採用を深掘りすると見えてくる経営の本質

様々な事業体を分析していくと、採用した人材が現場で高いモチベーションを維持し、仕事に「エンゲージメント（会社や組織に対する貢献意欲や愛着のこと）」を感じている組織ほど、右図の良い循環が生まれていることが分かりました。

このような組織では、経営層が人材に関する手間（工数）を大幅に削減でき、従業員が自律的に動く「自走する組織」として成功しているケースが多く見受けられます。
しかし、現在の多くの葬儀社様や仏壇店様、墓石店様では、以下のような人材に関する課題を抱えているのが現状です。

採用・人材育成の課題

• 

  高い離職率

  入社してすぐに辞めてしまう従業員が後を絶たない。

• 

  従業員定着率の悪化

  長期間働き続ける従業員が少なく、経験の蓄積が妨げられている。

• 

  雇用条件の問題

  業界特有の労働環境により、求職者にとって魅力的な職場環境になっていない。

これらの課題は、実は経営課題として表面化しにくい、あるいは認識されていないケースが散見されます。
この課題を解決するため、単なる採用支援に留まらず、経営・管理体制にまで踏み込んだコンサルティング・サポートを提供しています。

事業成長の鍵を握るのは「人材」の確保

現在の葬儀業界では、事業成長を追求するにあたり、以下の施策に注力している会社が多く見られます。

これらの施策は確かに事業成長のトリガー（引き金、きっかけとなるもの）となります。しかし、サービス業である葬儀業界において、「人材」の確保がなければ、これらの施策は実行に移せない、あるいは遅延・停滞してしまう可能性が高いといえるでしょう。 もし採用がうまくいかず、人材が不足すれば、以下のような負のスパイラルに陥る危険性があります。

ブランディング（会社や商品のイメージを高める活動）やセカンドブランド（既存ブランドとは別に、新しい顧客層をターゲットにしたブランド）の構築に取り組む葬儀社であっても、人材確保ができなければ、すべての努力が水泡に帰す可能性があります。
結局のところ、葬儀業界の事業成長は、質の高い人材を確保し、彼らが最大限に能力を発揮できる環境を整える「採用」と「人材育成」にかかっているといえるでしょう。

採用の課題

• 1雇用条件

  今の雇用条件で、本当に人が集まるのか不安がある。

• 2求人募集

  魅力的な求人募集要項の作成が難しい。

• 3メディアの選択

  どの求人メディアを選ぶべきか判断に迷う。

• 4競合分析

  競合他社の採用戦略を分析する時間がない。

• 5従業員の定着

  せっかく採用しても、すぐに辞めてしまう。

具体的なサービス内容

企業の魅力を示す4つの視点

人

社長・社員

• 経営者が魅力的
• 社員が魅力的
• 外部パートナーとの接点が持てる
• 実績のある著名な社員が多い
• 若手社員が多い
• 平均年齢が高い/低い
• 候補者と似た経歴の社員が多い
• 候補者と近しい思考の社員が多い

仕事

職種・業務

• 海外勤務ができる
• 専門知識・技術を習得可能
• 候補者の経験を活かせる
• 新規事業に携われる
• 魅力的な商品を取り扱える
• 裁量権が大きい
• 世の中への影響力が大きい
• キャリアパスが見える

待遇

給与・制度

• 研修・教育が充実している
• 女性が働きやすい
• 給与が高い
• 部活・サークルが多い
• 評価制度が整っている
• 福利厚生が充実している
• 勤務地の希望が通りやすい
• オフィス環境が良い

事業

会社・理念

• 業務好調
• 技術・商品の優位性が高い
• 海外進出している
• 事業の社会的意義が高い
• 市場の成長性が高い
• 取引実績多数
• ビジネスモデルが秀逸
• 利益率が高い

事業成長に貢献できる、最適な人材採用に実現に向けて、以下のステップで採用活動を強力にバックアップします。

1.基礎研修｜質の高いサービスを支えるプロフェッショナルを育成

葬儀、仏壇、墓石、相続対策といった終活関連事業において、お客様との接点は何よりも重要です。最前線でご遺族様やお客様に寄り添うスタッフ一人ひとりのスキルとホスピタリティ（心からのおもてなし）が、信頼とブランドの確立につながります。
『基礎研修』では、現場で働く全てのスタッフが自信を持って業務にあたり、お客様に最高のサービスを提供できるよう、葬儀業界ならではの専門知識と実践的なスキルを体系的に学びます。
新入社員から経験者まで、それぞれのレベルに応じた内容で、プロフェッショナルとしての土台を確固たるものにします。

2.管理職・経営層向け研修｜組織の未来をデザインし、革新を推進する

変化の激しい現代において、企業が持続的に成長するためには、現場をまとめる管理職と、未来を描く経営層のリーダーシップが不可欠です。特に終活関連事業においては、顧客ニーズの多様化やデジタル化への対応など、新たな課題が次々と生まれています。
『管理職・経営層向け研修』では、組織全体のパフォーマンスを最大化し、新たな価値創造を牽引するための高度な知識と実践的なスキルを習得します。
リーダーシップの強化、戦略的思考力の向上、そして最新技術の導入を見据えた変革の推進まで、「攻めの経営」を強力にサポートします。