリカでは約79%の企業がDXに取り組んでいると発表しています。

海外よりDXの導入率は低いものの、今後のデジタル技術促進を考えると、国内でもなお一層のDX化が予測できるでしょう。

そのため、葬儀社といえど他人事ではなく、時代に合った技術を用いて経営の効率化を図っていかなくてはなりません。

葬儀におけるDX事例

葬儀社にもDXを導入すべきといえど、具体的にどのような活用方法があるのか、よくわからない方も多いでしょう。

そこで次に、葬儀におけるDXの事例をいくつかご紹介していきます。

現在の葬儀業界では、どのようなDX化が進められているのか、ご参考にしてください。

リモート葬儀・オンライン葬儀

葬儀業界におけるDX事例には、リモート葬儀・オンライン葬儀があります。

リモート葬儀・オンライン葬儀は、遺族・僧侶の方以外の参列者は、オンライン上で参加してもらえる葬儀形式です。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って、葬儀に参列ができない、あるいは人数を制限されることが多くなりました。

しかし、遺族以外にも故人に感謝の気持ちを伝えたい方がいる点に着目し、リモート・オンラインによる葬儀のDX化が実現されたのです。

香典・供花などのキャッシュレス決済

香典・供花などのキャッシュレス決済(クレジット決済など)もDX化の1つです。

日本の葬儀業界の支払い方法は先進的とはいえず、いまだに現金や銀行振込しか受け付けていないところもあります。

そこで、オンライン上で香典・供花の注文・決済を行えるシステムを導入することで、注文者や参列者にとって、より便利でスムーズな取引が可能になるでしょう。

顧客管理システム

顧客管理システムの導入は、葬儀業界のDX化でも有名な事例です。

顧客・会員の情報を一元管理できるようなシステムがあれば、業務効率化だけでなく顧客満足度の上昇にも期待できます。

ライフエンディングテクノロジーズ株式会社が提供している「スマート葬儀CRM」が良い例でしょう。

スマート葬儀CRMでは、顧客・会員情報の管理をはじめ

  • ・見積書・請求書・領収書の仕分け
  • ・売上管理
  • ・発注・注文などの在庫管理

などの、経営において必要な業務を一元管理できるようなシステムです。

このようなDX化は、顧客だけでなく経営側にもメリットをもたらしてくれます。

葬儀DXのメリット

ここでは、葬儀DXのメリットについてご紹介します。

自社にとってメリットとなる部分が大きいのかどうかを考えながら見ていきましょう。

手続き・手配が楽になる

まず、DX化によってオンライン上で物事を進められるようになれば、手続き・手配が楽になります。

商品の受発注がオンライン上で可能になれば、パソコンだけでなくスマホやタブレット端末などで、外出先でも確認ができます。

また、キャッシュレス決済を導入すれば、現金の手渡しなどの手間が省け、葬儀社・顧客双方にとって時間短縮になるでしょう。

新型コロナウイルス感染症対策になる

新型コロナウイルスは、以前のような深刻な状況ではないものの、まだ油断はできない状態です。

そのため、DX化によって対面での接触を控えられるようになれば、新型コロナウイルス感染症対策にもなるでしょう。

オンライン面談やリモート葬儀はよい例で、自宅にいながらでも相談・参列が可能です。

顧客情報の一元管理ができる

顧客情報を一元管理できるのもDX化のメリットです。

データをデジタル化して社内で共有すると、ブラックボックス化していた情報も1つに集約させることができます。

そうなると、顧客の情報を把握しやすくなり、顧客満足度やサービス品質の向上にも期待ができます。

売上の上昇

顧客満足度やサービス品質が向上すると、売上の上昇にもつながります。

また、スタッフの1つ1つの作業に充てる時間も短縮できることから、売上に繋がる行動に注力できるのもDX化の狙いです。

葬儀DXのデメリット

葬儀DXはメリットだけでなくデメリットもあります。

そのため、自社にとって避けられる、あるいは最小限のデメリットで済むのかどうかも考えるべきです。

では、葬儀DXのデメリットについて見ていきましょう。

デジタル技術に詳しくない方は操作・参列が難しい可能性がある

DX化を進めたからといって、必ずしも顧客にとってメリットになるとは限りません。

特に、デジタル技術に詳しくない方にとっては、操作・参列が難しく、かえって不満に感じる可能性もあるでしょう。

そのため、顧客が利用するDX化を導入する際は、理解を得られるよう丁寧な説明が必須となります。

スタッフが慣れるまでに時間がかかる

DX化のもう1つのデメリットは、スタッフが慣れるまでに時間がかかってしまう点です。

もし、所構わずDX化を導入してしまうと、体制を大きく変えてしまうことになるので、業務効率の低下を招くリスクもあります。

DX化を導入する場合は、少しずつスタッフの業務効率を鑑みて進めていくようにしましょう。

葬儀業界のDX導入の方向性

葬儀業界でDX導入をする際は、目先の利益を考えてするものではありません。

  • ・参列者・喪家の負担が減る
  • ・顧客により安心・満足してサービスを受けてもらう

という意識が大切です。

そのためには、DXの手段について、顧客の立場になって真摯に考えていく必要があります。

今後ますますDX導入の動きが大きくなりますが、決して自社の利益が先行しないよう注意してください。

まとめ

今回は葬儀業界におけるDXについて、具体的な事例とメリット・デメリットについて解説しました。

DX化をすると業務効率化・顧客満足度の向上に期待ができるため、率先して導入すべきでしょう。

一方、デメリットもあるため、常に顧客や参列者の利便性に添えているかを意識しながら進めることが大切となります。

本記事で紹介したメリット・デメリットをよく理解して、正しく効果的な導入法を考えていきましょう。

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